以上ここまで3回にわたって、HP Integrity NonStopサーバを例に取り、新基幹系サーバと呼ばれるプラットフォームのアドバンテージを明らかにしてきた。
新基幹系サーバとしてのNonStopサーバに備わる最大の特徴は、UNIXサーバによるクラスタと同レベル以下のコストで、メインフレームを上回る信頼性を実現する点である。例えばHP Integrity NonStop NS16000サーバでは、NSAA(NonStop Advanced Architecture)と呼ばれる高信頼性アーキテクチャを採用。プロセッサ、ディスク、I/Oコントローラ、電源など、どのコンポーネントが障害によってダウンしても、瞬時に正常なコンポーネントにトランザクションが引き継がれ、処理を継続することができる仕組みだ。
また、NonStopサーバのもうひとつの特徴、それは“オープンな基幹系”ともいうべき性質だ。.Java/J2EEやWebサービス/SOA、CORBA、そしてODBCやJDBCといったSQL APIまで、ひととおりの標準APIが利用可能だ。またPOSIX 1003.1に100%準拠するUNIX環境を提供しており、開発者から見ればNonStopサーバは一般的なUNIXサーバとほとんど変わらない。
そして3つめの特徴は、NonStopサーバが標準装備するリレーショナル・ベータベースNonStop SQLの存在である。シェアード・ナッシング方式を採用したNonStop SQLでは、「ユーザから見た厳格なサービスレベル」そして「ITシステムの持続可能な成長」を維持すべく、ハードウェアからOS、そしてデータベースに至るすべてが一体となって設計されている。このユニークなアーキテクチャにより、NonStopサーバはミッションクリティカル環境で求められる「止まらない・止めなくてよいITシステム」を実現している。
これらの3つの特徴によって、NonStopサーバは、メインフレームでもオープンシステムでもない、まったく新しいバリュー・プロポジションを提示している。今回の特集を通じて、“第3のプラットフォーム”としての新基幹系サーバが生み出しつつある新しい潮流をつかんでいただけたはずだ。 |