Jump to content
日本-日本語

サーバー & システム

 お問い合わせ

「今日のキーワード回答」:ビッグデータ Verticaでできること、HPができること

来たる「ビッグデータ」時代に向け、2011年2月にHPはリアルタイム分析ソフトウェアを有するVerticaを買収しました。今日において重要なキーワードとなっている「ビッグデータ」 ── その真の意味は何なのでしょうか?そして今なぜ「ビッグデータ」なのか、背景、ビジネスインパクト、導入課題などを理解する必要があります。HPの「ビッグデータ」活用とは何か、担当者である日本HP エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 サーバーマーケティング統括本部 ビジネスクリティカルシステム製品本部 寺崎孝にインタビューを行いました。

なぜ今、ビッグデータなのか?

── 最近話題となっている「ビッグデータ」ですが、どういう意味なのでしょうか?
寺崎: ここで言う「ビッグデータ」とは文字通りの意味とは若干異なるのですが、多種多様な、急速に増えつつある膨大なデータのことを言います。

たとえば、TwitterやFacebook、YouTubeなどのソーシャルメディア内のドキュメントや画像、動画、スマートフォンの通信情報やWEBのアクセスログ、GPSデータ、クレジットカードや電子マネーの購入情報、色々なセンサーデータなどです。こうしたデータのボリュームや種類は、急激に増加し続けると推測されています。

「ビッグデータ」というキーワードには、こうしたデータをリアルタイムに活用していく、という意味があるわけです。

── データ活用というのは、最近出てきた話題ではないと思いますが?
寺崎: 従来と異なるのは、情報化社会の成熟化による環境の変化と、処理の高速化、それに導入コストにあると思います。

また、従来、企業においてのデータ活用と言えば、RDMSというシステムで構造化されたデータを主に扱っていましたが、近年注目されているのは、前述のような様々なデータ群の非構造化データの活用、データウェアハウス(DWH)でもあるのです。

HP Vertica Analytics System情報化社会の成熟化は膨大な非構造化データと言えます。非構造化データの特長は、蓄積すればするほどナレッジになるということなのです。データウェアハウス(DWH)のシステムは、これまでも一部の用途においては活用されていましたが、大規模な並列処理を必要とするため高額なシステムを必要しました。

この並列処理をアプリケーション側やストレージ側で行える技術が登場したことで、データ活用をするためのシステムが低コストで構築できるようになったわけです。さらに、従来24時間かかった処理も数時間で行えるようになりました。日本では今年の7月に発表しました「HP Vertica Analytics System」も、x86サーバーをスケールアウトさせた並列処理(MPP)アーキテクチャの製品であり、そうした製品なのです。

── 「ビッグデータ」の活用は、ビジネスにメリットがあるのでしょうか?
寺崎: 「Vertica」と聞いて、ピンと来ない方が多いかと思いますが、実は世界では350以上の導入実績がある製品なのです。その用途は、「ビッグデータ」の多様性と同様に、業界や部門によって様々に活用されています。

VERTICA An HP Companyたとえば、日本でも有名なアパレルブランドのGuess®では、リアルタイムで売上、棚卸、物流などの情報分析に「Vertica」を使用しています。その情報はモバイル端末を通して活用でき、各店舗の販売計画や、製造計画や製品開発など、多くのシチュエーションで役立てられています。

小売業では、POSデータからの購入分析や需要予測、出店戦略、サプライチェーン分析などに活用できます。

ケーブルテレビやサービスプロバイダーを行っているComcastでは、ネットワークのパフォーマンス監視に「Vertica」を使用しています。リアルタイムで監視することで、提供するサービスの品質向上に繋げています。

通信業では、こうした品質管理以外にも、CDR分析や顧客の傾向分析、価格最適化などといった活用も可能なのです。金融業であればコンプライアンスやリスク管理、WEBマーケティングであれば顧客の行動分析、潜在顧客のターゲティングやソーシャルメディアの活用など、その可能性は無限と言えるかもしれません。

(右上に続く)
さらに、ここで申し上げておくべきことは、それらの活用がリアルタイムかつ低コストだということです。

「Vertica」の特長のひとつである、圧倒的な処理能力によって、リアルタイムでのデータ活用が可能になります。
── 導入された各社は、なぜ「Vertica」を選択されたのでしょうか?
寺崎: 「Vertica」の特長のひとつは、圧倒的な処理能力です。代表的なRDMSと比較し、最大1,000倍の検索クエリパフォーマンスの実行があります。まさにデータ活用をリアルタイムに行えるわけです。

その他の特長には、圧倒的なデータ圧縮技術や高可用性の自動運用機能、Hadoopなどの分析ソリューションとのシームレスな統合などがあります。

HP Vertica Analytics System」はそのアプライアンス製品なり、各種設定、検査、最適化が事前に実施されています。つまり、短時間での導入ができ、お客様の工数も最小限に抑えることができるのです。

── 短時間の導入とはいえ、他に課題はないのでしょうか?
寺崎: あくまでも「Vertica」は構造化データを処理するためのものです。ですので、お客様にとって最適な回答を導き出すアルゴリズム設計が必要となります。また、既存のデータベースとの最適化を戦略的に実施していくべきです。

もちろん、HPはプロフェッショナルサービスをご用意しています。お客様と綿密にブリーフィングを行い、ワークショップやアセスメントを持って分かりやすく確実に構築していきます。

たとえば、9月に本社内に開設しました「HP Executive Briefing Center(EBC)」は、そうした課題の整理から導入までをサポートする施設です。「Vertica」そのもののデモで、高速処理を体感いただけますし、ブリーフィングからワークショップやアセスメントまでをご確認いただくことができるのです。

HPは、こうした施設を含め、「Vertica」という最新技術を、分かりやすく、確実に、迅速かつ低コストでお客様のビジネスを支援してきます。


── ありがとうございました。