Oracle RACは、従来は困難であった高い可用性とリニアなスケーラビリティを両立し、幅広いアプリケーションに対応するクラスタシステムである。その大きな特徴は、最低2ノードの小規模データベース統合においてもその実力を発揮すること。そして、グリッドテクノロジーによって、サーバを追加してシステムを拡張するスケールアウトが可能で、計画的かつ段階的なデータベース統合を実現できる点にある。
またOracle RACは、従来のアクティブ/スタンバイ構成のクラスタシステムでは待機状態になっていたノードをアクティブノードとして利用できるため、システムのリソースを有効に活用することが可能だ。また、Oracle
Database 10g
ではデータベースサーバのリソースを柔軟に使用するために、「ワークロード」という概念が導入されている。RAC上で動作するアプリケーションに対して「サービス」を定義でき、アプリケーションはこのサービスに対して接続するため、各ノードでサービスを柔軟に配分することによって複数アプリケーションで各ノードのリソースを有効に活用できるようになった。 |