HP NonStop サーバでは、シェアード・ナッシング方式とシステム・エリア・ネットワーク・アーキテクチャを実装した「ServerNet」によって、高速な大容量データ転送を実現しています。
現在のコンピュータ・システムは、性能向上を目的に並列アーキテクチャを採用するものが増えています。しかし通常の並列アーキテクチャでは、プロセッサーを追加することによってオーバーヘッドが拡大し、ある数以上はプロセッサーを追加しても性能が向上しないという問題が発生します。
各コンピュータ・ベンダは、コンピュータの処理能力を上げるため、プロセッサーの処理能力向上を進める一方、プロセッサーを並列に接続するマルチプロセッシング技術の開発にも取り組んできました。しかし、マルチプロセッシング技術ではプロセッサーが同一のメモリにアクセスするため、一定のプロセッサー数以上を接続するとメモリ・ボトルネックが発生します。そこで、旧タンデムコンピューターズが超並列サーバとして画期的な処理能力を実現するため、1996年、HP
NonStop サーバに向けて開発・投入したのが ServerNetです。
ServerNet は、高速なASICルーターによるシステム・エリア・ネットワークです。そして従来のバスやチャネル方式に代わるシステム内の新しいネットワーク環境を実現する技術として注目されており、プロセッサーを経由しないAny
to Any の高速で大容量なデータ転送を実現することでプロセッサー負荷を軽減させます。 ServerNet Tでは1ポートの転送速度は50MBでしたが、2001年にリリースしたServerNet
Uでは、1Gbpsのデータ転送をサポートしました。最新のHP Integrity NonStop サーバではServerNet
V を搭載し、そのデータ転送速度は2.5Gbpsをサポートしています。このServerNetの技術の標準化が進みInfiniBandの基本技術にも貢献しています。
NonStop ServerNet Clusterは、ServerNet IIテクノロジーを使用し、今までの製品よりはるかに高速で信頼性の高いHP
NonStop サーバのノード間接続(クラスタリング)を提供します。クラスタ環境を管理するExpand ネットワーキング・ソフトウェアのもと、以下の主な特徴によりServerNet
Clusterはこれまでにない最適なクラスタ環境を提供します。
- ノード間接続総バンド幅の大幅向上 - 最高16Gbit/秒(8ノード接続の場合)
- 既存のHP NonStop サーバノード間接続の10倍のスループットを実現 -
1接続あたり1GB/秒
- 効率的なプロセッサー使用率 - ブロック長の大きいデータを転送した場合、オーバーヘッドが6分の1に軽減。
- プラグ・アンド・プレイ機能 - システムを停止することなくノードの追加と削除が可能)
- 光ファイバによる柔軟なシステム設置環境 - システム間は最大150m
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