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iPAQ Pocket PC導入事例

iPAQ Pocket PC

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医療法人財団岩井医療財団 岩井整形外科内科病院の活用事例 HP iPAQ Pocket PC
「医療現場におけるIT化に注目が集まっています。 しかし、医療分野という日々患者の治療に追われる独特なしくみの中でのシステム作り、導入、運用は一般企業以上に労を成すものに違いありません。岩井整形外科内科病院は、外来および病棟全般で活用可能な電子カルテシステムを導入し、その中で点滴、注射の際にiPAQを活用してチェックを行うなど画期的な試みで、医療ミス防止や現場での効率化に繋げています。
 医療サービス向上の一環として、院内業務のIT化を促進
東京都江戸川区にある岩井整形外科内科病院は、外来、入院(63床)、リハビリ施設を揃えた基幹病院です。日本医療機能評価機構の「認定病院」を受ける同院では、最新の高度医療技術への力を注ぐ一方、医療の質の向上や情報開示を積極的に努めており、その一環として「電子カルテの完全稼動」へ取り組んでいます。同院では、平成15年にオーダリング、電子カルテなど院内業務のIT化を図るシステムを導入しました。入院病棟ではHP iPAQ Pocket PCが設置され、院内システムの一環として役立っています。
 事例の少ない病棟内へのシステム導入、混乱を避けステップ分けでスムーズに
整形外科部長 宮川一郎医師「外来の患者さんの待ち時間を少しでも減少させること、またレントゲンや検査結果など患者情報の開示を積極的に行いたかったため」と導入の目的を語るのは、同院整形外科部長 宮川一郎医師です。院内システムの責任者である宮川医師は、「より仕事をしやすいための便利なツールとして、職員間の情報共有や業務がシンプルになれば、それが病院全体のサービスあるいは医療の質の向上、医療安全の促進にも繋がっていくはず」との考えをお持ちです。


 システム導入経緯
設置するアクセスポイントとの相性、安定性が保障されていたことはiPAQ導入を決定付けた理由のひとつ平成12年頃に電子カルテの必要性に着目していたという同院では、翌年、宮川一郎医師を中心に本格的に電子カルテシステムに関するリサーチを開始しました。当時はまだ、20台前後のクライアントPCのみで、LANの整備が成されていませんでした。
「院内で情報共有を促進するためグループウェアを検討しました。また、医師、医事課事務担当者、看護師などそれぞれにとって使いやすいシステムをどう構築していくかに頭を悩ませました」(宮川医師)。電子カルテシステムといっても病院の規模や形態によって適応が異なり、それは導入後のシステム運用に大きく関わる事項だからです。「いくつかの病院を見学しましたが、ネットワークが弱かったり、SQLサーバを使われていなかったりと、なかなか思ったとおりのシステムを見ることができず、また外来のみで、病棟へ導入しているケースはほとんどありませんでした」(宮川医師)。

事例の少ないシステム導入懸案でしたが、「やろうといった皆の気持ちが冷めないうちにやってしまわないとダメ」という宮川医師の信念のもとに、平成14年8月についに電子カルテやPDAを含む大掛かりなシステム導入が決定されました。見積りなどを取り、電子カルテメーカが絞られた10月には、本格的な導入準備が開始され、12月中には施行完了、年明けの平成15年1月にシステムの運用開始となりました。手書きで行っていた業務をいきなりなくしてしまうことで、職員が混乱しないようにとの判断からいくつかのステップ分けを行っています。

・ステップ1(1月): 医師から看護師や薬剤師へ投薬や処置などの指示を行うための「オーダリングシステム」の導入
・ステップ2(3月): 診察情報を直接入力し情報をデータベースで共有可能な「電子カルテ」と「医療画像を電子化する」PACSの導入。また外来には自動再来予約受付機を設置。
・ステップ3(7月): 病棟ナースステーションでのiPAQを使っての注射・点滴等の照合・確認作業の開始。

こうして段階を追ったため、導入作業は特にトラブルもなくスムーズに行われました。ペン入力あるいはバーコード入力を行うiPAQの使用についても、特に大掛かりな研修は必要ありませんでした。オーダリングシステム開始からすでに約1年、またiPAQの運用開始からは約5ヶ月経過し、順調に稼動しています。
 iPAQを活用した一歩先行くシステムと取り組み
ネットワーク 現在、外来90台、2F病棟7台、3F病棟7台、処置室1台のクライアントPCでオーダリングシステム、電子カルテシステムが稼動しています。ネットワークシステムは、有線と無線の混在で組まれています。同病院関係施設(病院、クリニック、事務所など)が公共道路を隔てて点在しているため、建物間のネットワークを繋ぐのに無線を使用し、病棟内ではPDAを使用するためにアクセスポイントが2F、3Fのナースステーションに2台ずつ置かれています。PDAには、iPAQ PocketPC h3850を使用し、シンボル社製ジャケット、SPS3046でバーコードスキャナ機能と無線LAN機能を付加しています。

今回、ハード機器の導入および院内のネットワークの整備・拡張に携わったのは、医療関係全般のシステムインテグレータである“株式会社エルクコーポレーション”です。業界動向をよく知る同社のシステム開発事業部東京営業所所長五十嵐薫氏は、「病院内のネットワーク化や電子カルテ化は、まだこれからという中で、岩井整形外科内科病院はたいへん積極的に先駆けとなる取り組みをされています」とコメントしています。

また、アクセスポイントの設置とiPAQの導入を手がけたのは、PDAとバーコード、無線LAN機器を組み合わせたソリューション導入のノウハウと実績を持つ“株式会社 理経”です。同社のコンピュータ営業部システムセールスグループ 櫻井 俊和氏によれば、「設置するアクセスポイントとの相性、安定性が保障されていたこと、また、無線LANとバーコート機能を両方持たせられる」という点で、iPAQの導入が決定されたそうです。 近年、医療サービスにおけるPDAの活用が、注目されてきています。例えば、輸血、患者、スタッフのIDにバーコードを採用し、PDAを使って内容確認を行うことで注射・点滴管理、患者の取り違え防止が可能になります。医療防止に力を入れる同院では、システム構築以前の早い段階からPDAの活用を念頭に入れていました。
 医療面での安全性や業務効率の向上など電子カルテ、iPAQ導入によって得た幅広い効果
電子カルテシステム 今回の電子カルテシステムによって様々なメリットが生み出されています。

まず、紙によるオーダー用紙はいっさい使わずに、受付、投薬、注射、検査、処置といった「オーダー」が電子カルテ上から可能になったことで、データの共有がスムーズに行われるようになりました。また、前回出した「オーダー」を引用することができ、診察の効率化に繋がっています。 年間11000人を超える延べ患者数を持つ外来受付では、自動再来予約受付機によって患者の待ち時間削減や病院側の業務の簡素化といった効果が現れています。タッチパネル式の画面で年配者の多い患者さんも違和感なく慣れた手つきで予約を行っています。
院内に務めるすべての職員が掲示板に発言できる体制作りを構築したグループウェアでは、様々な意見交換が活発に行われており、情報共有と職員間の意思疎通の両面で役立っています。また、画像を電子化し保存できるPACSにより、院内に設置してある全ての端末から、必要時にすぐに画像を見ることができ患者へのスピーディな対応が可能です。

バーコード読み取り機能を持たせたiPAQ そしてバーコード読み取り機能を持たせたiPAQを使用して注射の実施入力を行うことで、薬品の取り違え防止が促進されています。医者の指示した薬品がワークシート上に印字されており、注射薬投与の巡回時に看護師が患者ごとのワークシート上のバーコードと薬品のラベル上のバーコードをiPAQでスキャンし確認しています。iPAQでのバーコード読み取りでオーダーされた内容と薬のラベル内容が異なれば確実にエラーとなるため、例えば、前日まで続いていた薬が切り替わった時など注射薬・点滴薬の内容が変更になっていても看護師の思い違いなどによるミスが防げます。もちろん、看護師自身の目でも確認しますのでダブルチェックとなり、ミス防止が強化されます。
 iPAQ導入のメリット
医療ミス防止
注射・点滴の際に看護師自身の確認に併せ、電子的なエラーチェックが加わることでミスが防止できる
手間がかからず迅速にチェックができる
注射・点滴内容に変更があった場合に確認でき、ミスが防げる

業務の効率化
携帯性に優れており、注射・点滴時のカートに乗せて運べる
現場で注射・点滴した内容がその場で電子カルテに反映できる
手書きのように何度も同じ内容を再入力する手間が省ける
 さらなる活用法を検討、業界での電子カルテシステム導入の活性化にも貢献
電子カルテシステムをあまり例のない病棟にも導入し、またPDAを医療のサポート役としていち早く取り入れた岩井整形外科内科病院ですが、宮川医師は「システムについては、今後さらに効率的な運用や医療管理に役立つような様々な使い方を検討しています。関係医院である眼科と耳鼻科、老健についてもシステムを広げていきたい」と述べています。非常勤医師などにも対応してもらう為に標準インタフェースを構築するなど運用面での改善を図っていきながら、またiPAQの活用についても、小さい画面で入力がスムーズかつミスなくできるようメニューを定形化し、回診時の検温などに利用を広げていきたいとの意向です。

近年、厚生労働省が、e-Japan計画を受け診療所、病院における電子カルテシステムを推進するなどその動きは徐々に高まりつつありますが、まだまだ実際の導入件数は多くありません。何よりも患者のための医療体制作りの一環として、電子システム導入とその運用に取り組む岩井整形外科内科病院の姿勢と今回の事例は、医療サービス業界の活性化に一役買いそうです。
 ユーザ概要
名称: 医療法人財団岩井医療財団 岩井整形外科内科病院
所在地: 東京都江戸川区南小岩 8-17-2
URL: http://www.iwai.com/
理事長: 岩井宏方
院長: 稲波弘彦
病床: 63床
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