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ProCurve製品を各拠点に導入し
TCO削減を確実に実現
ネットワーク機器を定期的に見直すことでTCO削減を図
るというアステラス製薬の方針は、合併前の山之内製薬
の方針を受け継いだものである。そしてProCurve製品と
の出会いも、実は山之内製薬時代のことである。
山之内製薬では以前、他ベンダーのスイッチを導入する
ことでTCO削減を図ろうとしたことがあるという。製品の
価格が安かったので、確かに導入コストは下がった。しか
し、ハードウェア障害が多いばかりでなく、冗長化機能も
正常に動作しないことが多々あったため、ネットワーク
を停めて障害復旧にあたらなければならないことが毎月
のように起こったという。これでは、導入費用を抑えられ
たとしてもTCO削減を実現することはできない。そこで、
ネットワーク機器を再度見直し、選ばれたのがProCurve製
品だったのである。
「複数のベンダーの製品を検討した結果、ProCurve製品を
採用することに決めました。2003年に、御幸が丘研究セ
ンターにProCurveフロアスイッチ(レイヤ2スイッチ)を導
入したのが最初です。導入による成果が見えたため、高萩
技術センターでは、2年前にバックボーンスイッチ(レイヤ
3スイッチ)もProCurve製品に入れ替えました。この製品は、
室温が高くても動作が安定していますので、EPS室への設
置にも適していると思います」(アステラス製薬担当者)
ProCurve製品は、エントリクラスのレイヤ2スイッチから、
ミッドレンジのレイヤ3スイッチ、ハイエンドのレイヤ3-4
ルーティング・スイッチまで、さまざまな規模のネットワー
クに柔軟に対応できる幅広いラインナップを揃えている。
さらに、性能の良さ、管理のしやすさなどトータルなコス
トパフォーマンスも実現している。こうしたProCurve製品
の特質が、TCOの削減という目標の達成に大きく貢献し
たのである。
製品が故障した際の交換を無償で行う「ライフタイム保証」を高く評価
もう1つ、TCO削減という点でアステラス製薬がProCurve
製品を高く評価しているポイントがある。それは、ProCurve
独自の「ライフタイム保証」というサービスであり「そこま
での保証をしてくれるとは、正直驚きました」と担当者も
舌を巻く。
ライフタイム保証は、ユーザーが製品を使い続けている
限り無期限で、製品が故障した際には代替機を無償で提
供するという、業界でも類を見ないサービスだ。スイッチ
製品だけでなく、電源やファン、さらにそのアクセサリー
に至るまで、ProCurveのほぼすべてのネットワーク製品で提
供されている。さらに、故障時の交換は引き換えではなく、
交換商品の先出しとなっていることも大きな特徴となって
いる。アステラス製薬では、ほぼすべてのスイッチで予備
機を保有し、故障の際は予備機を本番機と入れ替え、予
備機用として新たに提供を受けるという形で、ライフタイム
保証を活用している。
山之内製薬時代に始まったProCurve製品の導入は、アステラス製薬設立後も着々と進んでおり、現在は、高萩技術
センター(茨城県高萩市)をはじめ、蓮根事業所(東京都板
橋区)、御幸が丘研究センター(茨城県つくば市)、東光台
研究センター(茨城県つくば市)、清須事業所(愛知県清須
市)、グループ会社のアステラス富山株式会社の本社(富
山県富山市)と高岡工場(富山県高岡市)、アステラス東
海株式会社の富士工場(静岡県富士市)の8拠点でProCurve
製品が使われている。
アステラス製薬のネットワークインテグレーションを担
当している住商情報システム株式会社の担当者は、
ProCurve製品導入経緯について次のように話す。
「2年前の高萩技術センターへのバックボーンスイッチ導
入に当たりましては、要求仕様に耐えうるかどうか実環境
での試験と併せまして充分に事前検証を行いました。結
果、OSPF、VRRP、RSTPの冗長化プロトコル、セキュリティ面
では802.1xでの認証システム、また音声トラフィックは
QoS制御、ネットワークループ対策としてストームコント
ロール機能をご利用いただいております。既存ネットワー
クからのリプレースも山之内製薬様時代にネットワーク
構築を手がけさせていただいていた経緯があるため、短
期間で大きな問題もなくスムーズに行えました。また重
要度の高い各拠点のバックボーンスイッチに関しまして
は、弊社自営の保守体制によってサポートできることが弊社が評価され、採用していただいている大きな理由のひとつだと感じております。今後は、本社、本社周辺の各
ビル、焼津技術センターでもProCurve製品が引き続き導
入されるよう提案してまいります」。
また、アステラス製薬の担当者は今後についてこう話す。
「国内の拠点だけではなく、海外の拠点もProCurve製品の
導入を検討しようと考えています」。 なお、アステラス製薬では、ネットワーク機器をリースで
調達し、4〜6年のサイクルで拠点ごとに順次定期更新し
ていく方法をとっている。更新の際は拠点ごとに必ずRFP
(提案依頼書)を作成しており、厳正な基準をクリアした
ProCurve製品への信頼の大きさがうかがえる。
ネットワーク概要図
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