HPはソフトウェア・デファインド・ストレージを本格展開!
無償提供HP StoreVirtual VSAを今すぐ試そう!

日本HPによれば、年頭に発表し、話題を集めた「HP StoreVirtual Virtual Storage Appliance」(以下、StoreVirtual VSA)の1TBライセンス(3年間)を無償提供するプログラム<unlock VSA> を利用するユーザーが着実に増えているという。そして、この10月、<unlock VSA>は、新たにHP ProLiant Gen9 サーバーを加え、さらに他社製Intel Xeon processor E5 v3搭載サーバーをもサポートする<StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンス提供プログラム>として生まれ変わった。本特集では、日本HP ストレージマーケティング本部 林正記氏に、本プログラムの強化ポイントと、その背景となるソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS) 市場の最新動向を聞いた。

- まず、最新のSDS市場動向をご紹介ください。

 


Software-Defined Storage
(SDS)とは?
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近年、ネットワークなどITシステムを構成するさまざまなハードウェア製品やコンポーネントをソフトウェアで提供し、シンプルな管理を実現するソフトウェア・デファインドのソリューション(SDx)の注目が高まっています。その中でも、仮想化ソリューションやクラウド環境を導入するための新たなストレージプラットフォームとして、仮想サーバー上に専用ハードウェアと同等の高機能をソフトウェアで提供する、ソフトウェア・デファインド・ストレージ (以下SDS) へのニーズが高まりつつあります。

もともとオープンソースの方が進んでいる分野でしたが、特に、2014年3月にヴイエムウェア社が、SDS製品 ”VMware Virtual SAN(VSAN)” の提供開始を発表して以来、企業システムにSDSを使用しようという動きに加速がついています。StoreVirtual VSAを無償提供する<unlock VSA>プログラムへの登録ユーザー数は、週を追うごとに増加しています。このことからも、市場の盛り上がりを実感しています。

- その背景には何があるのでしょうか?

まず、年々、動画や画像などのファイル、ビッグデータ導入の増加による分析データなど、様々なデータが増えています。それは、パートナーの皆様も普段利用されているデータの増加でもご理解いただけると思います。HPにおいても、ディスクアーカイブ的に動画や画像を保存する案件が着実に増えています。

そのような状況下、ユーザー様からは効率的に、そしてローコストで大容量のデータを保存したいというご要望をいただく機会が多くなりました。以前からソリューションの選択肢として、SDS製品を搭載したx86サーバーを導入し、スケールアウトさせることで実現する動きがありました。しかし、それまでx86サーバーに搭載できる内蔵ストレージ容量が十分でなかったり、当時のSDS製品の安定性から「まだ早い」と判断したユーザーが多かったため、一部の先進的ユーザーを除いて、結局アプライアンス製品を選ぶユーザーが多かったのです。しかし、サーバー性能・容量向上が進むと同時に、アプライアンスはやっぱりコストが高いと感じるユーザーを中心にソフトウェアに再度答えを求めて、SDS導入への機運が高まってきました。そのタイミングでVSANが発表されたことで、一般企業でも導入への勢いがでてきました。

- そこで、今回の<StoreVirtual VSA無償ライセンス提供プログラム>の発表につながるわけですね。

その通りです。本プログラムは、SDS導入の動きをさらに加速化させる目的があります。そして、SDS市場に対して、HPは積極的に投資していくという証しでもあります。

- 続いて、<StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンス提供プログラム>の中核となるStoreVirtual VSAについて教えてください。

 


StoreVirtualが提供する機能
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StoreVirtual VSA は、業界に先駆けて2007年にリリースされ、全世界で100万ライセンス以上の出荷実績があり、市場をリードするSDS製品です。最近では、クラウドソリューション向けには、HP Helion OpenStackのストレージとして、StoreVirtual VSAを選択できるようになっています。StoreVirtualと名前がついているように、スケールアウト、ネットワークRAID、シンプロビジョニングやリモートコピーをはじめとして、iSCSI市場トップであるStoreVirtualストレージが持つすべての機能を標準で提供しています。

従来、可用性の高い仮想化環境を構築するには、外部共有ストレージの使用が基本でした。しかし、StoreVirtual VSAを利用すれば、VMware vSphere あるいはHyper-Vが稼働する複数の物理サーバーに内蔵されたハードディスクやSSDを統合して、仮想的に1つの共有ストレージとして利用できます。そして、仮想共有ストレージを構成する複数の物理サーバー上の仮想マシンを、ネットワークRAIDの機能を利用して冗長性を確保することもできます。つまり、一台のStoreVirtual VSAが止まったとしても、他のサーバー上のStoreVirtual VSAが引き継ぐことでシステムの可用性を実現できるのです。

専用のストレージハードウェアを利用しませんから、省スペースかつ低コストなソリューションです。新たにサーバー上に導入することも可能ですし、リソース効率を最大化するために、現在余力のある稼働中のサーバーを利用することも可能です。容量が足らなくなっても、サーバーやハードディスク、SSDを増設することで簡単にスケールアウトが可能です。つまり、お客様は高価な共有ストレージを購入することなく、冗長性と拡張性を備えた仮想共有ストレージを利用できるようになるのです。

また、運用の観点からも、ハードウェアはサーバーで、VSAはインストールも簡単なので内製化に向いています。ストレージ専任のエンジニアも必要なく、サーバーエンジニアが今までのサーバー管理の知識を活かせることもポイントの1つです。

利用用途としては、VDIやサーバー仮想化の中でも高いSLA(service level agreement)が必要ない社内のファイルサーバーやグループウェア、動画や画像などの大量のデータをアーカイブ的にためておくためのストレージとしての効果が特に高いと思います。

- 他社の競合製品との優位点はいかがでしょうか?

 


Why HP?
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大切なデータを保存するストレージですから、安定と信頼性が第一です。StoreVirtualは、2007年から他社に先行して提供を開始し、多くの実績があり、安定性と信頼性は折り紙付きです。

一例として他社比較すると、StoreVirtualは、常に各ノードに同容量が保存され、リバランスはノードを追加するときにだけ実施されます。そのため、負荷の小さい時間を狙ってノードを追加することができます。コンセプトが似ているヴイエムウェア社のVSANは、あるノードの容量が80%を超えると、自動的にリバランスが行われ性能劣化し、アプリ稼働中など意図しないところで、いきなり性能が落ちたり、最悪アクセスができなくなるようなことが起きる可能性があると言われています。

 


StoreVirtual VSAだけでできる機能
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また、VSANは必ず SSDを必要としますが、StoreVirtualでは、ハードディスクだけでも導入が可能です。簡単な開発環境などであれば、低価格なSATAハードディスクを利用することで導入費用を抑えることができます。他にも多くの優位点はありますが、1つ付け加えるとすれば、VSAN がサポートするのは、VMWare vSphere だけです。一方、StoreVirtualは、加えて、Hyper-Vもサポートしており、今後もオープンをキーワードに多様なサポートを進めていく予定です。VSANは新しいアーキテクチャを使用しているので、後々の移行性を考えた時にロックインを嫌う方や複数ベンダーをご使用頂いている方にも評価頂いているポイントです。

また、他にも他社にはビジョンが優れた製品もありますが、実際には製品としての実績が少なく、未知の障害が多数あったり、アルゴリズムに欠陥があったり、実用に耐えられない製品も多くあります。特にソフトウェア型ストレージは、ハードウェア周りの障害で苦労するはずです。それらに比較すると、StoreVirtualには、多数の実績があり枯れている製品なので、そのようなことはありません。

- では、そのStoreVirtual VSAを無償で利用できる<StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンス提供プログラム>の詳細についてご紹介ください。

 


StoreVirtual VSA 1TB
無償提供プログラム
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有償ライセンスと無償ライセンスの違い
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StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンス提供プログラム」は、HP ProLiant Gen9サーバーおよびIntel Xeon processor E5 v3搭載他社製サーバーを購入されたユーザーに対して、StoreVirutal VSA 1TB ライセンスを無償で提供するものです。

今までの<unlock VSA>プログラムでは、適用されるHP ProLiant Gen8のモデルには制約がありましたが、今回HP ProLiant Gen9 サーバーのすべてのモデルに適用されることになりました。さらに、Intel Xeon processor E5 v3搭載他社製サーバーにも適用可能ですので、ユーザーは、要件に合うベンダーを自由に選択し、StoreVirtual VSAを構成することが可能です。

今回提供するStoreVirtual VSA1TB無償ライセンスは、3ノードクラスターまで拡張可能です。つまり、トータルで3TBの仮想共有ストレージを構成できます。また、自動階層化機能を除いたすべてのStoreVirtualの機能、例えば、ネットワークRAIDやシンプロビジョニングなどを利用できます。さらに、必要に応じて、製品版へのアップグレードでノード数や容量を増やすことが可能ですから、さらに大容量な環境が必要になったときや保守サービスが必要になったときでも安心して導入いただけます。

- StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンスをどのようにして入手して、導入したらいいのでしょうか?

 


さらに…Intelligent Provisioningから
インストール可能
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StoreVirtual VSA 1TB
無償提供プログラム
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2つの方法があります。1つは、HP ProLiant Gen9サーバーへの導入時に使用するHP Intelligent Provisioning機能を利用してインストールする方法です。HP Intelligent Provisioning を使って、VMwareあるいはHyper-V Serverインストール時、StoreVirtual VSAも必要なファイルをインターネットから自動的にダウンロードし、インストールできます。今まで以上に簡単なステップで導入ができるようになりました。

もう1つは、バイナリダウンロードサイトから、バイナリを取得して、インストールする方法です。こちらの方法は、Intel Xeon processor E5 v3他社製搭載サーバーに利用します。また、HP ProLiant Gen9サーバーにもこの方法を利用してのインストールも可能です。

2つの方法とも、ダウンロードの際にEntitlement番号を入手できますから、ライセンスを取得し適用します。

- HPパートナーは、どのようなユーザーに提案していくのがいいでしょうか?

現段階としては、いずれも実績のある4つの領域への提案が適しているのではと考えています。

 


StoreVirtual VSAの事例
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  1. 安価な共有ストレージを求めているユーザ
    VSANなどのSDSに理解があるユーザーに対して、StoreVirtualの優位点を紹介し、提案するものです。
  2. IaaS/PaaS/SaaSなどのサービスプロバイダー向け
    競争力がある外部向けサービスを作るために、運用やサポートの容易さを実現しつつ、低コストでストレージサービスを提供する必要があるユーザー向けです。特に、最近増えているホワイトボックスサーバーを検討しているユーザーにも、最適なソリューションです。
  3. 限られた予算で事業継続システムを導入しなけばならないユーザー
    計画時には予定がなかったけれど、急遽災害対策として導入しなければならないような場合です。この場合、StoreVirtual VSAを採用し、ストレージコストを抑え、本番サイトと遠隔サイト間でリモートコピー機能を利用して、事業継続システムを導入できます。
  4. オールフラッシュストレージを導入したいが、高価で導入できないユーザー
    オールフラッシュが価格の所で引っかかっているユーザーに対して、x86サーバーにSSDとStoreVirtual VSAを搭載し、簡易オールフラッシュストレージとして利用するものです。

これらの領域に対して、今後日本HPではイベントやテレマーケティング、オンラインでの広告などを行って、積極的にデマンドを喚起したいと思います。事例については、積極的に横展開をしたいと思いますので、各種のプログラムで支援させていただきます。事例化の可能性がある場合は、ぜひご一報ください。

- 最後に、HPパートナーへのメッセージをお願いします。

ストレージ市場において、SDSが盛り上がりを見せてきていますので、そのデマンドを逃さず、一緒にビジネスを伸ばしていきましょう。特に、ヴイエムウェア社をはじめとして、SDS専業のベンダーがお客様へ直接アプローチし、導入を検討していることも多いので、StoreVirtual VSAの提案で、お客様を掴んでいただけるようにお願いしたいと思います。

 


「ストレージ量的緩和」
キャンペーンご案内
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他社ツールを検討・検証されているお客様には、この1TB無償ライセンスプログラムを有効なツールとして活用していただきたいです。

また、加えて、HPストレージ製品の導入促進をサポートするプログラム「ストレージ量的緩和キャンペーン」を2014/12/15(月)より開始いたします。この機会に、HPストレージ製品を積極的にご提案ください。

パートナー様には、今年もお世話になりました。2015年も、よろしくお願いいたします。

SDSという新しい波が、ストレージ市場で盛り上がる今、HPパートナーには、年度末向けに、この<StoreVirtual VSA 1TB無償ライセンス提供プログラム>を足がかりとして、ぜひビジネスにつなげて欲しい。

HP Partner News 2014年12月16日号 特集記事]
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