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サンフレッチェ広島が、スタジアムの入場管理システムに
Windows 7搭載タブレットPC「HP Slate 2」を採用。

 
 
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サンフレッチェ広島が,スタジアムの入場管理システムに
Windows 7搭載タブレットPC「HP Slate 2」を採用。
株式会社サンフレッチェ広島
事業本部 運営部
川畑 直毅 氏  

今季、悲願のJ1初優勝を飾るとともに、記録的な観客動員数も達成したJリーグのサンフレッチェ広島では、よりきめ細かなサポーターサービスにつなげるためにホームスタジアム・広島ビッグアーチへの入場管理のシステム化を決断した。

その中核に選ばれたのが、軽量・コンパクトなタブレットPCである「HP Slate 2 Tablet PC」だった。

株式会社サンフレッチェ広島
事業本部 運営部
川畑 直毅 氏 HP Slate 2 Tablet PC

悲願のJ1初優勝を達成! 躍進を続けるサンフレッチェ広島

選手、スタッフ、サポーターが一体となってJ1初制覇を成し遂げたサンフレッチェ広島
選手、スタッフ、サポーターが一体となって
J1初制覇を成し遂げたサンフレッチェ広島



サンフレッチェ広島は広島県広島市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のプロサッカークラブ。1992年の発足当時からJリーグに加盟する「オリジナル10」と呼ばれる名門クラブのひとつだ。チーム名は日本語の「3(サン)」とイタリア語で「矢」の複数形を意味する「フレッチェ」を組み合わせたもので、戦国大名として名高い毛利元就の「三本の矢」の故事にちなんでいる。

クラブ創設20周年の節目となる2012年シーズンは、チーム生え抜きである森保一監督のもと、これまで培った組織的攻撃サッカーを進化させるとともに、統率された守備への意識を高めることでチーム力を向上。悲願のJ1初優勝を成し遂げている。

同時に、地域に根ざしたクラブとして地道に積み上げてきた地域貢献、社会貢献活動などが実を結び、観客動員にも反映されるようになっている。チームが強くなり、それを見にくるサポーターが増える---。クラブとしてのいい循環が、より強く、太くなっているといえるだろう。

クラブを運営する株式会社サンフレッチェ広島の川畑直毅氏は次のように話す。 「今年はスローガンとして『WE FIGHT TOGETHER 2012 団結』を掲げています。このスローガンのもと、監督、選手、スタッフはもちろん、我々フロントも、そしてサポーターの皆様も、これまで以上の一体感があったと思います。20周年を迎え、最高の形でシーズンを締めくくることができました」。

より効率的な入場管理のためにシステム化を決断

サンフレッチェ広島のホームスタジアム「広島ビッグアーチ」

サンフレッチェ広島のホームスタジアム「広島ビッグアーチ」

サンフレッチェ広島のホームスタジアム「広島ビッグアーチ」


そのサンフレッチェ広島では、ホームスタジアムである広島ビッグアーチにおける入場管理のシステム化に取り組んでいる。「従来は手動のカウンターを用い、人力でゲートを通過するお客様をカウントし、入場者数を集計していました」。

広島ビッグアーチには4箇所の入退場ゲートがあり、そこに、試合のたびに2〜4本のレーンが設置される。通常、試合開始の約2時間前には開場するが、これまではレーンごとに手動のカウンターを持ったスタッフが、レーンを通過する入場者一人ひとりをカウントしていたという。また、遅れて入場してくるサポーターがほぼいなくなるハーフタイム後にはレーンを撤去していた。ゲーム終了後、一斉に退出する観衆に備え、ゲートを広く使えるようにするためだ。

「長年、このスタイルで入場者数を集計していましたが、やはり人力ということで、正確な数字が出ているのかという不安は潜在的にありました。また、集計した数字をさらなる観客動員に活用することについても改善の余地があると認識していました」。

クラブにとって、スタジアムに足を運ぶサポーターを一人でも多く増やすことは大命題といえる。その意味で、より入場しやすい環境を整備する必要性を川畑氏らは感じていた。 そんな中、2012年3月、ホームでの開幕を迎えたシーズン初戦には、3万人に届こうとする大観衆が詰めかけることになった。これはちなみに、2012年Division1第1節で開催されたゲームの中では最高の入場者数である。

「これほどの数ともなると、さすがに手集計に対する不安は高まりました。さらに、今季はチームの調子も良いことから、このような試合が増えてくることも予想できました。入場管理のシステム化は急務であると考えました」。

チケットにはバーコードが印刷してある。入場時にそれを読み込んでデータ化すれば、時間帯ごと、ゲートごとの人の流れを割り出すことができる。つまり、どの時間帯に入場者のピークがあるのかを把握し、事前の準備もできるようになる。

「たとえばピーク前にレーンを増設しておけば、お客様をゲート前でお待たせする時間を削減できるなど、お客様満足度の向上につながる施策が打てるようになります」。

さまざまな制約をクリアするハードウェアとしてHP Slate 2を選定

ビッグアーチ広島には4カ所の入退場ゲートがあり、試合のたびに2〜4本のレーンが設置される

ビッグアーチ広島には4カ所の入退場ゲートがあり、試合のたびに2〜4本のレーンが設置される

ビッグアーチ広島には4カ所の入退場ゲートがあり、
試合のたびに2〜4本のレーンが設置される


川畑氏らは早速システム構築に乗り出す。システム要件については、次のように考えていたという。

「まず、既存の業務システムとの連携を考えたときに、Windows 7環境で使えるということが大前提でした。また、屋外での使用がメインとなること、試合のたびに設置、撤収をする必要があり、設置スペースも限られているので、可能なかぎりコンパクトであることや、実際に操作をするのはアルバイトを中心としたスタッフであるため、簡易に操作できることなども条件となりました。さらにはコスト面の制約もありました」。

川畑氏らは当初、小型のノートPCにバーコードリーダーを接続する機器構成を検討していたという。

「ただ、実際の設置やオペレーションはアルバイトのスタッフが行うことがネックになりました。キーボードはオペレーション上のミスを誘発しかねない。そこで浮上したのがタブレットPCのHP Slate 2 Tablet PCだったのです」。

HP Slate 2 Tablet PC(以下、HP Slate 2)は8.9インチワイドのタッチパネルを搭載するスレート型PCだ。重さはわずか約690g。片手で持ちながら操作できるほどのコンパクトなボディに、先進のテクノロジーを凝縮している。

プロセッサーには、インテル® Atom™ プロセッサー Z670を採用し、消費電力の削減とパフォーマンスを両立。OSはWindows 7 Professionalを搭載し、ストレージには高速・省電力なSSDを標準搭載する。SSDはファンやディスクなどの可動部がないため耐衝撃性に優れており、バッテリでの駆動時間も長いため、屋外でのモバイル用途に最適だ。

また、本体に標準でスタンドにもなるケースが付属しており、チルトした状態で画面を見ることができるので、視認性や操作性が高いことも特徴だ。

「HP Slate 2は今回のシステムにフィットしているということはもちろん、モバイルPCとしての資質も高く、将来的な汎用性にも考慮したときに最善の選択であると判断しました」。

読み取り精度と運用面の負荷は、実用レベル以上と実地テストで確認

HP Slate 2を中核とすることで機器構成にはめどがついたが、もうひとつの懸念材料が残っていた。それは運用に際してのスタッフの負荷だ。

従来は担当スタッフがただカウンターを押すだけだった。しかし新しいオペレーションではどうしても一度入場者からチケットを受け取り、バーコードを読むという作業が発生する。さらに、いかに小型・軽量とはいえ各レーンへの設置、撤去も現場スタッフにとっては手間が増えることになる。

そこで、川畑氏らは7月と9月に実地テストを実施した。 「ある程度の入場者が予想される試合でテストを実施しました。たとえば平日のナイトゲームなど、それほどお客様が多くない場合は手集計でもミスは起こりにくい。逆に、お客様が多い試合でどれだけ使えるのか、お客様をお待たせすることなく運用できるのか、そこを見極める必要があったのです。また、アルバイトスタッフに慣れてもらう意味もありました」。

2度にわたるテストでは、従来の手集計によるカウントとバーコード読み取りによるカウントを並走させただけでなく、試合後にはチケットの半券をすべて数えなおし、すべての数字を照合することで読み取り精度を確認できたという。

また、HP Slate 2自体のパフォーマンスにはまったく問題なかったものの、雑踏の音に紛れてバーコードリーダーのスキャン音が聞き取れないという問題があることも発覚したが、バーコードリーダーの機種を変更して対応した。 さらに、オペレーションや設置と撤去に関するスタッフの負担も、事前の想定ほど大きくはないということもわかった。

「HP Slate 2のパフォーマンスは申し分なく、お客様をお待たせすることなくスムーズに運用できました。基本的にはバーコードを読むだけと、現場でのオペレーションは最小限ですし、タッチパネルで操作できるので、PCに不慣れなアルバイトスタッフでも安心して使えました。それに小さくて軽いということは、持ち運びしやすいだけでなく、設置や撤去の際の負荷が最小限で済むというメリットにもつながっています」。

柔軟性の高い入場管理の実現で、より入場しやすい環境の整備に貢献

チケットに印刷してあるバーコードを読み取ってゲートごとの「人の流れ」を見える化する
チケットに印刷してあるバーコードを読み取って、
ゲートごとの「人の流れ」を見える化する



実地テストを経て、細部のチューニングや調整を行い、11月以降のホームゲームから本格導入された入場管理システムは、次のような体制で稼働している。

HP Slate 2は1レーンにつき1台が配置される。スタジアム全体では4ゲートで最大10レーンが設定されるので、10機のHP Slate 2が設置されることになる。各レーンの入口でスタッフがチケットを預かり、半券を切り取った後に、HP Slate 2担当スタッフに渡しバーコードを読み取る。その後、チケットは入場者に返却されるという流れだ。

「バーコードリーダーをUSB 接続し、本体を起動すれば自動的にアプリケーションが立ち上がり、即座にオペレーションに入れるようになっています。できるだけスタッフの負荷が減らせるよう、工夫した点のひとつです」。

試合後にはHP Slate 2を本部のサーバーに有線LAN接続し、データを集計する。システム専用のサーバーにデータを吸い上げるバッチプログラムを開発し、レーンごとに、どの時間帯にどれだけの人が入場したのか、可視化することができるようになっている。

「この仕組みも、たとえば現場に小型のサーバーを設置し、無線LANなどを通じてリアルタイムでデータを管理できるようにすれば、一時退場&再入場など、お客様の利便性をより高めるサービスに結びつけることも可能になります。将来的なシステム拡張の余地は大きいと考えています」。

Jリーグの試合は通常土曜日に開催されるが、対戦チームや天候、デイゲームかナイトゲームかによって、入場者の動き方も変わるという。川畑氏らはこれまでの経験から、人の流れを漠然とした感覚として掴んでいたが、それがデータによって裏付けられることに期待があると話す。

「このシステムによるデータは来季以降に真価を発揮すると考えています。データが蓄積され、お客様の動き方が高い精度で予測できるようになれば、より柔軟な入場管理が実現できます。入場時のストレスが緩和され、もっとたくさんのお客様に足を運んでいただきやすくなるでしょう」。

躍進を続けるチームと歩調を合わせるように、お客様満足度の向上にチャレンジするサンフレッチェ広島。この取り組みも、広島ビッグアーチを訪れるサポーターの増加に貢献するに違いない。

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