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清水さんが勤務しているサクラ海上が、ATZファミリー損保と合併することになりました。清水さんの所属する開発部第三グループのミッションは、お互いの会社で使っている専用端末からの相互乗り入れです。新しいサーバー導入が必要になりそうだと調べていたら、HP
NonStopサーバーにたどり着きました。HP NonStopサーバーといえば、古くからの友人である高橋さんが知っていたはず。さっそく連絡を取り、話を聞いてみることにしました。
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2010年11月
西村 めぐみ
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高橋さん:
今は輸出が厳しいからねー。我々製造業には辛いところだ。清水のところはどうよ。海外旅行関係の保険に力を入れているみたいじゃないか。
清水さん:
まぁね。海外旅行はもちろんだけど、国内旅行用の商品もそこそこ伸びてるよ。レジャー関係の保険は必要なときだけかけるって人が多くなったからね。
高橋さん:
なるほどなぁ。僕もそういえば昔はレジャー特約をつけていたけど、なんだかばかばかしくなって解約しちゃったよ。
清水さん:
いろいろ作ってるよー。行き先とかレジャーの内容によって細かく選べるようにしたりね。みんなネットで調べて比較するから、特色だすのに必死さ。
高橋さん:
すごいんだな。今度はなんとか損保ってところと合併なんだろ? ますますバリエーションが増えるわけだ。
清水さん:
ATZファミリー損保ね。ATZさんはどちらかというと日常生活のほうに力を入れてるから、ちょうど補い合う感じになるのかな。ペット関係の保険商品に関してはうちなんかよりずっとノウハウがある。
高橋さん:
ペットを連れて旅行に行くためのプランなんてのもできるわけ? システム担当はますます大変になるなぁ。
清水さん:
それはそうなんだけど、その前に、でっかい急務があるんだよ。だから高橋に話を聞きたかったんだ。お前のところって確かHP NonStopサーバー使ってたよな?
ちょっと話を聞かせてほしいんだ。
高橋さん:
差し支えない範囲でならかまわないよ。何?
清水さん:
合併でやらなきゃいけないことは山ほどあるんだけどさ、システム面でとにかく先にやりたいのは、相互乗り入れなんだよ。
清水さん:
合併するってことは、世間から見れば1つの会社になるってことだから、利用者にとっては、うちの窓口だろうがATZさんの窓口だろうが、同じように利用できなきゃならない。だけど、当然ながら、サクラ海上の端末はサクラ海上のホストに、ATZさんの端末はATZさんのホストに接続するようにしかできていない。
高橋さん:
そりゃそうだよな。どちらかに合わせるしかないんじゃないの?
清水さん:
いやいや、お互い膨大なアプリケーション資産があるわけで、そう簡単にはいかないんだよ。だから、まずは端末の接続をなんとかしたい。統合はその後。無茶をすると悲惨なことになるし、そっちはそっちで別のチームが進めているよ。
高橋さん:
接続だけならそんなに難しくないと思うんだけどなぁ。
清水さん:
レガシーなプロトコルがとにかくやっかいなんだ。お互いメインフレームだからさ。たとえば、うちはFNAだけど、あちらさんはSNAなんだ。あと、X.25も使ってる。
清水さん:
そうだよ! この辺を合わせるのはほんっと大変なんだ。基幹業務だからリスクは避けたい、だけどコストはあまりかけたくない。今更メインフレームを追加ってのもキツイし……。いや、それしかないならしょうがないかなとは思うんだけど、メインフレームを入れたところで問題は山積みのままだろ?
だからLinux や UNIX でも間に入れてみるのはどうかと思ったんだけど、あちらのアプリはSNA は LU6.2も含めて、ほとんどの
LU type を使ってるらしいんだよね。SNA をエミュレートしている UNIX とか Linux のミドルウェアは販売されているけど、一部の
LU にしか対応していないみたいで、やっぱり無理なんだ。
高橋さん:
なるほどね。それでHP NonStopサーバーに目をつけたんだ。
高橋さん:
HP NonStopサーバーを端末とホストの間に入れてルーティングする仕掛けを作れば、相互乗り入れは実現できるよね。ホスト側のアプリ変更は最小限ですむからリスクも低い。
図1:ルーティングで相互乗り入れを実現
高橋さん:
ところがそうでもない。HP NonStopサーバーは、いろいろなシステムやデバイスとの通信をこなす、いわば“FEP”(front end
processor)としての実績も昔から結構多いんだ。なにせ止まらないからね。
清水さん:
FEPはちょっとタイム、 が通用しないもんなぁ。
高橋さん:
それに、HP NonStopサーバーはたくさんのレガシー通信プロトコルをサポートしている。なんせ30年の歴史があるから、単なる“対応してますよ”じゃなく、どれも本気で利用されてきているってのが強い。SNAならあらゆるLUタイプを接続できるし、X.25やBSCも問題ない。
清水さん:
それならうちのもATZさんとこのも大丈夫そうだな。
高橋さん:
ちなみにうちの会社では、HP NonStopサーバーに集配信業務をのせてるけど、全銀手順を使ってるよ。
清水さん:
え、高橋のところって全銀なんて使ってるんだ?
高橋さん:
金融だけじゃなく、流通や製造でも全銀手順は使われているよ。とにかく、HP NonStopサーバーなら大抵のプロトコルが標準で提供されているから、利用するのも管理するのも簡単なんだ。
図2:HP NonStopサーバーで提供されている通信プロトコル製品
清水さん:
オープン系はどう? たとえば、うちは去年、新しい試みとして旅行会社と提携してツアープランと保険プランを組み合わせた商品を開発したんだけど、実験的な要素が強かったから別途UNIXサーバーを立てた。これなら端末側はパソコンでいいからね。
高橋さん:
そのサービス専用に端末を追加したわけ?
清水さん:
窓口の内側では、商品によって使える端末が違うなんてしょっちゅうなんだよ。
清水さん:
口コミで地味に広がった、隠れた人気企画だったんだけど、そんなわけで、扱える窓口が少なくてね。まぁ端末代は安いから徐々に増やしていくつもりではあるんだ。今後は顧客情報/契約情報の統合もあるし、ネットにもよりいっそう力を入れなきゃいけないから、オープンなシステムもどんどん使っていきたいと思ってる。
高橋さん:
HP NonStopサーバーは、オープンプロトコルもサポートしているよ。うちでもWebサービスを構築している。HTTPやSOAP/XML,
CORBA, RMI/RPCといったプロトコルは基本製品でサポートしているね。もちろんAPIも標準準拠だから、UNIXやLinuxと使い勝手が異なるところは特にないなぁ(≫ 互換性を維持しつつ、新しい開発環境も取り入れる )。
清水さん:
それはありがたい。うちのシステム要員に今さら新しい言語や開発ツールを使えっていうのもキツイしね。僕だって普段使っている環境で開発できるに越したことはない。ほんとに違いはないの?
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