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株式会社東京現像所
映像本部 映像部
デジタルプロセス部
デジタルグループ 主任
廣田 隼也氏 |
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株式会社東京現像所
映像本部 映像部
デジタルプロセス課
デジタルグループ
鎌田 康介 氏 |
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激増する高負荷な作業への対応にレンダリングファーム構築を決断
この状況に対応すべく、デジタルプロセス課でレンダーファームの必要性が検討されるようになったのは、2009年頃だったという。
「ちょうどその頃から、映画のローリングタイトルや、高精細な3DCGなど、高負荷のレンダリングが要求される案件が急増してきたという状況がありました」とデジタルプロセス課主任の廣田隼也氏は説明する。
レンダリングは従来、基本的に各スタッフの作業用ワークステーションを使って対応し、必要に応じて空いているスタッフのマシンを使うなどのやりくりをしていたが、それも限界に達しようとしていた。同じくデジタルプロセス課の鎌田康介氏も次のように話す。
「データサイズが非常に大きいため、レンダリングには予想以上に時間がかかります。作業マシンがレンダリングにとられてしまうと、他の作業がストップしてしまうこともたびたびでした」
つまり、レンダリング待ちが業務におけるボトルネックとなっており、他の作業にも支障が出ていたというのだ。
また、廣田氏は作業クオリティの面でも懸念があったと語る。
「我々作業者からすれば、トライ&エラーを繰り返すことで、精度の高い仕上がりを得ることができます。そのためには、なるべく早く計算結果が見たいわけです。また、今後も高負荷なレンダリングが必要な案件は増加していくと予想できます。そこに対応するためにも、高速かつ分散処理が可能なレンダリングファームの構築が急務との結論に至りました」(廣田氏)
では、どのようなレンダーファームを構築すべきなのか。要件として考えたのは、次の点だったと鎌田氏は説明する。
「ちょうどその頃にOSと主要なソフトウェアの64bit環境への移行が進行していたことから、そこに対応すべく64bitでの処理、それに所内にシステムを設置することからできるだけ省スペースであること、この2点を主要な要件に、検討を開始しました」(鎌田氏)
作業用マシンとの親和性を考慮し、Windowsベースのワークステーションにターゲットを絞り、タワー型、ブレードタイプなど、さまざまな可能性を検討していたが、実のところ、初期の頃はあまり進展はなかったという。
その後、徐々に運用方針も固まり、さらに所内でもデジタルに造詣の深い川俣氏の上司の意見で、ブレードタイプが有力候補となってから、状況は一変する。
「現場からもブレードがいいという声は上がっていたのですが、コスト面、運用管理面で上司からもブレードがいいと勧められたので、以前からアプリケーション面でサポートをいただいていた株式会社Tooに相談をもちかけたところ、HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードを提案されたのです」(川俣氏)
パフォーマンスはもちろん、その他のファクターでも競合を圧倒したHPブレードワークステーション
HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは、1台当たりわずか0.6Uというコンパクトな本体に、最新のインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を最大2基搭載できる、高機能なブレード型ワークステーション。
インテル® Xeon® プロセッサー5600番台は、6コアという圧倒的な演算パワーを持ちながら、前世代モデルであるG5に対し、待機時の消費電力がほぼ1/2、高負荷時でも約30%削減されるなど、高度な省電力性も備えた最新世代のCPUだ。この高性能と省エネを両立したインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を搭載したHP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは12個のDDR3 DIMMスロットによる最大96GBメモリ、ホットプラグ対応のSASドライブを2ベイ、オンボードで1GbE対応のネットワークインターフェースが2ポート、そして書き込みキャッシュ対応のSmartアレイP410i搭載など、グラフィックス用途に驚異的といってもいいスペックを発揮する。
実は他社製ブレードワークステーションも同時に検討していたが、電源と騒音の点でもHPブレードワークステーションは優位だったと鎌田氏は振り返る。
「レンダリングファーム構築にあたっては、専用のマシンルームを用意したわけではなく、所内の空いている部屋を充当しました。その際に電源と騒音が問題となりました。電源は電圧と容量の点で、他社製品は厳しかった。また、カタログなどからは読み取りにくい点ですが、稼働音の大きさには、正直、驚きました。その点、HP ProLiant WS460c G6ワークステーションはどちらも納得のいくレベルでした。」(鎌田氏)
さらに、HP Webサイト上に掲載されている豊富な事例も、選定の決め手のひとつになったそうだ。
「我々と同業の、映像制作分野の事例が非常に参考になりました。これほどの実績があるのだから、期待にも応えてくれるはずだと考えました」(廣田氏)
HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは株式会社Tooを通じて、菱洋エレクトロ株式会社より実機がレンタルされ、実機テストも実施された。
その結果は川俣氏らを驚かせるのに十分だった。
「テストは2機で実施したのですが、こんな小さなボディのマシンで本当に大丈夫なのかという不安をよそに、既存の環境の2〜3倍という素晴らしいパフォーマンスを叩き出しました」(川俣氏)
さらに実際の構築にあたっては、サイジングにも留意したと鎌田氏は話す。
「やみくもに台数を入れるのではなく、当課の作業量に見合うのは何台なのかという点をストレージ容量とともにシビアに検証しました。台数ごとの計算速度の比較をするなどして、結果的に4台のHP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードを中核に、システムを構築しました」(鎌田氏)
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