1台で3役をこなす「3 in 1」、次世代型タブレットPCの新製品が登場!

2015年12月10日、日本HPは新たなタブレットPC「Elite x2 G1 1012」(以下、1012)を発表した。市場にさまざまなタブレットPCがあるなかで、本製品をお客様に勧める際のポイントとなるものは何か。1012の魅力とともに、今後広がりが期待される利用シーンをお伝えする。

●デスクトップの良さもフル活用の「3 in 1」

パーソナルシステムズ事業本部 クライアントソリューション本部 本部長 村上 信武氏

パーソナルシステムズ事業本部
クライアントソリューション本部 本部長
村上 信武氏

 

 1012は2015年春に日本HPが発売したElite x2シリーズの「Elite x2 1011 G1」(以下、1011)後継機である。このElite x2シリーズの最大の特徴は、タブレットとしてもノートPCとしても使用できるだけでなく、デスクトップPCの魅力も味わえる点である。

なにせCPUには、低消費電力と高パフォーマンスを兼ね備えた第6世代のIntel® Core™ M プロセッサーを採用。ファンレスデザインと約10時間の長時間駆動を実現する、モバイルとは思えないほどの“タフな心臓”を持ち歩けることになるのだ。

 「タブレット、ノートPC、デスクトップPCという3つの利用シーンで活躍するElite x2の特性を分かりやすくお客さまにアピールするために『3 in 1(スリーインワン)タブレット』というコンセプトを改めて打ち出すことにしました」と話すのは、同シリーズの日本の製品責任者である村上 信武氏だ。

 Elite x2はワイヤレスドッグ(別売・2万5000円)とつなげることによって、デスクトップが持つ拡張性を実現。このワイヤレスドッグには、USBはもちろん、VGAやLANの接続ポートがあるため、大画面のディスプレイや各種モバイル、オーディオ類と接続することができる。

 
画期的なワイヤレスドッキング機能
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 こうしてタブレットPCであっても、デスクトップPCのように拡張性が高く、大型ディスプレイや普段使いのキーボードをあわせて使用することも可能になるというわけだ。
 市場に幾多ある「2 in 1」と言われるタブレットPCのなかで、デスクットップのメリットも享受可能な「3 in 1」は、Elite x2の最大の訴求ポイントと言えるだろう。

 なお、本体とワイヤレスドッグは、Wi-Gig(IEEE 802.11ad)によって高速接続でき、ミラーリング時のタイムラグがほぼ気にならなくなっている。もちろん、有線LAN接続も可能だ。

 3 in 1の特性を活かした教育現場への導入事例もある。「授業を行う先生はタブレットを持って教室を歩きながら、自分が見ている内容を即座に大画面のプロジェクターやディスプレイに映すことができます。そういった点が評価されて導入実績も増えています」と村上氏は話す。

 このようにすでに多くの導入実績があることも、3 in 1の利便性をアピールする際の大きな武器となるだろう。

●使いやすさを追求したフォルムと高い堅牢性

 そして新製品の1012は、3 in 1コンセプトをベースにさまざまな新機能が追加され、改良が加えられている。

 まずは、そのフォルムと全体像から注目したい。タブレット本体は8.05mmの薄さで840gの軽量を実現、大きさは1011(11.6インチ)よりもやや大きめの12インチ。縦でも横でも使いやすい縦横比3:2(1920×1280)で、トレンドのサイズを採用した。


圧倒的な薄さ・軽さ
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縦でも横でも使いやすい
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 1012は背面スタンドによって最大約270度まで傾斜し、どのような傾きであってもしっかりと固定できるようになっている。そのために、スタンドと本体を接続するヒンジ部分に工夫を凝らした。「ヒンジ部分の調整は、開発が非常に苦労した点と聞いています」と村上氏は明かす。

 そして、タブレットに接続して使用するキーボードは1.5mmのストロークを確保、しっかりとした打刻感を実現した。「キーボードはビジネスで長い時間使うものなので、使用感の良さは重要だと考えています。キーを打つとキーボード自体がたわんでしまう他社製品もあるなか、当社では打刻感を妥協できないポイントとして取り組みました」(村上氏)とこだわりも強い部分だ。


「ほしい」を全部、3 in 1 タブレット
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こだわりのキーボード
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 キーボードのタッチパッドは、クリック感のある大きなサイズを採用。左上をタップすることで、簡単にオン/オフする機能も搭載。またキーボード単体では1011よりも軽量化している。こうして1012は全体として、軽量で利用しやすく、かつスタイリッシュな仕上がりとなっている。

 
圧倒的な耐久性
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 なお、このような軽量でスタイリッシュなフォルムを実現する一方で、1012の堅牢性はほかのHP製品と同様に非常に高い。約5万項目、11万5千時間の過酷試験に加えて、米軍調達基準に対応しており、まさに「HP品質」と言える圧倒的な堅牢性を兼ね備えている。

 さまざまな利用シーンが想定されるタブレットPCだからこそ、このフォルムと堅牢性は本製品を勧めるポイントとしてぜひ強調しておきたいところだ。

●遠隔オフィス間のやりとりをスムーズにするノイズキャンセル

 
プレミアムオーディオ搭載
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写真も映像もきれい残したい
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業界最高水準のセキュリティ
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 オーディオも進化している。1012では、北欧の高級オーディオメーカーであるBang & Olufsen(バング・アンド・オルフセン) のステレオスピーカを新たに搭載、最高の音質にこだわった。

 さらに、ノイズキャンセリング機能を提供する。ノイズキャンセリング機能とは、音を拾う方向を調整し、人の声の周波数帯を増幅することによって周囲の騒音をカットし、PCを利用している本人の声のみをクリアにひろう機能である。
 ノイズキャンセリング機能はHPの秋製品から搭載されている独自機能だ。外出先やオフィスの自席といったまわりの音が気になる場所からWeb会議をするケースなどを想定している
(参照:デモンストレーション映像  )。

 一方、画像に関しても、HDR対応オートフォーカスカメラとLEDフラッシュを別に搭載、写真はもちろん高い映像画質を実現した。
 人がさまざまな場所に分散して仕事をしながら、顔を見てやりとりをするビジネスシーンはこれからますます増えてくるはずだ。その際PCを介してクリアな音声と映像で手軽にコミュニケーションできることが、仕事をスムーズに進める手助けになることは、間違いないだろう。

 そして、持ち運んで利用するうえで不安が大きいセキュリティに関しても、業界最高水準のレベルのものを提供する。BIOS保護のほか、ストレージの暗号化、データ完全消去機能、デバイスをクラウド上で一元管理できるMDM“HP Touchpoint Manager” (有償)にも対応している。
 セキュリティに関する機能のなかでも、1012で大きなポイントとなっているのは「Windows10 Hello」の生体認証に対応した指紋認証機能だ。指紋認証リーダーを新たに搭載することで実現した。

 さらに、持ち運びの際に気になる電力に関しても、フル充電で【約10時間】の持ちを実現。充電ポートと兼用のインターフェースはこれが唯一の有線インターフェースなのだが、最新のUSB規格であるUSB-Cポートを採用。タブレットとして実装したのは他社を先駆けており(Partner News編集部調べ)、これからのタブレットとして申し分ない拡張性である言える。

●注目!新型ペンで紙のような書き心地を実現

 
紙のような書き心地
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 1012が数多くもつ訴求ポイントなかでも「書き心地が本当に素晴らしい。ぜひ体験してもらいたい」と村上氏が強く推すのが、タブレット用の新型ペン(標準搭載)である。業界トップベンダーのワコム製品だ。

 新型ペンはアクティブ静電結合方式(Wacom AES)が採用されており、2048段階の筆圧を感知して線の太さ細さを反映する。そして、傾けた状態でもペン先がずれず、適度な摩擦力で、まるで紙に手書きするようなスムーズな書き心地を実現している。幅広い描画ツールに対応しており、漫画家などプロの利用も想定している。

 また、便利な機能も付加されている。ペン先の上部には消しゴムや右クリックとして利用できるボタンを搭載。ペンの頭部ボタンでは、シングルクリックでアプリを起動、ダブルクリックでスクリーンキャプチャを撮影することが可能となっている。さらに、長期間バッテリ交換が不要の設計になっていることも嬉しいポイントだ。

 タブレットと電子ペンを利用するビジネスシーンも最近は増えている。たとえばよく見かけるのが、電子署名だ。実際、1011は大手生命保険会社へ導入されており、ペンを利用した電子署名の利用実績もすでにあるという。

●今後の市場拡大が見込める3 in 1+電子ペン

 「タブレットというと情報を映し出すためだけのものと思われていましたが、3 in 1の利便性と高性能のペンによって、さまざまな活用シーンが想定できるはずです」と村上氏は言い、前述した教育や生命保険といった分野だけでなく、対面でお客様とコミュニケーションをとるすべてのシーンにおいて活用の幅が広がると指摘する。

 たしかに今後、コミュニケーションツールとして優れたタブレットを利用し、ペン入力でその場で契約までを完了するという業務フローも多くなってくるかもしれない。

 
スペック・構成
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 たとえば、証券や銀行窓口で顧客へさまざまな商品やサービスを提示し、契約を完了することもできる。また、医療分野においてはMR(医療情報担当者)から医者へさまざまな提案をするシーンでも同様に行うこともできるだろう。

 そして、企業にとっては営業のためだけにタブレットを購入するのではなく、作業用のPCとし利用することで、社員の業務効率があがり、同時にコストも抑えられる。

 パートナーの皆様には、このような市場の拡大を視野に1012の特長を理解していただき、ぜひお客様へ利用方法も含めた提案をしていただきたい。
 ※1012のスペックは右記のとおり。

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日本HP Partner News 2015年12月22日号 特集記事]
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