HP Integrity rx3600/HP-UXは、高い可用性を誇るOracle Database
10gを支える基盤として、RAS(信頼性、可用性、保守性)向上に取り組んでおり、エンタープライズビジネスの基幹システムとしての障害発生やダウンの極小化(フォルトトレラント)、そして迅速な復旧(フェイルセーフ)の実現を図っている。
HP zx2チップセットでは、ハイエンドサーバのHP Integrity Superdomeにも用いられている「ハードウェア・メモリ・スクラビング」「ダブルチップスペアリング」などの信頼性向上技術が投入されており、ハイエンドの可用性をエントリレベルで実現している。
さらにHP-UXの高可用性を実現する機能として、キャッシュの障害が多発しているCPUの障害を予知し、CPUを自動的に切り離すDynamic
Processor Resilience(DPR)や、シングルビット・エラーを繰り返すメモリの障害を予知し、4KBのメモリページ単位で自動的に切り離すとDynamic
Memory Resilience(DMR)が提供される。
このようなプロセッサ(ファームウェア)レイヤー、ハードウェアレイヤー、そしてOSレイヤーでのリカバリ機能を提供するテクノロジーと、主要コンポーネントの冗長化を組み合わせることにより、ハードウェアの障害によるシステムダウンを極限まで回避することができ、シングルシステム・ハイアベイラビリティを実現している。
また、HPのクラスタウェア「HP
Serviceguard」が、安定性、信頼性・可用性、管理性に優れたRAC環境を実現するキーポイントとなる。HP Serviceguardは、10万ライセンスを超えるUNIXプラットフォームで最大の出荷実績を誇っていることが示すとおり、その安定性が高く評価されているクラスタウェアである。HP
Serviceguardがハードウェアとソフトウェアの各コンポーネントをモニタしながら、故障を自動的に検出。故障が発見されると、直ちに別のノードへの切り換えを行い、ミッションクリティカルなアプリケーションのサポートを続行する。故障の検出とアプリケーションサービスの回復プロセスは完全に自動化されており、管理性にも優れたクラスタウェアである。
HP Serviceguardには、Oracle RACとの連携のためのオプション「Serviceguard
Extension for RAC(SGeRAC)」が提供されており、フェイルオーバの短縮、障害検出の最適化などのメリットが得られる。 |