HPのキーパーソンに聞くHP Software とクラウド時代の運用管理

 

 

―― まず、「HP SiteScope software」についてお聞かせください。

星野氏:HP SiteScope software(以下HP SiteScope)はエージェントレス型のサーバー監視ツールで、物理リソースや仮想リソースからアプリケーション/データベース、Webユーザー管理など様々な対象のイベントを監視することができます。

仮想マシンの数が増減する環境では、エージェントを仮想サーバーにインストールするエージェント型だと、エージェントの配置に伴うシステム停止や再起動などの作業が運用上の負荷になりますが、HP SiteScope softwareはそうした手間が解消されるだけでなく、エージェント課金もなく、低コストで運用できるメリットがあるのです。

樋口氏:エージェントレス型の監視ツールは、監視対象におけるエージェントアップデート作業のためにサーバーを止める必要がなく、監視サーバー側の設定だけですぐに運用を始められます。
また、HP SiteScopeでは課金方式を監視項目の数に比例するポイント制にしており、1ポイント12,000円という単価で提供しています。監視対象一台あたりの監視項目数にもよりますが、数十台のサーバーの監視を数十万円から始めることも可能です。

HPソフトウェア・ソリューション統括本部 マーケティング部 マーケティングプログラム担当 星野 敏彦

HPソフトウェア・ ソリューション 統括本部
マーケティング部 マーケティングプログラム担当
星野 敏彦

従来のエージェント型では幅広く深い内容の監視ができるかわりにすべての仮想サーバーにエージェントを入れる手間がかかりますが、そこまでの監視は不要で最低限の項目だけ監視したいというお客様にとって、手軽・安価で、必要なものだけを監視できるという利便性を備えたHP SiteScopeはヒットする製品でしょう。

全レイヤーで多くの仮想化要素をカバーする HP SiteScope software
全レイヤーで多くの仮想化要素をカバーする
HP SiteScope software ※クリックで拡大

仮想サーバーに対してはエージェントレス型のHP SiteScopeを、より厳密な監視が必要なサーバーに対してはエージェント型のHP Operations Managerを、という使い分けで統合管理をするお客様もいらっしゃいます。

弊社では今後HP SiteScopeの普及に対し、さらに力を入れていきます。

―― 続いて、「HP Network Node Manager i9.00 software」の特長はどのようなものでしょうか。

星野氏:HP Network Node Manager i9.00 software (以下NNMi9)は、ネットワーク監視ツールとして、20年にわたり全世界でご利用いただいております。さらに、昨今の仮想化の普及に対応すべく、機能拡張をしています。

たとえば、ルーターやスイッチを自動的に識別するようにVMware ESXホストと仮想サーバーを自動的に認識し、ルーターやスイッチと同じようにトポロジマップ(※4)やインベントリ(※5)画面で管理することを可能です。
従来のNNMはネットワーク機器と物理サーバーがどのようなコネクションを張っているかという点だけを識別できましたが、NNMi9では物理サーバー上の仮想サーバーまで可視化でき、既存のネットワーク機器との効率的な統合監視が可能になりました。

※4:コンピュータネットワークの接続形態マップ   ※5:LAN上のクライアントが持っているデータを一覧にしたもの

―― 3つ目の「HP Data Protector software 6.11」についてお聞かせください。

星野氏:HP Data Protector software 6.11(以下 HP Data Protector)は、仮想サーバーと物理サーバー環境のシームレスなデータ保護・バックアップ管理ができるツールです。仮想マシンのバックアップ管理を簡素化する手法を複数用意しており、バックアップ要件に合ったものを選択できます。

仮想化ソフトウェアへの対応は、VMware、Hyper-V、Citrix Zenをサポートしていますし、HP StorageWorks XP/EVAディスクアレイがもつ筐体内レプリケーション機能と組み合わせて、数分でバックアップやリストアをすることも可能です。

樋口氏:HP Data Protector のもう1つの大きな特長としてパートナー様にご注目いただきたい点は、無制限のクライアントライセンスにより、仮想サーバーを含めサーバー台数が増加してもライセンス費用が変わらないことです。
(注:オプション機能はエンティティもしくは容量ベース課金)

バックアップ対象の仮想マシンが増加した場合には、エージェント課金型ではライセンス料が膨らむことになりますが、HP Data Protectorはそれがないため、仮想化環境のバックアップにおいてお客様に大きなメリットになります。

単に仮想サーバーからエージェントでデータを吸い上げるだけなら、178,000円(税込)のスターターパック(for Windows/Linux)で十分対応できます。

 

HP Data Protector software 6.11のお得なライセンス体系
HP Data Protector software 6.11の
お得なライセンス体系 ※クリックで拡大

―― 最後に、パートナー様へのメッセージをお願いします。

樋口氏:先ほどご説明しました3製品については、ほぼ毎月のペースで定期セミナーを開催しております。ユーザー様だけではなくパートナー様も多数ご参加いただいており、このセミナーから実際に案件へと結びついているケースもございます。

また、9月16日にはHP Softwareのポートフォリオ全体をご紹介する総合イベント「HP Software Universe Tokyo 2010」を開催します。個別製品の展示もご用意していますので、ぜひお気軽にご参加ください。

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HP Partner News 2010年9月7日号 特集記事]
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