≪導入事例≫自社導入経験をお客様へソリューション展開!kbs社【青森】

 

  (株)ビジネスサービス

今年で設立40周年を迎える株式会社ビジネスサービス(以下、kbs)  は、青森市に本社を置き、青森県内で、ICTシステムの開発や構築、コンピュータショップ『パワーデポ』、ドコモショップ、インターネットプロバイダー『JOMON』を行っている地域を代表するソリューションプロバイダーである。kbsは、地元密着でICTソリューションを提供する企業イメージを Jimo = 地元 と solution = ソリューション を組み合わせて、『Jimo-lution (ジモリューション)』と名付け、使う人の近くで、使う人の気持ちでICTソリューションを展開する。


(株)ビジネスサービス 本社

(株)ビジネスサービス 本社

  青森支店

青森支店

  弘前支店

弘前支店

  八戸支店

八戸支店


そのkbsが、社内外で高まる無線LANソリューション整備への要求に対応するため、まず、自社ネットワーク環境をHP無線LAN製品で刷新し、そのノウハウを地域のお客様に展開することになった。

HPネットワーク機器導入の背景

株式会社ビジネスサービス ソリューション営業推進部 マネージャー 高松 政彦氏

株式会社ビジネスサービス
ソリューション営業推進部 マネージャー
高松 政彦氏

 

kbsでは近年、社員の働き方の変化、スマートフォンやタブレットの浸透など、社内でより快適な無線LAN環境に対する必要性が高まってきていた。しかし、既存の無線LAN環境には、いろいろと課題があったという。

「iPad が発売された2010年頃に、社内で無線LANを使いたいという声が上がってきました。その頃は、まだまだ社内での無線LANの導入は世間的にも進んでいませんでしたので、コンシューマー向けの無線LANを配置して使い始め、その後、それと同等の構成を各オフィス・各店舗に展開しました」と語るのが、ソリューション営業推進部マネージャー 高松 政彦氏だ。

「無線LANを導入し始めた当初は、接続する端末数が少ないことはもちろん、県内でも無線LANを導入している企業や組織が多くなかったため、近隣のオフィスからの電波干渉もなく、また、トラフィックが遅いということもありませんでした。しかし、社員がスマートフォンやノートパソコンを無線LANに接続することが徐々に多くなり、さらに、展開する県内各地の店舗でも、接続台数が10台、20台と増え、ネットワーク帯域も飽和状態に近づき、例えばWindows Updateを一斉に実施すると、接続スピードが遅くなり、作業に支障をきたすようになってきました」(高松氏)

  株式会社ビジネスサービス ソリューション営業推進部 主任 坂下 悟氏

株式会社ビジネスサービス
ソリューション営業推進部 主任
坂下 悟氏

さらに、「管理・運用面にも課題がありました。社内でネットワークに接続できないという連絡を受けても、コンシューマー向けの無線LAN機器では対応できることがほとんどありません。そのため、問題の解決に時間がかかるということがよくありました。また、管理面でも、機器のMACアドレスに対してセキュリティを設定していましたが、その登録は手作業で実施していたため、登録台数が増えるにつれ、管理が非常に面倒になっていました」と高松氏は話す。

このような背景から、「現状の無線LAN環境は限界であろうという結論になり、2014年5月から、新しい社内の無線LAN環境の検討を開始しました」と、今回の導入をリードした、ソリューション営業推進部主任 坂下 悟氏は説明する。

システムの検討から、HPネットワーク製品採用について

まずは情報収集から開始した当初、HPネットワーク製品は候補に挙がらず、他社製の法人向け無線LAN製品から評価をしたという。

「HPは、弊社でも販売実績のあるサーバーやPCは思い浮かびましたが、正直言って、ネットワーク製品が頭に浮かびませんでした。そのためまず検討したのは、当社でも実績のあるC社やM社の製品などでした。しかし、日本HP営業から、無線LAN製品への取り組み、そして、羽田空港(東京国際空港ターミナル株式会社様)の採用事例を含めて、HPネットワーク製品の紹介をされる機会があり、これは検討に値すると理解したのです」と高松氏は、HPネットワーク製品検討のきっかけを話す。

そして、情報収集に加えて、技術検証や導入費用などの検討に入ることになった。まず、技術的な視点からの検討を進めたという。検討にあたっての課題はなかったのだろうか?

「数社の機器について、実機を使った検証を行いました。私もインターネットサービスプロバイダー事業を担当している関係で、C社製品をはじめとするネットワーク機器の知識があったことと、さらに、お客様にネットワーク機器を含め、トータルでITソリューションを提案・構築していることもあり、検証作業を含めて、大きな問題はなく済みました」と、坂下氏は述べる。

検討段階での、HPネットワーク製品のメリットは何だったのだろうか?

 
自律/制御モードのいいとこ取り
クリックで拡大
 
 
ライフタイム保証
クリックで拡大
 
 
HPネットワーク採用により
年間最大66%のTCO削減効果を実現
クリックで拡大
 

「ハードウェアは、故障がまったくないということはありません。コントローラーが故障すると、その配下のネットワークがすべて停止するというネットワーク機器ベンダーもありますが、そういった状況は絶対に避けたいと考えました。HP無線LAN製品は、たとえコントローラーが故障しても、アクセスポイントが自立モードでネットワークに接続できることも大きなメリットです。」(坂下氏)

そして、最終的な決め手となったのは、ライフタイム保証だったという。

「HP無線LAN製品には、ライフタイム保証がついています。さらに、電話サポートの体制もしっかりしていることも、安心できるとポイントと考えました。ネットワークは日々利用するものですから、保守体制の構築や、運用について慎重に考えなければなりません。それらを総合的に評価し、他社製品に比べ、トータルコストでHP無線LAN製品が一番コストパフォーマンスが高いということ、そして今回導入するシステムは、今後お客様に提案していくという方針もありましたから、販売店への支援施策も含めて検討し、採用の方向性を定めました」と高松氏はいう。

さらに、kbsが毎年開催するICTソリューションの展示会場内で使用する無線LANサービスとして、HPネットワーク製品を使って、スペックだけでなく、実際の環境での性能検証などの技術的な裏付けをとることで、2014年12月に最終的な判断をしたという。

「当社では毎年、青森市・弘前市・八戸市で自社主催の展示会を行っています。出展者の展示機器の接続や、セミナー用機器の接続に無線LANを使用していますが、従来は一部の来場者から、遅い、あるいは接続できないという不評をいただいていました。
そこでこの展示会場での無線LAN基盤として、HP無線LAN製品を採用することにより、性能の技術検証ができると考えました。2014年の開催では、会場ごとにアクセスポイント1台で100台程度のデバイスのアクセスがありましたが、性能的にも、接続性にも問題は発生しませんでした。その結果を以って、HP無線LAN製品で大丈夫だと自信を持ちました」と高松氏は説明する。

新無線LANネットワーク稼働とナレッジの展開

無線LANネットワークの構築は、2015年3月から開始された。まず、本社オフィスから導入を始め、徐々に県内各地のオフィスや店舗へと広げているという。最終的に、コントローラーはHP MSM720 Controller 11台、アクセスポイントは、HP 560 802.11ac Dual Radio Access Pointを、バックアップ機1台を含む38台を導入する。

高松氏は、「当社では2014年末に、社員にタブレットPCを配布するなど、スマートデバイスとネットワークを業務でさらに活用したいということで、無線LANだけでなく、有線LANも含めて今回のネットワークの再構築を実施しています。
社内外からのよりセキュアなアクセスや端末認証のために、VPN装置や証明書認証ソリューションも同時に導入しています。それにより、例えば社内の権限に合わせてアクセス制限をかけるなどの制御も行っています。さらに、当社にお越しいただくお客様にも無線LANを活用していただこうと、社内用のSSIDとゲスト用のSSIDを分けて提供する、マルチSSID環境も用意しました」と、まず今回の無線LANソリューション導入は、単なる機器導入だけではないことを強調する。

そして、

「新ネットワークに現状、問題は発生しておらず、順調に稼働しています。以前は、目の前にアクセスポイントがあっても接続が切れたり、あるいは、ネットワークを探しに行ったりという動作もありましたが、今はそういうことがありません。ネットワーク速度も上がっています。」と、高松氏は続ける。

「私自身は、インターネットプロバイダーの業務を担当してきましたので、ネットワークの概念や、特にC社製品を使った構築など、ネットワークについては経験が多くありました。HPネットワーク製品については、C社製品に近い感覚でしたので、スムーズに理解し、構築につなげることができました。各リモートオフィスや店舗にあるアクセスポイントも、コンローラーを経由して管理できるようになりましたので、非常に業務効率が上がりました。」と、その成果を坂下氏は話す。

今後の展開については、どうだろうか?

高松氏、坂下氏とも、今回得ることができたHP無線LANソリューションの知識を展開していきたいという。

「青森県内においても無線LANへのニーズは高まっており、無線LANを含めたネットワークソリューション提供に力を入れています。当社が抱えていた課題は、多くのお客様にも当てはまると思いますので、自社への導入事例は非常に説得力があると考えています。お客様には、HP無線LAN製品の貸し出しも行い、実際に体験していただき、トータルシステムとしてHP無線LAN製品を提案していきたいです」と高松氏。

坂下氏は、「この青森県内においても、社内・外どこにいてもネットワークに接続して、仕事ができるといったオープンオフィスへのニーズが高まっています。これを、当社全体のネットワークでまず導入できたことで、今後お客様への展開ができるようになりました。今回のソリューションは特に、複数の拠点や建屋をお持ちの自治体や学校、企業などに提案していきたいと考えています」と述べる。

青森県内のkbs既存顧客に対しても、新規の顧客にも、より快適な有線LANと無線LANのネットワーク環境への移行提案も積極的に行っていくという。

今後の日本ヒューレット・パッカード株式会社への期待または要望

最後に、日本HPへの期待と要望を聞いた。

「HPネットワーク製品の認知度をさらに高めていって欲しいと思います。また、当社の支店にいるエンジニアにもどんどんと構築してもらいたいと考えていますので、デリバリーに役立つドキュメント類の充実をさらに期待します。ネットワークは技術の進化が早い領域ですので、タイムリーにコストパフォーマンスの高い製品をリリースしてほしいです。普段から勉強会やセミナー等の支援をいただいていますが、今後とも継続していただけるとうれしいです。」

地域のお客様の近くで、お客様の立場に立って、ソリューションを提案するkbsの方針に共鳴するHPパートナーも多いだろう。ぜひ、今回の事例を参考に、事業拡大のヒントにしてほしい。

HP Partner News 2015年6月9日号 特集記事]
本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、
閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。