実際、外為どっとコムのITシステムには、一般的なWebサイトと比べると潤沢な構成としている。例えば外為どっとコムのシステムの根幹を支えるデータベース・サーバは、Windowsプラットフォーム上で動作するマイクロソフトSQL Server 2000によって構成されている。通常、スケーラビリティが求められるデータベース・サーバには、RISC系サーバを用いることが多い。これに対して外為どっとコムでは、Windowsサーバが稼動可能で64ビットCPU「インテル®Itanium®プロセッサ」を最大128個搭載できるメインフレームなみの信頼性をもつハイエンド・サーバ、「HP Integrity Superdome」を2004年に導入。さらに同サーバを2台設置して、サーバ障害時にはすぐさま他方にフェイルオーバー可能という、きわめて堅牢なシステム構成となっている。
HP Integrity Superdomeを選定した理由について、大嶋氏は次のように説明する。「2004年当時、候補としてあがっていた他社製品と比べても、1筐体にCPUを64個まで(注:現在は128個まで)搭載できる製品は、HP Integrity Superdomeの他にはありませんでした。このスケーラビリティの高さに加えて、筐体内のすべてのコンポーネントについて冗長化が施されている点などを考えても、(選択肢として)HP Integrity Superdomeが格段に優れていたのです。また既存の32bit Windowsで稼動していたDBサーバの移行がスムーズに行えることも魅力のひとつでした」。現在、同社のデータベース・サーバを構成するHP Integrity Superdomeには32個のCPUと128GBのメモリが搭載されており、国内最大級の導入事例となっている。