2012年3月29日、HP ProLiant サーバーの最新世代機、Generation 8(以下Gen8)を発表いたしました。
HP ProLiant Gen8は、サーバー運用についてこれまでの常識を変える「新体験」をもたらし、サーバーのライフサイクル全体における工数削減を強力に支援する“自働サーバー”です。

これまで多くのHP ProLiant ユーザーからご好評をいただいている、「Integrated Lights-Out」(iLO)が第4世代へと進化。 従来から提供されている快適な仮想リモートコンソール機能/仮想メディア機能、消費電力の管理・制御機能等に加えて、以下4つの新機能が拡張されています。
≫インテリジェント・プロビジョニング機能
≫エージェントレス管理機能
≫アクティブヘルスシステム (サーバー版フライトレコーダー機能)
≫自動通報機能
これらの新機能が、ユーザーのサーバー利用に関する様々な準備・調査・実行などの作業工数を削減します。

【導入】インテリジェント・プロビジョニング機能
インテリジェント・プロビジョニング機能は従来CDやDVDで提供されていたSmartStartや
、 Firmware、Agent、ドライバなどの更新ツールをiLOに予め実装し、提供する機能です。サーバー起動後にF10キーを押すだけですぐにスタートし、セットアップやOSなどのインストールを簡単に行うことができます。
さらにファームウェアの更新、アレイの構成や管理、変更、リモート管理機能の初期設定といったメンテナンスも、迅速かつ容易に行うことができます。
【監視】エージェントレス管理機能
これまでのサーバー監視は、OS上にInsight Managementエージェントをインストールし、OS上から監視を行うことが一般的でした。
HP ProLiant Gen8では、これまで通りのエージェント型監視に加え、新たにエージェントレス管理機能を実装し、サーバー内部に搭載される管理プロッサー”iLO”からサーバー監視を行うことを可能にしました。
この新しい機能では、監視エージェントをインストールすることなく、iLO単体で基本的なサーバー監視機能を提供し、SNMPトラップによる障害通知も可能です。また、AMS (Agentless Management Service)と呼ばれる非常に軽量なサービスをOS上にインストールすることにより、iLOへより詳細な監視情報を提供することが可能となります。


【解析】アクティブヘルスシステム (サーバー版フライトレコーダー機能)
日々の運用管理の中で、運用者の多くの時間と工数が割かれているのは、障害発生時の状況確認/説明作業であるとも言われています。原因究明のために、いつ、何が起きたのか、その前後でどういった作業が行われていたのか、ベンダー保守窓口とのやりとりが継続的に発生します。時には、運用者も認識されていない目に見えない変化が、障害の原因になっていることも少なくありません。
アクティブヘルスシステムは、飛行機のフライトレコーダーのように、刻一刻と変化するサーバー内部の各種パラメーターを絶え間なく自動的にロギングし、障害前後の状況把握から原因特定までを支援するGen8標準の機能です。取得対象パラメーターは1,600以上にのぼります。
本ログをベンダー保守窓口に提出することで、保守担当者の状況理解を迅速化し、漏れのないハードウェア変化を確実に捕えることが可能となり、さらには多面的な分析から、障害原因の早期特定にも貢献します。
【通報】自動通報機能「HP通報サービス」
コンポーネント障害や障害予兆を自動検知し、HPのサービスセンターに自動通報することで迅速な障害復旧を実現する「HP通報サービス」は、ハードウェア購入費用に追加費用なしで、ワランティからご利用いただける無償サービスです。
人手を介した検知/調査/特定/対処計画を自動化することで、復旧完了までの時間を20%〜30%短縮できるため、ユーザーからご好評をいただいています。
このHP通報サービスがHP ProLiant Gen8では機能強化/改良され、より簡単に、よりセキュアにご利用いただくことが可能になります。
HP通報サービスの詳細については、以下をご覧ください。
≫ 【無償】HP通報サービス:お使いの製品の障害を自動通報

HP ProLiant ユーザー向けのオンライン・ダッシュボードサービス「HP Insight Online」がスタートします。ダッシュボードでは、HP通報サービスでご提供いただいた「サーバー構成/ヘルスステータス情報」、コール対応履歴などの「サービスイベント」、標準保証やHP CarePackなどの保守契約の期間・期限などの情報を提供し、お客様のサーバー構成管理、契約管理、障害履歴管理などの管理にかかる手間を減らします。
HP ProLiant Gen8から新しく実装されたエージェントレス管理機能により、OSをインストールしていなくても常にハードウェアを監視。何かしらの問題が発生した場合はHPに通報され、サーバーヘルスステータス情報に反映されます。フリーOS利用の場合のサーバー監視、各地に分散しているサーバーの監視など様々な利用シーンで活躍する新しいサーバー管理のクラウドサービスです。

HP ProLiant Gen8は、さらに効率的なサーバーメンテナンスを実現するために、新たに150箇所を超える革新的なデザイン変更を行いました。代表的なものは以下の通りです。
Flexible LOM (フレキシブルロム) 対応
従来世代機ではオンボードのNICは取り外し・交換が不可能でしたが、HP ProLiant Gen8では交換可能なオンボードNICとして提供されます。 用途に合わせた様々なネットワークに接続可能になるだけでなく、限られたPCIスロットを有効に活用できます。
※HP ProLiant ML350p Gen8についてはFlexibleLOM非対応となります。
スマートドライブ
ホットプラグ対応ドライブに、より視認性に優れた前面パネルを採用し、ヒューマンエラーを低減します。 例えば、誤ってリビルド中のHDDを取り出してしまうといった人的ミスが多かったことに着目し、新しい取り出し禁止LEDを装備し、作業ミスを防止します。
※LED機能は、HP SmartアレイコントローラーPシリーズ以外ではサポートされませんのでご注意ください。
スマートソケットガイド
カセットテープを入れる感覚で挿入できる、自社開発のCPUソケット。 CPU増設時にマザーボードのピンを曲げてしまう等の損傷リスクが多いことに着目し、簡単かつ確実なCPU増設を可能にしました。
プラチナ“プラス”共通電源
省電力性もさらに強化。80 PLUS Platinum電源を上回る高変換効率の、プラチナ“プラス”電源を採用しています。
※80 Plusで認証されているグレードとしては、「80 PLUS Platinum」になります。
このように、HP ProLiant Gen8は単なるスペックの向上ではなく、ユーザーの皆様に「新体験」をもたらす様々な特長を有しています。 それにより導入から監視・通報・解析・メンテナンスまで、サーバーのライフサイクル全般に渡って、管理者の工数削減を強力に支援いたします。
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