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パナソニック システムネットワークス(株)は、これまで事業領域ごとに各地に分散していた企画・開発部門を福岡事業場に集結。その新たな拠点として竣工した新棟に、HP V1810G Switchシリーズ、HP E-MSM422 Access Point、HP E-MSM760 Mobility Controllerなどのネットワーク製品群を全面導入し、有線と無線の両サービスを高い信頼性でサポートするユーザーアクセス環境を構築した。 |
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・ 福岡事業場の新棟における有線ならびに無線LAN環境の整備
・ 同事業場で活動する技術者のワークスタイルを改革 |
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・ HP V1810G Switchシリーズにより、有線によるネットワーク・ユーザーアクセス環境を構築
・ HP E-MSM422 Access Pointならびに、これらのアクセスポイントを集中管理するHP E-MSM760 Mobility Controllerにより、無線LANサービスを実現 |
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・ HP V1810G Switchシリーズが持つLoop Protection(ループ検知)機能により、ストームコントロールをユーザーアクセス側で実現
・ HP E-MSM760 Mobility Controllerでアクセスポイントを一括管理し、フロアごとにポリシーやIPアドレスなどを変更できるグルーピングに基づく運用管理を実現 |
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・ パナソニックブランドのスマートフォンやタブレット端末の展開を見据え、マルチデバイスによる無線LANアクセスの実証環境を構築
・ HPのネットワーク製品が提供するライフタイム保証(永久保証)により、ベンダー側のEOSL(End of Service Life:サービス提供終了)に左右されない、効率的な長期投資が可能に |
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約3,000人の技術者を収容した新棟を支えるネットワークへのアクセス環境
パナソニックの社内分社であるシステムソリューションズ社とパナソニック コミュニケーションズ(株)との事業統合により2010年1月1日に誕生したパナソニック システムネットワークス(株)は、パナソニックグループのシステムネットワーク事業を担う中核企業である。「コミュニケーション」「セキュリティ」「イメージング」「モビリティ」「オプティカルデバイス」の5分野を主な事業領域とし、監視・防犯カメラ、業務用AV機器、決済・認証端末、PBX、IP関連機器、ビジネスホン、ドキュメント関連機器・デバイスなどの開発・製造を手がけている。
同社が今後の技術・開発の中心拠点として、2011年2月7日に竣工したのが、福岡事業場の新棟である。これまで福岡、横浜、佐賀に事業領域ごとに分散していた企画・開発部門を福岡事業場に集結。組織の垣根を越えた研究・企画・開発・マーケティングを効率的かつスピーディーに行うことを目的とするものだ。 「福岡事業場の新棟は、当社をはじめパナソニックグループが展開する、最新のセキュリティ製品や環境ソリューションを実運用で具現化するショーケース的な役割も担っています」と紹介するのは、パナソニック システムネットワークス(株)情報システムセンター 企画・インフラグループ システム基盤1チームのチームリーダーを務める松元浩二氏である。 「ビル全体に、当社のセキュリティカメラやICカードリーダーを用いたセキュリティシステムのほか、デジタルサイネージやHD映像コミュニケーションシステムなどのコミュニケーションシステムを完備しました。さらに、緑化を施した屋上には約372畳分の太陽光パネルを設置し、太陽光発電システムによる創エネルギー、蓄エネルギー、エネルギーマネジメントの実証にあたっています」 こうした新棟での活動を支える基盤となるのが、ネットワーク環境だ。中でも同社が強いこだわりを持って導入を進めてきたのが、エンドユーザーに対して直接的にサービスを提供する、ネットワークへのアクセス環境である。
鉄骨造7階建て、延床面積28,000m2の規模を持つ新棟には、2階から7階の各フロアに約500人、ビル全体で約3,000人の技術者が席を置き、有線や無線のネットワークを通じて様々なシステムへのアクセスを行う。
「ユーザーアクセスを含めた高度なネットワークサービスを提供し、業界最先端のソリューションの開発や実証実験に携わる技術者たち自身のワークスタイルを革新していきたいと考えました。そうした中にこそ新たなビジネスに向けたアイデアが生まれてくるのです。
そのためにも、将来的な利用形態の変化やアクセス負荷の増加に柔軟に対応することが可能な、高い信頼性と拡張性を備えた基盤を導入したいと考えました」と松元氏は語る。
この狙いのもとでパナソニック システムネットワークス(株)は、新たなネットワークのアクセス環境を支える基盤として、HPのWeb管理型スイッチであるHP V1810G Switchシリーズ、無線LANアクセスポイントのHP E-MSM422 Access Point、これらのアクセスポイントを一元管理可能なコントローラーのHP E-MSM760 Mobility Controllerからなるネットワーク製品群の導入を決定した。 |
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既存ネットワークのアクセス環境の問題を解決し運用管理の工数を大幅削減
福岡事業場の新棟を舞台としたパナソニック システムネットワークス(株)のネットワーク構築プロジェクトは、パナソニックグループの官公庁・法人向けソリューション販売会社であり、今回の機器調達の窓口となるパナソニック システムソリューションズ ジャパン(株)、HPのプレミアムパートナー(一次代理店)としてHPネットワーク製品群の提供ならびにインテグレーションを担うパナソニック ソリューションテクノロジー(株)のグループ2社との緊密な連携のもと、2010年5月にスタートした。
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パナソニック システムネットワークス株式会社 情報システムセンター 企画・インフラグループ システム基盤1チーム チームリーダー 松元 浩二 氏 |
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パナソニック システムネットワークス株式会社 情報システムセンター 企画・インフラグループ システム基盤1チーム 主事 山崎 謙成 氏 |
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パナソニック システムソリューションズ ジャパン(株) 九州社 ソリューション2グループ 第1チームでITソリューションを担当する藤野哲次氏は、今回のプロジェクトに向けてHPのネットワーク製品群を提案するにいたった理由をこのように語る。 「HPのネットワーク製品を本格的に採用するのは初めてのケースだったのですが、私たちがまず注目したのは、ネットワーク分野のソリューション拡充に強い意気込みを見せるHPの姿勢そのものです。パナソニック システムネットワークス(株)が開発した監視・防犯カメラや業務用AV機器などをベースに、セキュリティやコミュニケーションのソリューションを展開している私たちと同じベクトルを持つHPは、将来にわたるパートナーとして関係を深めていけるベンダーであると感じました」 さらに、パナソニック ソリューションテクノロジー(株)西日本支社 ITインフラグループ 西日本ソリューション1チームのチームリーダーを務める赤江章氏が、このように言葉を続ける。 「運用の実務面から重視したのは、高止まりしていく傾向にあったネットワーク環境のTCOを、いかにして抑えるかという要件でした。その意味で、有線のみならず無線についてもライフタイム保証を提供しているHPのネットワーク製品は、非常に魅力的でした。ベンダーのEOSL(End of Service Life:サービス提供終了)に合わせた置き換えを考える必要がなく、効率的な投資が可能となり、長期にわたった“安心”を確保できるのですから」
もちろん、主体者であるパナソニック システムネットワークス(株)の側にも、今回のネットワーク構築を通じて、既存のユーザーアクセス環境が抱えている様々な問題を解決したいという強い思いがあった。 「実はこれまでネットワークのアクセス部分に関しては、各部門に運用管理が任されており、スイッチなどの機器についてもそれぞれ独自の判断で導入されてきました。そうした中で、重大なトラブルの発生が避けられなかったのです」と振り返るのは、パナソニック システムネットワークス(株)情報システムセンター 企画・インフラグループ システム基盤1チーム の山崎謙成氏である。 山崎氏が言うところの重大なトラブルとは、具体的にはループの発生を指す。様々な機器の開発にあたる技術者たちは、その時々の都合に合わせて自部門のネットワーク環境を変更することがよくあり、それがループを招いてしまうのだ。しかも、各部門での管理のためループがどの経路で発生しているのかを見つけ出すのに時間がかかり、結果として当該部門やフロア全体のネットワークが利用できないという事態に陥ってしまっていたという。 「そこで今回は、ストームコントロールをユーザーアクセス側でも実現できることを最優先の要件として、スイッチの機種選定にあたりました」と山崎氏。そうした中で着目したのが、HP V1810G Switchシリーズが持つLoop Protection(ループ検知)機能だったのである。 同機能は、Loop Protection enableポートから送信されたLoopプロトコルパケットが自スイッチに戻ってきた時点で即座にループが存在すると判断。ポートを遮断してループを回避する。
「仮にループが発生した場合でも、その影響範囲を最小限にとどめることが可能です。HP V1810G Switchシリーズは私たちの要求にしっかり応えてくれるアクセススイッチであると判断しました。SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いた管理ツールにも対応しており、ネットワーク運用管理の工数削減に大きく貢献します」と山崎氏は語る。 |
マルチデバイスによる無線アクセスを想定し拡張性の高いアクセスポイントを選択
そして、福岡事業場に結集した技術者たちのワークスタイルを変えていく――この最大の目標を実現するユーザーアクセス環境の“肝”となるのが、無線LANである。
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パナソニック システムソリューションズジャパン株式会社 九州社 ソリューション2グループ 第1チーム ITソリューション担当 主事 藤野 哲次 氏 |
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パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社 西日本支社 ITインフラグループ 西日本ソリューション1チーム チームリーダー 赤江 章 氏 |
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「これまでセキリティ対策上の懸念から無線LANの導入を保留してきたのですが、Macアドレス認証などにより課題をクリアすることができました。そこで今回のネットワーク構築を機に、新棟に約70台、既存棟に約50台の合計約120台のアクセスポイントを設置し、福岡事業場内のどこからでも無線LANを利用できる環境を整備しました」と松元氏は語る。 結果、福岡事業場における無線LANユーザーは、急速な勢いで拡大していった。 「例えば、各自のノートPCをそのままオフィスから会議室、デモルーム、ラボスペースに持ち運んでミーティングやレビューを実施できるなど、『とても便利になった』と多くの技術者から好評を得ており、プロジェクトのチームワークや機動力を高めています。さらに、近いうちにノートPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からのアクセスもサポートしていく計画です。パナソニックグループでは、様々なモバイルデバイスにおける製品ラインナップの拡充ならびにソリューション展開を重要な戦略としています。当社はそうしたモバイルの世界を、率先して自らのビジネスで実践していく使命を持っているのです。今回導入した無線LANは、まさにその基盤となります」 そうした中で重要な要件となったのが、アクセスポイントが持つ柔軟性や拡張性だ。
例えば、当面は802.11aでの運用を想定しているが、今後の高速化に対するニーズの高まりを見ながら、802.11nによるアクセスもサポートしていく可能性が高い。さらに、マルチデバイスによるアクセスを効率よく管理していく上では、複数のSSIDを設定し、デバイスや業務ごとに異なるVLANに接続するといった運用も考慮しておく必要がある。
また、無線LANの可用性を確保する観点からパナソニック システムネットワークス(株)は、ローカルメッシュ機能にも着目した。これは、起点となるアクセスポイントを設定しておけば、あとはアクセスポイント同士が通信しあって最適な経路を自動的に確立するという機能。
万一、いずれかのアクセスポイントが故障した場合でも、ローカルメッシュ機能が生きたアクセスポイントを探し出し、自動的に経路を復旧するのである。 「今後予想される利用形態の変化に即応できる柔軟性、不測のトラブル時にもダウンタイムを最小化してサービスを継続できる堅牢性などを通じて、HP E-MSM422 Access Pointは我々の活動を支えてくれています」と松元氏は語る。
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| ネットワーク構成図 |
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[ 拡大図へ ] |
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導入ハードウェア
・HP V1810G Switchシリーズ
・HP E-MSM422 Access Point
・HP E-MSM760 Mobility Controller |
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合計120台におよぶアクセスポイントをコントローラーにより集中管理
もっとも、合計約120台におよぶアクセスポイントを新棟から既存棟まで全面的に展開するとなれば、管理の煩雑化が避けられないと予想された。そこで、HP E-MSM422 Access Pointとあわせ、それらのアクセスポイントを束ねて集中管理を実現するHP E-MSM760 Mobility Controllerを導入したというわけである。 「各アクセスポイントの基本設定は共通しているのですが、当社ではセキュリティ対策上の理由から、フロアごとにポリシーやIPアドレスなどを変えて運用を行う必要があります。こうしたアクセスポイントの一括管理やメンテナンスを効率化する上で、HP E-MSM760 Mobility Controllerは非常に使い勝手の良いコントローラーでした。また、エンドユーザーから『無線LANに接続できない』といった問い合わせを受けた際にも、対象エリアのアクセスポイントのステータスをリモートから確認し、迅速にトラブルシューティングを行えるのも非常に便利です」と山崎氏は高く評価する。
さらに、松元氏がこのように語る。 「当社では、ネットワークを構成するあらゆるノードを冗長化することで、ビジネスコンティニュイティ(業務継続性)の向上を図っています。コントローラーも例外ではなく、今回はController Teamingによる冗長構成を採用しました。そうした中でHP E-MSM760 Mobility Controllerの優位性を感じたのは、Active/Activeの構成を組めたことです。待機用として無駄にコントローラーを眠らせておく必要はなく、アクセスポイントの分散管理を実現するとともに、万一いずれかのコントローラーが故障した場合でも、短時間で復旧することが可能です」 加えて、いったん無線LANのセッションが確立された後、各アクセスポイントからのトラフィックはコントローラーを経由することなくバックボーンのネットワークに流されるという点も、他社コントローラーにはないHP E-MSM760 Mobility Controllerならではのメリットとして評価している。 「これは将来的に802.11nによる無線LANサービスの運用を開始し、トラフィックが急増した場合でも、コントローラー側の処理負荷をあまり増やさずにすむことを意味します。今後しばらくリプレースを考えることなく使い続けられるという安心感を、HP E-MSM760 Mobility Controllerは提供してくれました」と松元氏は語る。 こうして新棟とともに整備された新たなネットワークへのアクセス環境は、現在にいたるまでトラブルを起こすことなく安定した稼働を続けている。 「あらゆるネットワークにとって必須要件である安定性や信頼性を、HPのネットワーク製品を用いることで実現できたことは、今回のプロジェクトにおける最大の成果です。この実績を踏まえ、特に私たちが先陣を切ることによって培ってきた無線LANの構築・運用ノウハウを、今後パナソニックグループの他の事業所にも横展開していきたいと考えています」と藤野氏は語る。 「もちろん、その先にはグループ外のお客様に向けたソリューションの拡販も見据えています」と赤江氏も強く賛同しつつ、新たな意気込みを示す。 パナソニック システムネットワークス(株)による今回の取り組みは、パナソニック システムソリューションズ ジャパン(株)ならびにパナソニック ソリューションテクノロジー(株)との連携のもとで展開する新たなビジネスの礎ともなり、次世代のネットワーク環境を切り拓いていくのである。
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