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お客様の期待や想い(Vision)を超えた(Exceed)製品・サービスを提供することで、お客様に驚きや感動をもたらすことを目指し、「Exceed Your Vision」というスローガンを掲げるエプソングループ。プリンターや液晶プロジェクターに代表される情報関連機器から電子デバイス、精密機器まで幅広く事業を展開する同グループにあって、エプソン販売は国内市場におけるエプソンブランド情報関連機器の販売で中心的な役割を担っている。
エプソン販売では、2000年代初頭から一貫した方針の下、社内のITシステムを整備してきた。同社の情報システム部門である情報化推進部の宮下大部長はこう解説する。「オープン系サーバーは時間がたつにつれ、様々なプラットフォームが混在してしまうもの。このため、サーバーはHP製のもの、OSはWindows®ということで、意識してプラットフォームの統一を図ってきました」。
HP製サーバーを標準機に据えた理由は、まず第一に、同社にとって扱い慣れたサーバーであったこと。同社は販売パートナーとしてHP製サーバーを販売してきた経験を持つ。このため、HP製サーバーに関して深い知識とノウハウを持っていた。さらに、他社製サーバーと比較して、先端的の技術を常に積極的に取り込んでいる、故障が少なくハードウェアとしての信頼性が高い、という社内の評価もあったからだった。
プラットフォームの統一に続き仮想化の導入で管理負荷の軽減を目指す
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エプソン販売株式会社 経営推進本部 情報化推進部 部長 宮下大氏 |
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エプソン販売株式会社 経営推進本部 情報化推進部 主事 木間智之氏 |
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エプソン販売株式会社 経営推進本部 情報化推進部 俵藤大祐氏 |
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プラットフォームの統一を図った背景には、当然、運用管理の負担を軽減するという狙いがあった。しかし、社内からの要求に応じて1サーバーに1システムといった形でシステムを追加していった結果、情報化推進部で管理する物理サーバーの数は増えていく。管理の負担も再び大きくなってきた。
「そこで考えたのは、メインフレームでは一般的だった、仮想化による物理サーバーの集約でした。しかし、検討を始めた2000年代中ごろ、Windows®で利用できる無償の仮想化ソフトはMicrosoft® Virtual Serverぐらいしかありませんでした。ひとまず空いていたラックマウントサーバーにこれを乗せ、仮想化環境を構築。サービスが止まっても支障の出なそうなシステムを選び、仮想サーバー上で稼働させるテストを開始してみることにしました」と宮下部長は振り返る。
仮想サーバーのテスト運用をとおし、情報化推進部のメンバーたちも仮想化によるメリットを強く意識するようになっていく。「サーバーのスクラップ&ビルドが極めて簡単にできる点が最大の魅力でした。アプリケーション部隊のために開発環境を用意するにしても、従来の物理サーバーであれば、OSのインストールから始めて3時間ぐらいの時間がかかっていました。それが仮想サーバーなら5分程度。劇的に時間を短縮できるようになったのです」と同部の木間智之主事は語る。仮想サーバーでの運用がいかに楽かを十分に実感したという。
2009年の秋、Windows Server® 2008の仮想化機能であるHyper-V®のバージョン2.0がリリースされる。これで実用レベルに達したと判断した情報化推進部では、長年温めてきた仮想化の本格的な導入を決断。「仮想化導入にあたり、VMwareとの比較も行いました。しかし当社が進めてきたWindows®での統一、その運用から身に付けてきたWindows®に関する技術ノウハウ、さらにコストといった点を勘案した結果、Hyper-V®で仮想化を進めることにしました」(木間主事)。
仮想化によるサーバー集約の対象に選んだのは、人事考課、事務用品・備品の購入申請、出張費精算をはじめとする数十ものシステム。「それまで1システム1サーバーで運用しており、全国の支店や営業所から毎日アクセスがあるものの、トランザクションとしてはあまり大きくない社内向けの業務システムを選びました。これらを一気に集約することにしたのです」(宮下部長)。
Hyper-V®を用いた「社内向け業務インフラ」の構築とも呼べる取り組みはこうしてスタートした。
HP ProLiant BL460cとバーチャルコネクトFlex-10、Hyper-V®で物理サーバーを集約
「社内向け業務インフラ」のためのサーバーとして選んだのは、高性能/電力効率に優れるインテル® Xeon® プロセッサー 5500番台搭載のブレードサーバーであるHP ProLiant BL460c G6。これをHP BladeSystem c3000エンクロージャーに格納して使うことにした。実は、ミッションクリティカル性が高い重要システムについては、以前からHP ProLiant BL460c G6を導入しこの上で動かしており、運用の実績もあった。その経験から、HP ProLiantBL460c G6が備える優れた信頼性を評価していた。
ネットワーク環境として採用したのは、HP バーチャルコネクトFlex-10だった。その採用理由を木間主事はこう語る。「仮想化でサーバーを集約する際には、ネットワークも集約されることになり、ネットワークの帯域が十分に確保できない恐れがありました。この点、HP バーチャルコネクトFlex-10であれば、初めから10GBの帯域を確保で
きてしまいます。今回は必要となるネットワーク帯域を正確に読み切れていなかったこともあって、広い帯域を用意できることは大きな魅力でした」。
また、HP バーチャルコネクトFlex-10が備える、帯域を分割し柔軟に制御できる機能についても高く評価した。
「一度導入してしまえば、設定をいじるだけで簡単にネットワークの割り振りや帯域幅を変更できてしまいます。これまでのようにスイッチでネットワークを構成するとしたら、変更のたびにネットワークを再設計して、配線して、改めて設定や検証もしなくてはなりません。HP バーチャルコネクトFlex-10は、いわばブレードサーバーの中にネットワークもスイッチも組み込んだような状態にできます。1つのハードの中で効率的にできてしまうのは非常に助かります。また、多くのスイッチを購入するより、イニシャルコストが低く抑えられそうだという見通しもありました」(木間主事)。
そして、HP ProLiant BL460c G6とHP バーチャルコネクトFlex-10、Hyper-V®で構築した仮想化環境を管理するために、物理サーバーも仮想サーバーも一括して、視覚的に管理できるHP Insight Dynamicsを導入。「従来から、
システムの管理環境としてHP Systems Insight Manager(HP SIM)を使ってきました。この慣れ親しんだ管理環境から仮想サーバーも管理したいと考えていましたから、HP SIMと連携できるHP Insight Dynamicsは、私たちのニーズとうまくマッチしました」と同部の俵藤大祐氏は語る。
共有ストレージにはHP EVA4400を採用した。
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