HP Integrityサーバのハイエンドおよびミッドレンジ・サーバの最大の特徴は、HPが独自開発した「HP sx2000チップセット」を搭載している点です。HP sx2000チップセット開発の基本理念は、デュアルコア インテル®Itanium®プロセッサや今後登場するより高パフォーマンスのプロセッサやI/Oカードをサポートし、かつ進化し続けるメモリ標準規格にも対応すること。そのためには、HP IntegrityサーバのメモリやI/O、クロスバー、プロセッサといったインフラ面の強化が不可欠でした。
HP sx2000チップセットは、デュアルコア・プロセッサの真価を引き出すために生み出されたチップセットです。従来のチップセットsx1000に比べプロセッサバスの帯域が33%向上したほか、メモリ帯域は2倍、I/O帯域は3.5倍、そしてセルボード(システムボード)間を結ぶクロスバーの帯域は4倍にそれぞれ大幅強化されています。
HPsx2000チップセットのブロックダイアグラム
メモリシステムの進化
HP sx2000チップセットのメモリシステムは、従来のSDRAMに代わり最新のメモリ規格DDR2をサポートしています。これにより、メモリコストを低く抑えつつ、今後のメモリの高集積化の恩恵も得られます。
HP sx2000チップセットでは、HP Integrityサーバのセルボード間を結ぶクロスバーの設計が大幅に変更されました。HP sx2000チップセットではセルボードとクロスバーコントローラ間を結ぶシリアルリンクを多重化いたしました。 この構造により、あるシリアルリンクで障害が発生しても、障害が発生していない残りのシリアルリンクを使って縮退動作致しますので、システムの運用はリブートすることなく継続されます。