HPの業界特化タブレットはこう売る!

 
「教育市場でのタブレット導入が加速」
※インテル株式会社予測値
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先日、本ニュースのプレゼントアンケートで読者に聞いた「特集で取り上げて欲しいネタは?」の質問の回答でも、「タブレットの活用術や事例」についての要望が多く、タブレットへの関心・注目度が上がっていることが伺える。Intelの予測によれば、教育分野におけるタブレットの出荷台数は、2015年に300万台、2018年には650万台、そして2020年には1000万台に達するという。特に、教育、医療、建築、小売りサービス分野での採用が大きな成長を示している。

このように拡大するビジネス向けタブレット市場に対して、HPは、マルチOSサポートや、機能の提供により、さまざまな利用シーンに対応できるタブレットを発表した。 今回は、これらのビジネスタブレットのセールスポイントをストーリー仕立てで紹介しよう。

 

中堅IT企業でかけだし営業のシロキさんとクシマ先輩のやりとりで、セールスの要点を分かりやすく解説することとする。

 
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シロキ:あ、こんにちは、クシマ先輩。

     

クシマ:おー、シロキさん。元気そうだね。

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シロキ:今、外回りから帰ってきたところなんです。2月下旬ですけど、まだまだ寒いですね。

     

クシマ:この時期の外回りは大変だよね!ところで最近の商談ネタは何が多いの?

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シロキ:あ、ちょうどよかったです!先ほどお客様が「HPがビジネスタブレットを8種類出したんだけど、数が多くてどれがどういいのかわからないから、簡単に説明してよ」って、おっしゃっていたのですが、まだ情報掴み切っていなくて、宿題で持ち帰ってきたんです。

     

クシマ:先月発表したタブレットだね。つい先日HPのセミナーに行って話を聞いてきたところだから、グットタイミング! 少し、レクチャーモードで教えてあげるよ。

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シロキ:助かります!ぜひお願いしまーす!!

     

クシマ:えらい、調子がいいなぁ。ま、いいか。 まず、今後のタブレット事業の戦略を立てるに当たって、HPはグローバルで企業のCIOクラスにインタビューしていて、今後モビリティがインターネットの登場と並ぶくらいのインパクトをビジネスにもたらすということがわかったそうなんだ。そこでわかったモビリティへのニーズを基に今回のタブレットを開発したそうだよ。

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シロキ:モビリティへのニーズですか??

     

クシマ:そう。モビリティ(mobility)というのは、英語で動きやすさ、可動性、流動性、機動性という意味だけど、IT分野だとタブレットやスマホのようなモバイルデバイスを機動的に活用していくという感じかな。その活用方面としては、これからどんどんと広がっていくと予想しているようだよ。大きく分けると、3つの用途に分けられるらしい。

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シロキ:3つですか? メールやウェブを見たり、プレゼンテーションしたりは想像つくんですが。

     

クシマ:それも3つのうちの1つで、かっこよく言うと「コンテンツ閲覧とコラボレーション」。
2つ目は、スーパーのレジや宅配便の配送処理なんかの仕事の効率化に利用する「業務フローのモバイル化」。
3つめは2in1 PCのような、ノートPCの性能とタブレットの機動性を併せ持つような「ノートPC活用のニーズの拡大」。


「企業におけるモバイルデバイスの用途とニーズ」
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「HPの考えるモバイルデバイスポートフォリオ」
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その3つの用途と、企業規模や業界に合わせて、モバイルデバイスのポートフォリオを定義したんだ。

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シロキ:そうなんですか。ちなみにその3つの用途で一番ニーズが高いのはどれですか?

     

クシマ:「業務フローのモバイル化」が50%でもっとも高いね。「コンテンツ閲覧とコラボレーション」が40%、「ノートPC活用のニーズの拡大」10%と聞いたよ。
つまり、業務や業界に特化したタブレット利用が増えるということだね。

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シロキ:具体的には、それぞれの用途でどういうタブレットを提案したらいいんですか?

     

「タブレット新製品8機種とアクセサリを発表」
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クシマ:「コンテンツ閲覧とコラボレーション」用途には、HPのコンシューマー向けタブレットがいいよ。米国でも昨年後半に25%も出荷が増えたくらい、魅力的な製品が多いからね。「ノートPC活用のニーズの拡大」用途には、先月のHPのパートナー向けニュースでも紹介されていたHP Elite x2 1011 G1だね。オプションのWiGigを採用したアドバンスド無線ドッキングステーションも忘れずにね。そして、「業務フローのモバイル化」用途には、今回発表された8種類のタブレットということになるんだ。

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シロキ:そうなんですね。今回発表した製品はそのもっとも高いニーズを満たすために開発・販売されたわけですか。ただ、「業務フローのモバイル化」というイメージがよくわからないです!

     

クシマ:そうだなー。普段から、どういう人がどういう仕事をしているかを見ていると想像しやすいと思うよ。 例えば、業務用途のタブレットが増える業態の1つが、小売りサービスということで、HP ElitePad リテールケースが開発されたんだ。HP ElitePadと組み合わせて持ち運びできるから、お客様の席で決済もできるようになるよね。決済には、サードパーティー製の決済デバイスを取り付けることで、磁気カードやNFCにも対応できる。
あと、機器の点検や修理をするサービスマンや、アパレル店員などの立ち仕事をする人向けには、片手で持てるけど、大きい画面の8インチタブレット HP ProTablet 408がある。こちらは、フチを2重にすることで、落とした際の衝撃を吸収できるようにといった工夫がされているんだ。


「HP ElitePad リテールケース」
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「HP ProTable480」
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シロキ:なんとなく、わかってきました。他にはどういうタブレットがありますか?

     

クシマ:やっぱり、今後の国内市場を考えると、高齢化社会ということで医療/介護、そして2020年東京オリンピックに向けて、建設/土木に注目することになるね。そこで、HPが発表したのが、「HP ElitePad 1000 G2 看護タブレット」と「HP ElitePad 1000 G2 頑丈タブレット」だよ。

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シロキ:またずいぶん具体的なネーミングですね。

     

「ElitePad 1000 G2 看護タブレット」
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クシマ:そうだよ。HP ElitePad 1000 G2 看護タブレットは、病院や介護に従事する人向けに設計されたんだ。耐久性が高いジャケットには銀イオン抗菌処理されているので、衛生的で手入れが簡単。そして、IP 54という国際規格の防塵、防水仕様を満たしているので、ほこりにも強いし、液体を扱うことの多い医療関係では強みを発揮できるはずだよ。さらに、タブレットには2次元バーコードリーダーが搭載されていて、医薬品などの管理もできて、医療ミスを防ぐためのチェック作業にも活用できると聞いたよ。

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シロキ:なるほど、なるほど。ウチの奥さんが看護師なので、現場にこれがあったらどう便利か聞いてみますね。

     

「ElitePad 1000 G2 頑丈タブレット」
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クシマ:HP ElitePad 1000 G2 頑丈タブレットは、建設や土木作業現場等で使うのにぴったり。IP65というIP54よりもさらに強力な防塵、防水性能を満たしていて、HPのビジネスPCの特長でもある、信頼の米軍調達基準に適合している。長時間駆動のための追加バッテリ、建設現場で使われるいろんな測定機材を接続できるようにUSBやシリアルポートなどのI/Oポートと2次元バーコードリーダーも装備している。過酷な環境でも安心して使える仕様になっているんだ。

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シロキ:すごいですね。あと、学校なんかの教育用はどうですか? ときどきテレビなんかで、タブレットを使った教育ってニュース見るんですけど。

     

クシマ:お、いい業種に気がついたね。教育分野のタブレット導入は、国内でもグローバルでも今後急拡大が見込まれているんだ。HPでは今回、Windowsベースの「HP Pro Tablet 10 EE G1」と、Androidベースの「HP Pro Slate 10 EE G1」を発表したけれど、どちらも、子供が学校で使う環境をよく考えてあるんだよ。


「子供が教室で使うことを考えて開発しました」
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例えば、安全、安心という点では、筐体にラバーコートの耐衝撃加工を採用していて、落としにくいし、落としても、70cmからの落下にも耐えられるほど頑丈なんだ。特に小学生くらいだと、落としてしまいがちだしね。あと、スタイラスペンはストラップ付きで本体に格納できるから、大人でもやりがちな紛失を防げる。学校だから埃っぽかったり、通学中に急な雨で濡れたりすることもあると思うけど、IP 52の防塵、防滴性能だけでなく、本体ポートに蓋をしてカバーできるので、さらに故障しにくいようになっている。

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シロキ:いいですね。ただ、低学年だとタッチ式のタブレットでもいいと思いますが、中学、高校と高学年になってくると、キーボードを使うシーンも出てくると思いますけど、どうですか?

     

クシマ:そうだね。オプションでキーボードを装着することもできる。しかも、意外に思うかもしれないけど、このタブレットは無線でなくて、直接接続する設計になっているんだ。テレビのニュースで、教材のダウンロードでネットワークが混雑してしまって、授業中にダウンロードが終わらなかったなんていう話も聞いたことあると思うけど、実は今、教室の環境でITを使った授業で問題になっていることの1つが、ネットワークの混雑なんだよ。だから、オプションのキーボードは、あえて無線ではない製品になっている。

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シロキ:考えてますねー。私のお客様は教育関係も多いので提案に行きたいのですが、何か注意すべき点はありますか?いいところはうかがったんですけど。

     

「教育業界のソフトウェア企業と連携・協賛」
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クシマ:教育関係での採用の重要ポイントは、やっぱり教育用ソフトウェアっていうことになるね。HPのサイトにも掲載されているISVの動向をきちんととらえておくことが重要だよ。HPによれば、これらのISVと検証実験などもしていくそうだから、動向をフォローしておいてね。あと、入札案件になることも多いので、IP52の防塵、防水加工が必要と言う条件設定だとHPタブレットは優位な仕様になると思うよ。その条件に当たらない製品はライバルじゃなくなるからね!

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シロキ:ほぉ。それは思いつきませんでした!参考になります。
それと気になっているのは、さっきAndroid製品も挙がっていましたが、Androidは管理者権限を乗っ取られる可能性が高いのでセキュリティには気をつけるようにと言われていますが、大丈夫なのでしょうか?

     

「HP Pro Slate 8 & HP Pro Slate 12」
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クシマ:セキュリティは重要だよね。だからHPでは、セキュリティを強化したセキュアAndroid を搭載した製品を発表したんだよ。12インチのHP Pro Slate 12、8インチのHP Pro Slate 8 がそうだよ。このセキュアAndroidは、WindowsでいうとTPMとBitLockerにあたるセキュアブート、ハードウェア暗号化、セキュアキーストレージに対応しているんだ。

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シロキ:そうなんですか。一言にAndroidといっても、安心できるものもあるんですね。他にセールスポイントはありますか?

     
 
「HPディエットペンでタブレットの用途が広がる」
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クシマ:やっぱりHP デュエットペンだろうね。
Qualcomm社のSnapdragonデジタルペン技術を採用したものなんだ。今のところ、HPだけが製品に組み込んで市場に出しているんじゃないかな。タブレット上に書いた文字はもちろんのこと、近くの普通紙に書いた文字も認識して、自動的にデータに変換してくれる優れもの機能だよ。これは見てみないとわからないと思うので、借りてきたHP Pro Slate 12を使ってデモしてみよう。
こうやって、タブレットに手書きで入力しても、自然に変換してくれるし、やっぱりこれだよね。

タブレットの横にこんな風にノートを置いてあげて、図を書いてみると。。。タブレットを見てごらん?

 
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シロキ:おー!!ノートに書いた図が、同時にタブレットに反映されている!すごい!

     

クシマ:だろ! 私も初めて見たときに不思議だったんだよね。これを使うと便利そうな業務は思い浮かぶかな?

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シロキ:まずは、議事録作成ですかね。あとは、営業が商談中のメモをとって、そのままデータにしてSFAに登録するとか。あ、アンケートに使って、そのままOCRで処理して、今はやりの非定型データのビッグデータ入力端末にするとか。

     

クシマ:いろいろイメージできるようになってきたね。いい感じ、いい感じ。このHPデュエットペンは、ツールキットとSDKが公開されているので、これを使って、ISVやソリューションプロバイダーが自分たちで独自のソリューションを作って、製品に組み込んで販売するというアイデアもあるよね。
帳票入力や電子ノートなんかのソフトウェアも組み合わせできるかもしれない。アイデアは、無限だから、心当たりのあるISVに声をかけてみるのもおもしろいと思うよ。

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シロキ:それはほんとにありですね!すぐ知り合いのソフト屋さんに活用方法相談してみます。ありがとうございます。これでお客様の質問にも答えられるし、新しい提案もできそうです。

読者のみなさんも、タブレットの提案方法をイメージできただろうか?


今回発表したビジネスタレットとオプションは、教育、医療、建築、小売業など、さまざまビジネスに対応するモバイル・ソリューションとして展開可能だ。HPでは今後、提案のアイデアを広げるワンデイワークショップや実際に検証するための機器も用意する予定だと言う。


  日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 テクノロジー・ソリューション統括本部長 九嶋俊一
 

最後に、日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 テクノロジー・ソリューション統括本部長 九嶋俊一氏に、パートナーへのメッセージを聞いた。


「いつも、HP製品をご拡販いただき、ありがとうございます。弊社は、成長するタブレット市場に、コンシューマー製品だけでなく、産業・業種ごとに特化した製品を提供する唯一のベンダーだと考えています。
市場は、実際の製品が投入されることで動いていきます。ゆえに、タブレットを利用した業務システムへの展開は、ビジネスを進めることで浸透していくと考えています。それには、アート引越センター様の店舗業務改革事例のように、効果がイメージしやすい事例を公開し、展開していくことが最重要項目だと理解しています。これに関しては、成功事例を語って頂けるパートナー様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をいただければ嬉しいです。HPはパートナーのみなさまと、今後盛り上がり続けるタブレット市場をリードしていく所存です。これからもパートナー様を全力で支援させていただきますので、よろしくお願いします。」

業務の効率化という観点では、日本企業はいままで多くのイノベーションを生み出してきた歴史がある。この歴史に、HPのビジネスタレットを提案して歴史を作ってみることもできるかもしれない。HPパートナー企業には、ぜひチャレンジして欲しい。


ビジネスタブレットを拡充、業種別専用端末を含む8製品を発表(プレスリリース:2015年01月26日)
HPビジネスタブレット

HP Partner News 2015年2月24日号 特集記事]
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