HP Integrity Superdome/rx8640/rx7640で採用されているセル・アーキテクチャはプロセッサ、メモリコントローラ、メモリといった中核となるコンポーネントを1枚のボードモジュールにし、複数のセルボードを高速なクロスバースイッチにより連結してサーバを構築したアーキテクチャです。必要に応じてセルボードを追加していくことで容易にシステムを拡張できると共に、セルボード間は物理的、電気的に独立しており、どれか1枚のセルボードに障害が発生した場合も、ほかのセルボードへ影響が及びにくい構造で高い信頼性を実現します。
プロセッサやメモリを搭載するセルボードとクロスバーを、それぞれ独立した3本のクロスバーによって接続し、ロードバランシングで動作させる技術が採用されており、従来のHP
sx1000チップセットでは、ラインが故障すると運用を継続することが困難でしたが、HP sx2000では1つのラインが
故障しても、残りの2つのラインによってシステムの運用を継続することが可能です。
また、メモリ障害に対応する「ダブルチップスペアリング」機能によって、メモリの耐障害性を向上させています。DIMM上のDRAMチップのうち1つに障害が発生してもECCによるエラー保護機能は維持されます。そして、同時に2つのDRAMチップに障害が発生してもデータを損失することなくシステムの運用が継続されます。1つのDRAMチップに障害が発生する確率は非常に低くなっています。ダブルチップスペアリングにより、2つまでDRAMチップの障害に耐えられるということで、システム停止の確率を大幅に減少させることが可能です。
さらにHP Integrity Superdome/rx8640/rx7640では、サーバ単体としての可用性を向上させるため、冷却ファンや電源入力系など、主要なコンポーネントを冗長化しています。併せてCPUキャッシュやI/Oエラーなどのエラー修正機能、障害の発生したプロセッサやメモリを瞬時に切り離す障害分離機能、さらに最小のサーバ停止時間でプロセッサやメモリの交換・追加が可能なオンライン追加機能までも搭載しています。
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