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ATM/POS 処理の自社運用で、アジリティ (俊敏性) の向上と IT コストの削減に実現する PULSE

「今では、格段に対応の速い組織になりました。方針の変更や新製品の展開の決断も、迅速にそして簡単に決定できます。我々のビジネスにおいては、迅速に動くことが求められているのです。」
- PULSE EFT Association、CIO 兼オペレーション部門統括シニア VP、Scott Haney 氏
導入事例
ソリューション
  上昇傾向線
  サービスの追加
  会社概要

事例キーワード

業種: 金融業
ソリューション: eCommerce
製品: HP NonStopサーバ
HP Atalla Security Products
ソフトウェア: HP OpenView

アウトソーシングは、利便性という面では明らかな利点があります。しかし、アジリティ(俊敏性)の向上と、コア ビジネスでのコスト削減を望む企業は、自社での IT 環境の運用管理を検討すべきでしょう。

全米で最大の会員数を誇る電子資金決済 (EFT) ネットワークの PULSE EFT Association は、このほど、まさにこれを実践しました。PULSE スイッチの運用は、17 年間にわたり、JPMorgan Chase とその前身の 2 社が行ってきており、eFunds Corporationのアプリケーション ソフトウェアをHP NonStop サーバ上で稼動していました。PULSE は、JPMorgan Chase の提供するサービスに満足していましたが、契約終了に伴い別の選択肢を検討した結果、最終的に、スイッチング、決済処理、請求処理のためのインフラ全体を自社で運用することに決定しました。新システムでは、アップグレードした NonStop 環境を引き続き使用して ATM/POS スイッチング処理を行っています。

CIO (最高情報責任者) 兼オペレーション部門担当バイス プレジデントを務める Scott Haney 氏は、IT 環境を自社で管理するようになってから PULSE の適応力が高まったといいます。「今では、格段に対応の速い組織になりました。方針の変更や新製品の展開も、迅速にそして簡単に決定できます。そして、我々のビジネスにおいては、迅速に対応できることが重要なのです。ATM/POS 処理を自社で行うことを決定したのは、アジリティをより高められると判断したためです。」

自社運用への切り替えを決めたもう一つの要因は、コストの削減です。Haney 氏は続けます。「当たり前のことながら、誰かに処理をやってもらって料金を払う場合、相手はそこからいくらかの利益を得ているわけです。適切な処理方法を知っているのであれば、自社引用によるコスト削減の可能性は常にあります。そして、我々には、実現できる確信があったのです。さらに、より新しいプラットフォームに移行することで、保守コストを低減できることでしょう。NonStop プラットフォームの管理の容易さも、総所有コストの低減に貢献しています。フルタイムと同等の従業員がたった 1 人で NonStop システムをベースとするシステム全体を運用管理していますが、これだけで、十分に説明がつきます。」


ソリューション

JPMorgan Chase では、旧モデルの NonStop システム上で PULSE スイッチを稼動していました。しかし、自社スイッチング システムの構築に伴い、PULSE は最新の NonStop S86000 テクノロジーの採用を決定しました。その結果は目を見張るものでした。「CPU 使用率は、NonStop S86000 サーバでは激減しました。1 日あたりの CPU 使用率は、平均でキャパシティの 20 % 未満です。これはかなり余裕のある環境です」と Haney 氏は述べています。

PULSE は、自社プラットフォームの開発にあたり、スイッチングと決済処理用のプラットフォームを、異なる場所に同一構成で 2 つ構築しました。両方のオンライン プラットフォームは同時に処理 (トランザクションの処理とアンロード) を行います。スイッチングは NonStop サーバが行い、毎日の決済処理は IBM プラットフォームで実行されます。処理が中断されると、PULSE は即座にすべての取引処理と決済処理、および決済明細の配信を、障害の影響のないサイトに転送します。

どちらのデータ センタも、本番用 NonStop S86000 サーバ、開発用 NonStop S7600 サーバ、および HP Atalla ネットワーク セキュリティ プロセッサーから構成され、24 時間 365 日稼動されます。ホットスタンバイの 2 つのサイトは、HP Expand ソフトウェアを使って通信し、本番トラフィックは同時に両方のサイトに入ります。AT&T のATM (非同期転送モード) バックボーン回線で 2 つのサイトを接続し、GoldenGate 社の複製ソフトウェアが eFunds アプリケーション レコードを一方のプラットフォームから他方のプラットフォームに双方向で書き込みを行います。一方のサイトがダウンすると、他方のサイトが即座にすべての処理を引き継ぎます。両方のプラットフォームは、あらゆる時点における、すべてのネットワーク負荷の 100 % 以上に対応可能なキャパシティを保有しています。

HP OpenView は、PULSE のソリューション全体の中で重要な位置を占めます。HP OpenView により、顧客関係部門マネージャやネットワーク オペレーション部門のスタッフは、客先で、ある時点に起こっている事象について、より的確に把握できます。

HP OpenView は、PULSE のソリューション全体の中で重要な位置を占めます。「我々は、イベント/問題管理ツールに OpenView Service Desk を使用しています。ネットワーク オペレーション部門またはコマンド センタのスタッフは、トラブル チケット、問題チケット、または何らかのリクエスト チケットが発行された場合は、これらのチケットを OpenView Service Desk を使用して管理します。これにより、すべての運用グループは、発行された、保留中の、あるいは終了したチケットを即座に確認することができます。」Haney 氏はこのように説明しました。HP OpenView により、顧客関係部門マネージャやネットワーク オペレーション部門のスタッフは、客先で、ある時点に起こっている事象について、より的確に把握できます。
当初 OpenView は、PULSE の フレームリレー ネットワークの管理のためにインストールされていました。その後、管理対象を急速に拡大し、NonStop システム環境も管理対象に含められました。「我々は、この統合ツールセットの有用性をほどなく認識し、すべての運用グループに導入しました。このエンタープライズ管理ツールセットは、今後もさらに適用範囲を拡大していく予定です」と Haney 氏は述べています。


上昇傾向線

PULSE では、毎日、全米中の 4,600 社を超える会員金融機関のために ATM/POS トランザクションのスイッチング処理と決済処理を行っています。9,000 万人のカード所有者のネットワーク接続用に、全米には 25 万台の ATM および 330 万台の POS 端末が設置されています。2003 年には、NonStop システムベースのスイッチによって、およそ 13 億件トランザクションのスイッチングと決済が行われました。

予測年間増加率 20 % というトランザクション件数は、今後の確実な処理量増加と、課題の拡大を示しています。「PULSE は、会員様である金融機関、小売店、カード所有者のために、常に最高のクオリティを提供すべく専心しています。つまり、この業界においては、スイッチング環境の 24 時間 365 日の稼動、そして取引を正常に決済する能力というゴールを達成することを意味します。eFunds CONNEX Advantage ソフトウェアを稼動する NonStop サーバは、厳しいスイッチング要件を満たすために我々が取りうる最善のソリューションです。」Haney 氏はこのように語りました。

連続可用性は、おそらく、PULSE で使用する NonStop システムに一番重要とされる機能です。そして、このプラットフォームの複合ワークロード処理機能は、これに迫る 2 番目に重要な機能です。NonStop システムでは、バッチ処理は実行されません。バッチ処理はバックオフィスの IBM メインフレームに委ねられており、このプラットフォーム内で IBM と NonStop サーバは相互運用されています。しかし、PULSE の日常業務でのクリティカルな処理は、オンライン クエリです。「オンライン取引処理のパフォーマンスをまったく低下させずに、eFunds データベースを用い取引やプロセッサーのプロファイル情報に対してクエリを実行する能力は不可欠です。だからこそ、中核となる取引スイッチング プラットフォームに NonStop サーバを選択したのです」とHaney 氏は述べています。


サービスの追加

PULSE は、現在、スタンドアロンの eFunds アプリケーションの認証処理といった付属サービスを NonStop サーバ環境に追加しようとしています。「自社施設に NonStop システムを配備したことで、このプラットフォーム固有の性能をより深く理解できました。今では、性能全体に対する評価が高まっており、その多彩な性能を今後さらに活用していきたいと考えています。」Haney 氏はこのようにコメントしました。

PULSE の移行プロジェクトでは、NonStop システムのテクニカル リードが丸 9 ヶ月間オンサイトに常駐し、さらに 2 次サポートが必要に応じて出動するなど、HP Services が重要な役割を果たしました。Haney 氏は次のように語っています。「HP とわが社の関係は、常に非常に良好です。デスクトップやサーバから NonStop システムまでのすべてに関する優れたサービスを提供いただいています。」

数々のパートナーもまた、PULSE プロジェクトの成功に貢献しました。すべてのエンドポイント プロセッサーとの通信を実現するため、PULSE は、AT&T との共同による Frame Relay ソリューションの設計、開発、実装を Talisen Technologies 社に依頼しました。Integrated Research 社は PROGNOSIS モニタリング ツールを、Sterling Commerce 社はファイル転送ソフトウェアを、そして Insession 社は通信ソフトウェア エージェントを提供しました。JPMorgan Chase からの支援が、この移行を行う上で非常に貴重であったことは言うまでもありません。「彼らの支援がなければ、このプロジェクトを完了できなかったでしょう」と Haney 氏は言っています。
PULSE にとって、NonStop ソリューションの第一の利点は、その稼働時間です。「NonStop ソリューションの第一の利点は、オンライン サービスにまったく影響を与えることなく、アプリケーションを管理する能力です。我々は、NonStop プラットフォームを信頼してわが社のコア ビジネスを遂行しています。わが社のビジネスが成り立っているのは、NonStop プラットフォームのおかげです。このレベルを発揮する NonStop プラットフォームがなければ、現在のようなビジネスを遂行することはできないでしょう。」Haney 氏はこのように締めくくりました。


課題

ソリューション

結果

 
  • スイッチング、決済処理、請求処理のためのインフラを自社運用に移行し、アジリティ (俊敏性) の向上と IT コストの削減に実現する
 
 
  • NonStop S86000 サーバでミッション クリティカルな ATM/POS スイッチングを実現
  • HP Atalla ネットワーク セキュリティ プロセッサー
  • HP OpenView によるイベントおよび問題管理
  • HP Services により、外部委託していたスイッチング アプリケーションを自社に移行
 
 
  • NonStop S86000 テクノロジーが CPU 稼働率を大幅に低減
  • 取引の伸び率 20 % の環境下クオリティの高いサービスを提供する能力を維持
  • OLTP のパフォーマンスを落とさずにオンライン クエリを実行
 

会社概要

PULSE EFT Association
本社所在地: テキサス州ヒューストン
主要業務: 様々な EFT トランザクションのための高品質で低コストのスイッチングと決算サービスを、会員やその他の使用者に提供
URL: http://www.pulse-eft.com/

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
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