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iPAQ Pocket PC導入事例

iPAQ Pocket PC

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TOTO様の活用事例 TOTO本社ビル
TOTO様の小倉第一工場では、ネオレストやピュアレストなどの腰掛式便器を製造しています。陶器の製造では、型抜きをしてから窯によって焼き出すまでに、製品が10%以上も収縮します。そのため、厳密な温度管理や正確なライン工程を管理していても、製造工程でのわずかな変化や予期できないトラブルが、不良品へとつながってしまいます。こうした不良品を減少させて、歩留まりを改善するために、TOTO様ではiPAQを利用した不良品検査データの入力システムを導入しました。

ショールームには、最新の水周り用品が展示されている。 工場の様子。型抜きされた部品がラインを流れている。 完成した製品が並べられている。
 導入の背景経緯:『不良品検査のデータ入力を改善するためにモバイル端末を検討』
TOTO 小倉衛陶製造部 衛陶生産技術課 木村聖司様製造工程における歩留まりの改善は、あらゆる製造業にとって大きな課題です。TOTO様の小倉第一工場では、陶器という変化率の高いデリケートな素材を工業製品として生産し、限りなく100%に近い品質管理を追及しています。小倉衛陶製造部 衛陶生産技術課 木村聖司氏は、製造に向けた取り組みについて次のように説明します。
「原材料から型によって抜き出された腰掛式便器の陶器部分は、乾燥や焼成などの工程を経て、その大きさが著しく収縮します。鉄やプラスチックなどの工業製品とは異なり、陶器を扱う製造では、こうした変化を計算して品質を維持していかなければなりません。そのためには、単なる不良品の検査ではなく、そこから得られたデータを歩留まりの向上や品質管理に活かせる仕組み作りが必要でした」
製造工程での陶器の縮小率を示す見本。 木村氏の所属する衛陶生産技術課では、数年前から手書きの不良品検査結果をPCに入力して、データベースで集計するシステムを開発していました。しかし、現場で紙に書いた情報は、マウスやキーボードを使ってPCに再入力する手間がかかり、どうしてもデータの入力や集計が遅れがちでした。
「不良品の検査は、生産ラインの複数箇所で行われています。そのため、現場で書かれた紙の情報では、それを一箇所に集めて入力し、分析してから問題を発見するまでに、時間がかかっていました。この検査から分析までの時間を短縮することが、大きな課題となっていたのです」

 導入へのステップ:『東陶インフォムと協力して、現場の声を反映したシステム開発を短期間で実現』
東陶インフォム(株) 生産事務システム開発第二部 生産事務システム開発第五グループ 早川公彦様2003年の夏、木村氏のところに東陶インフォムから工場内で使えるPDAソリューションに関する提案が持ち込まれました。東陶インフォムは、TOTOグループの情報システム開発・運用を担う目的で設立された会社です。TOTOグループ向けの情報システムサービスをメインとしながら、今まで培ってきた技術や見識を活かして一般企業向けのパッケージソフト製品の研究・開発も推進しており、既にPDAを使ったソリューションとしてiMOBIT/アイモビットを開発・販売しています。同社の生産事務システム開発第二部 生産事務システム開発第五グループ 早川公彦氏は、導入の経緯について次のように振り返ります。
「開発に着手したのは2003年の10月くらいからでした。プロトタイプの開発は2,3ヶ月で完成しました。それからは、現場の方々の意見を反映して、使いやすさを追求して現在に至っています」
開発には、MicrosoftのVisual Basic .NET 2003が使われました。PC側のデータベースは、Microsoft Accessを利用して、iPAQで入力したデータを収集します。 工場内でネットワークに接続しているPCにクレードルを使ってiPAQを接続すると、入力したデータはすぐにPCに取り込まれ、分析結果がネットワークを介して共有されます。

iPAQ側では、以下のような機能を実現しました。

・不良品検査結果の新規入力(品番、色番、不良箇所、製造情報等)
・不良品検査結果データの修正、削除
・不良品検査結果データの一覧表示
・日付、品番別の不良品件数集計
・検査数入力表示
・PCとのデータ交換(マスターー情報ダウンロード、検査結果データアップロード)

PC側では以下の機能を担当しています。

・PDA登録管理
・各種マスターのメンテナンス
・各種マスター情報(PDAでの入力項目)のPDA表示順設定
・収集した不良品検査結果データの一覧表示と検索表示
・収集した不良品検査結果データのEXCELファイル出力
・衛陶不良品記録の印刷
・データのバックアップ
・PDAとのデータ交換
 システム選定のポイント:『手に馴染むコンパクトさと処理能力の高さを評価』
「iPAQを選んだ理由は、手に馴染むコンパクトさと処理能力の高さでした。数社のPDAを比較して、この製品が最も使いやすいと感じました。また、当社では海外にも工場があります。アジアからアメリカまでグローバルな展開を考えると、海外で高い実績のある製品を使うことが重要だと考えました」 木村氏は、iPAQ選択のポイントをこのように話します。開発に携わった早川氏もiPAQを高く評価しています。
「個人的な感覚かもしれませんが、iPAQは他の機種と比べて処理速度が速いと感じています。また、開発にあたっては、バッテリが切れたときにデータを消失してしまわないように、プログラムもデータもSDメモリに入れて使うように工夫しました」
 ソリューション概要:
 『画面に製品のイメージを表示して、あらゆるデータをペンタッチだけで入力可能』
開発にあたっては、可能な限りに現場の意見を重視して、使いやすさを追求したシステムを目指しています。
「すべての入力は、ペンでタッチするだけにしました。例えば、三桁の数字を入力する必要がある画面では、それぞれの桁ごとにドロップダウン方式で数字を選べるようにしています。また、入力する必須データも必要最小限にしているので、品番と色番と欠陥箇所の3つだけもで処理できるようにしています」(木村氏)
iPAQの画面には、欠陥箇所を入力するために6面に展開された便器の図面イメージが表示されます。検査員がその画面をタップするだけで、不良箇所に×が表示されます。
「入力したデータは、座標データとしてPDAからPCに送られます。あとは、PC側で座標データを集計します。印刷するときには、画像と座標データを組み合わせて不良箇所を示すようにしています」(早川氏)

 ソリューションの成果:
 『座標データを分析することで、製造工程での歩留まり改善に大きな成果を期待』
不良品検査の様子。iPAQで不良個所の情報を入力している。 iPAQによる不良品検査データ収集の成果や可能性について、木村氏は次のように評価しています。
「例えば、製品のある特定の箇所に集中した不良が発生しているとわかれば、そこから製造ラインのどこに問題があるのか予測できるようになります。その情報は、ラインの改善や製造工程の見直しなど、次の対策を講じるための重要なきっかけとなるのです」 不良箇所を座標データとして数値化して収集し分析できるようになったことで、これまでの検査では特定が難しかった製造工程での変化や問題を発見しやすくなったといいます。
さらに、複数の検査工程で入力されたデータが、ネットワークで共有されることによって、工程間にまたがる問題の究明にも威力を発揮しています。
「これまでは、成形から焼成までの工程で、複数の検査員がそれぞれの視点でチェックしていたために、自分が担当している部分ではない工程の問題や変化を発見し難い傾向がありました。しかし、それぞれの検査結果を共有することによって、問題を総合的に分析して判断できるようになりました」(木村氏)
 今後の計画:『国内外の工場にも展開を計画中』
「当工場は、iPAQによる不良品検査システムを導入する以前から、高い歩留まり率を実現していました。しかし、新規に立ち上げた工場や、特に海外の生産拠点では、まだまだ改善すべき課題が数多くあります。そうした問題に取り組むにあたって、今回のようなiPAQを活用した検査システムを導入していけば、短期間で効果的な品質向上が期待できると考えています」(木村氏)
日本国内に9カ所の工場を構え、海外にも多数の生産拠点を持つTOTOでは、衛生陶器をはじめとしたさまざまな水まわり製品を製造しています。TOTOグループでは、中国やタイにベトナムなどの環太平洋域で、コスト競争力を活かした効率的なグループ生産を展開しています。こうした生産拠点における品質向上や競争力強化という目的において、iPQAを利用した不良品検査データの入力システムは、大きな成果を発揮すると期待されています。
 ユーザ概要
正式社名: 東陶機器株式会社(TOTO LTD.)
創立: 1917(T6)年5月15日
営業品目: ●レストルーム商品
●バス・キッチン・洗面商品
●その他
ニューセラミック、浴室換気暖房乾燥機、光フロンティア商品、食器洗い乾燥機など
代表取締役: 取締役会長 重渕 雅敏
取締役社長 木瀬 照雄
従業員数: 8,028名 (2004年3月現在)
本社所在地: 〒802-8601 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1


正式社名: 東陶インフォム株式会社
創立: 1991年4月1日 「東陶情報システム株式会社」として創業
1999年4月1日 「東陶インフォム株式会社」と社名変更
営業品目: TOTOグループ各社向けを中心とした情報システムサービス
代表取締役社長: 村上 守峰
従業員数: 220名 (2004年6月現在)
本社所在地: 〒802-8601 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
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