物理サーバーと仮想サーバーが混在する環境では、利用状況データを継続的に収集しておく事が重要です。利用状況を把握しないまま運用を続けると、以下のような問題が発生します。
―既存物理サーバーを仮想サーバーへ移行して統合する場合
仮想化ホスト環境に対してどの程度の追加リソースが必要になるのか、各物理サーバーのピークはいつなのか、どの組み合わせで同一の仮想ホストに統合すれば最適なのかなどの検討を行う事ができません。
その結果、新規に仮想ホスト増設が必要なのか、増設が必要であれば何台増設すればよいか、設備電源の増強は必要なのかなど、コスト試算をする事もできません。
問題を解決するには利用状況を把握するしか手段がないため、既存物理サーバーの利用状況を数週間〜数ヶ月間に渡り調査する必要があります。
調査を実施するにしてもOS毎にサーバーの利用状況の調査方法も異なり、利用ソフトウェア選定、調査サービスの購入検討などからはじめなければなりません。
時間とコストをかけて調査をしても、次に経験と時間が必要な仮想ホストへの移行サイジングを実施しなければなりません。
どの物理サーバーをどの仮想ホスト上に統合すれば良いのかは組み合わせの問題であり、最適解を見つけるのは根気のいる作業となります。
―特定システムのレスポンス悪化がユーザからのクレームで判明したような場合
サーバーの負荷状況に問題があるのかどうかの迅速な判断が難しく、またどのサーバーに対する何の負荷が高いのかの判断もできません。
原因追求に時間がかかり、ユーザの業務に影響を及ぼす可能性があります。
ユーザに影響が出るようなレスポンスの悪化を事前に予測できなかった事や、システム増強計画を事前に立てられていなかった事が問題となります。
Capacity Advisorを利用する事で、CPU/メモリ/ディスク/ネットワーク/電源の利用状況をリアルタイムで把握でき、集計データの蓄積が可能となります。
物理サーバー、仮想サーバー、OS種類にとらわれず、同一の手法で、自動で、利用状況を把握できる点にも注目が必要です。
利用状況データは最大3年間データベースに蓄積されるため、任意の時点の利用状況を確認することも、任意の期間でレポートを作成する事も可能です。
さらに、データベースに蓄積された利用状況データを用いる事で、将来の負荷状況シミュレーション、仮想マシンへの統合シナリオのシミュレーションが可能です。
仮想マシンへの統合シナリオシミュレーションでは、仮想ホストのスペックを自由に定義でき、統合に必要な仮想ホストの必要台数と仮想マシン配置の最適化、電力コストの試算まで自動で行う事が可能です。
Capacity Advisorは運用上必要となる利用状況データを自動で取得・蓄積・レポート作成機能を実装しており、増設計画策定に役立つ将来の負荷予測や、仮想マシンへの統合シナリオ自動作成できるなど、物理サーバーと仮想サーバーが混在する運用環境に必須の機能を提供します。