|
こうしたSBIトレードウィンテック側の方針変更を受け、HPが提案したのはインテル® Itanium® プロセッサー搭載のHP Integrityrx8640とUNIX OSであるHP-UX 11i v3でサーバーを統合し、クラスタリングをHP Serviceguardで行うという内容だった。
「きちんとパフォーマンスが出るか、フェイルオーバに時間はかからないのか」という丹野氏の不安を払拭するため、HPでは検証センターで稼動中のFXシステムと同様のアプリケーションを導入してテストを実施。クラスタリング時間を高速化するためServiceguard Extension for Faster Failover( SGeFF)も活用した。
結果は、丹野氏も非常に満足のいくものだった。「OracleのパフォーマンスはHP IntegrityとHP-UXの方が高いことを確認できた上、アプリケーションを含めたフェイルオーバー時間も前システムと遜色ないものでした」(丹野氏)。これでHPからの提案が正式に承認され、DBサーバーの移行プロジェクトはスタート。スケールアップ方式に切り替えることにより、システム構成がシンプルになったこともあって、わずか3ヶ月あまりという短期間のうちに完了した。「HP製品はもちろん、Oracleについても専門のエンジニアを配置してくれたため、プロジェクトは非常にスムーズでした」と熊坂氏は評価する。
|