本日、HP BladeSystem c-Classに搭載された重要な技術の一つである、LAN/SANの仮想化を利用可能にする「HPバーチャルコネクト」を発売します。本製品は、HP BladeSystem c7000エンクロージャの背面に挿入するインタフェースカード型の製品で、エンクロージャの内部配線を通じて、ブレード型サーバにネットワークおよびストレージ接続の仮想化機能を提供します。
サーバの増設や交換などのシステム変更を行う場合、同一機種であっても、LANやSANのポートのアドレスが異なるため、ネットワーク装置やストレージ装置の設定変更が必要となる場合があります。また、多くの企業では、社内のサーバ管理グループとネットワーク/ストレージ管理グループが分かれており、システムの増設や変更のたびに所定の手続きや会議を経て情報を交換する必要があります。そのため、実際は数時間で済む作業でも、システム変更に数日や数週間を要するケースは珍しくありません。
「HP バーチャルコネクト」は、LANやSANのポートの固有アドレス(LANにおけるMACアドレス、SANにおけるWWN)を仮想化し、エンクロージャのスロットに割り振ることができます。このため、故障時にサーバを交換しても、スロットからそれまで利用していた固有アドレスを引き継ぐため、LANやSANの設定変更が発生しません。
また、「HP バーチャルコネクト」は、サーバを挿入していない空きスロットにもアドレスを設定できます。エンクロージャの導入時に、予め各スロットにLANやSANの全体設計に基づく固有アドレスの設定を行うことで、サーバの増設のたびにLANやSANを再設定する必要がなくなります。
さらに、「HP バーチャルコネクト」の使用時には、SANブート環境(SANストレージからOSを起動できる環境)に複数のOS環境を用意すれば、管理ツールの画面でスロットに割り振る接続プロファイルを変更するだけでサーバ上の動作OSを変更できます。その所要時間は5分程度で、例えば同一のサーバ上で、昼夜で異なるOSを切り替えて稼動させることも容易に可能になります。 |