5月24日、Spectre(スペクトル)シリーズの待望の新作が発売された。「美しきPC」として大反響を呼んだHP Spectre13-4100 x360(以下 x360)に続く、最上位ブランドの最新モデルHP Spectre 13は「ラグジュアリーPC」と呼ぶにふさわしく、装い新たに進化した。

●MacBookと比較検討して購入したという声が多数

 SpectreはコンシューマーPCの最上位、「プレミアムブランド」という位置づけ。名前はラテン語のSpecto(見る)に由来し、その美しいフォルムに徹底的にこだわっている。2012年2月に発表されたHP ENVY 14 SPECTREでは世界初のガラスボディに挑戦するなど、アルミやガラスを多用したデザインで美しさと強さの両立を目指してきた。
 そして、昨年10月に発売されたx360は男性カルチャー誌で紹介されるほど、その洗練されたルックスが話題となり、人気を博した。

 それを受けHPではx360の購入者を対象にアンケートを実施。購入の決め手と改善してほしい点について尋ねている。結果、決め手の1位は圧倒的な数でデザイン、2位が質感、3位がパフォーマンスだった。

 
 

「デザインが良いとされているVAIOやMacBookと比較検討してx360をお買い上げいただいたという声が多かったことがとても嬉しかった」と話すのは、日本HP パーソナルシステムズ事業本部クライアントビジネス本部コンシューマービジネス部の岡ア和行氏。

一方、改善してほしい点については上から順にスペック、SSDの容量、厚さと重量という結果になった。

 そこで5月に新発売されたHP Spectre 13(以下、Spectre 13)では、x360で「決め手」となった内容に磨きをかけつつ、改善要望を反映している。(ただし、Spectre 13はクラムシェル型で、コンバーチブルモデルのx360の正式な後継の位置づけではない。そのため、しばらくは併売する予定だ)。

 

●ダークグレーのボディに生える美しいブロンズゴールド

 まずもっとも支持の高かったデザイン面から見てみよう。好評だった黒とカッパー(銅色)の色使いを踏襲しながら色味と質感に磨きをかけた。とくにダークグレーのボディに映える差し色のブロンズゴールドが美しい。


 

 この部分は、x360で使用した着色アルマイト加工に加え、研磨(ポリッシュ)加工を加えることで輝きを出している。

 ブロンズゴールドが取り入れられているのはロゴとヒンジ回りだ。まず、ロゴは今回から新しく採用されたプレミアムマーク。「分社後の新生『HP』として最初のプレミアムブランドにふさわしい、新たなアイデンティを象徴するデザインです」(岡ア氏)。

 HPの文字の雰囲気を線のみで表現したデザインでオシャレ感を演出。HPの通常クラスのモデルと一線を画す、最上位ブランドにのみに冠されるプレミアムの証だ。

 ヒンジ部分については、ブロンズゴールドの美しさに加えて、これまでとは違う「シリンダーヒンジ」と呼ぶ、PCを閉じると外側からヒンジがまったく見えない設計を新たに取り入れていることにも注目だ。


 

「外側から金具が見えない高級家具と同じ発想です。効率や生産性ではなく、美意識を重視しているからです」と岡ア氏は説明する。結果、アクセサリーのような美しさと時計細工のような繊細さを兼ね備えた仕上げとなっている。

 こうして、全体としてラグジュアリーな仕上りを実現した、Spectre 13。「パソコンというより、時計やアクセサリー感覚で、毎日気軽に持ち歩いてほしい」と岡ア氏は話す。ブロンズゴールドの部分についた指紋などを拭き取るための専用布巾や、専用ケースが同梱しているのも、アクセサリー感覚でもつPCならではと言える。

 

●世界最薄+軽量化でモバイル性能を強く意識

 改善要望が出ていた薄さにもこだわっている。最薄部は10.4mmと世界最薄※を実現、最厚部でも11.2mmに抑えた。カバンにスッと入って、サッと取り出せる薄さだ。見た目にもスタイリッシュ感が増している。

「x360より『モバイル性能』を強く意識しています。薄さに加えて、軽量化も実現しました」(岡ア氏)というように、底面に軽量かつ剛性に優れたカーボンファイバーを採用することで、重さ1.11sを実現。手にした時に、確かな質感を実感できるアルミニウムを、天面とキーボード面に使用している。

 

 ディスプレイサイズは13.3インチ、フルHD解像度で、斜めからでも見やすいIPSパネルを採用している。また、ディスプレイ部のガラスは、スマートフォンやタブレットなどでよく使用される、耐久性・傷耐性に優れたゴリラガラス4を新たに採用。本来、むき出しのディスプレイ面を保護するのが目的だが、見えない部分の素材にまでこだわっている点は、最上位ブランドならではだ。

 さらに、薄くて軽いだけじゃなく、タフボディという点も頼もしい。
CNC削り出しのアルミニウムと、カーボンファイバーを組み合わせたボディは、天面加圧試験300kgfをクリア、カバンの中に少々ラフに放り込んだとしても、満員電車の移動でも、安心して使え・持ち運べる耐圧性も兼ね備えた、頼れるモバイルPCである。

 外出先でも便利で使用できる拡張性にも気を配り、USB-Type-Cを3基搭載。USB-Type-Cは、最新の薄型PCに採用されることが増えてきた次世代型USB規格だ。

 そしてすべての端子で、電源OFF給電、データ転送、PC本体の充電、映像出力に対応。そのうち2つは、高速転送が可能なサンダーボルト3に対応している。


 

 ただし、USB-Type-Cへの移行期である現在、従来のUSB-Aを使用したいというユーザーもいるはずだ。そのため本製品には、「USB- A変換アダプタ」が標準同梱。手持ちのUSBデバイスもすぐに使用できるよう配慮されている。

 さらに拡張性が必要なユーザーに向けてはトラベルドック(1万2000円)のオプションがある。同製品は、USB-A×2に加え、VGA、HDMI、LANポートを搭載、様々な周辺機器へ接続することができる。約76グラムと持ち運びが苦にならないほど超軽量だ。


 

※HP.inc調べ。全世界での出荷台数が100万台以上のベンダーによる、WindowsまたはOSXを搭載した、価格が400USドル以上のクラムシェル型PCを対象に、製品の高さを測定した結果に基づく(2016年5月時点)

 

●性能大幅UP!お得なCore i7×SSD 512GB

 要望の多かったSSD容量をはじめ、スペック面でもパワーアップした。まず、SSDは256GBだけでなく(x360は256GBのみ)、512GBが選択できる。また、PCle(NVMe M.2)接続方式(x360はSATA接続)で、ハードドライブと比較して最大20倍の読み込み速度が実現できる。起動も早いこともユーザーにとっては嬉しいポイントだ。


 

 CPUは第6世代インテルCore i5に加えインテルCore i7から選択できるようになった(x360はCore i5のみ)。省電力型のCore m5と比較すると、約130%の高性能を発揮するなど、薄型軽量モバイルPCでも、パフォーマンスを諦めない、クラス最上級のハイスペックを詰め込んでいる。

 パワフルのトレードオフとして、デュアルファンを搭載。底面からの吸気し背面から排気する際に、温められた空気が吸気側に逆流しないようゴム足を配置する設計で、エアフローの効率化を実現している。

 CPUとSSDのオプションの組み合わせは、「Core i5×256GB」(その場合、税抜・13万9800円)と、「Core i7×512GB」(同15万9800円)の2通り。一般的にSSDは容量が大きい程高速に動作する特性があるが、「Core i7×512GB」モデルの方がパワフルプロセッサー+高速SSDと、お得感もあって売れ行きが良いという。メモリはどちらのモデルでも8GBを標準搭載する。その他のスペックは別図のとおり。

 なお、スピーカーはHPですっかりおなじみになった、北欧の高級メーカーのBang & Olufsenを採用。「薄型ボディでありながら、高音も低音も無理に増長させることない、バランスに優れた力強いサウンドを奏でる点が素晴らしい」と岡ア氏は評価している。また、スピーカー配置は耳にダイレクトに届くよう、キーボードの両サイドに設置され、サウンドがよりクリアに届く設計だ。


 

また、キーボードは、飛行機や薄暗い場所での視認性も抜群、かつデザイン性にも優れたバックライト付キーボードを採用。 しっかりとした打鍵感を実感できる、1.3ミリのストロークを確保。直観的に操作できるよう矢印キーを工夫するなど、細かいキー配列の変更も施した。ちなみに、英語キーとサイズが違う日本語キーの配列は、日本の担当者が最も試行錯誤するポイントだという。

 

●女性の方もぜひ!HPの商品力を証明する1台をお手元に

 最後に専用オプションにも触れておきたい。本体の世界観とマッチするマウス(3900円)。薄型のフォルムに、ダークグレーとゴールドカラーのジッパーのアクセントが美しく、持ち運び用のレザークラッチバック(5900円)も用意。デフォルトではレザー調のバックが付属しているが、クラッチバックのほうは牛皮。持ち物にこだわりを持つ大人が満足する高級感を意識した。本体とこの2つを合わせた「コンプリートパック」というセットも用意。発売後購入者の5割がこのコンプリートパックを選んでいるという。


 

 発売から快調なスタートダッシュを見せたSpectre 13は今後も勢いを維持しそうだ。

「x360は、Core i5 / 8GBメモリ/ 256GB SSDというスペックだけなら、むしろ割高ですが、人気は続いています。それだけHPの製品価値が認められてきたのかと嬉しく感じています」と、岡ア氏は感慨深げに話す。

 さらに今回はとくに女性にも手にとって欲しいと抱負を語る。じつはDirectPlusは男性ユーザーの支持が厚く、女性比率は低いという。

「男性が持っても、女性が持っても映えるデザインで、薄くて軽いので持ち運びやすい。仕事もプライベートもアクティブにこなす人に、ライフスタイルを彩る1台として選んでいただきたいです。」(岡ア氏)。もし、HP製品に対して女性が親しみづらい無骨なイメージがあったとしたら、Spectre13は確実にそれを覆すものになっている。

さらに、時計やアクセサリーを意識したSpectre 13は、家族や大切な人への特別なプレゼントとしてのベストな選択になりそうだ。

HPパートナーも、HP製品の進化を体感する機会として、是非お手に取っていただきたい。

日本HP Partner News 2016年6月21日号 特集記事]
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