松田小学校では、読み書きの力、計算力といった「学習の基礎、基本」を確実に身に付けさせるための指導に取り組んできました。その一つとして、基礎力強化の手法として教育界で注目を集める「モジュール学習」を取り入れています。昨今、日本の教育現場では、陰山英男氏の「陰山式モジュール」、「陰山式メソッド」と呼ばれる基礎基本の徹底した指導法がきっかけとなって、教育者や保護者たちからモジュール教育が注目されるようになりました。モジュール学習とは、読み・書き・計算の基礎学力の向上を目的として、短時間の反復学習を基本とする学習法で、同校では週3日、一時限目の前20分を使って「百マス計算」や「音読」などを行っています。同校の宮良香代子校長は次のように説明しています。
「3年前まで中学校の教育現場に校長として携わっており、当時から中学生の基礎学力の低さが気になっていました。特に漢字の苦手な生徒が増えています。小学校で身に付かないまま進級し、漢字が書けず読めないとなれば、どの分野の学習を進めるにもつまずきとなってしまいます。これは重要な問題だと感じていました」。
こうした思いがあり、松田小学校の校長に赴任後には、児童に基礎学力を身に付けさせるための効果的な学習法はどのようなものがあるのかを調べ、いいものであれば新しいものでも積極的に取り組んで行こうと、前向きな姿勢でカリキュラムの検討を行っていました。 |