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導入する前のアドバイス

1.2. HP ProLiantサーバのハードウェアで提供されるメリット

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1.2.1. HP ProLiantサーバのハードウェア・その1 − サーバ筐体

サーバ筐体(きょうたい)とは、プロセッサやメモリなどを装着するシステムボードや、電源、ストレージといったコンポーネントを納めている箱のことです。x86サーバの筐体デザインは、サーバの用途によって変わります。たとえば、オフィスフロアなどに設置することを前提としたタワー型や、サーバラックにマウントして使われることを前提としたラック型といったように、それぞれの目的や用途によって最適な筐体を選べるようになっています。また、形状的な違い以外にも、メーカーがどのように、x86サーバを設計しているかという部分がはっきり出るところとも言えます。

HP ProLiantサーバの製品設計のコンセプトとして、HP ProLiantサーバおよびその関連製品について、一貫性を維持するという点があげられます。これはサーバのみならずサーバ関連のオプションやソフトウェアを自社開発しているHPならではのポイントです。
たとえば、HPは個々の部材を自社で設計開発しているので、ホットプラグ用の部材を交換する際に使うレバーを、レバーの片側を引き上げるだけで扱えるように、共通化を行えます。部材一つ一つの設計の共通化により、全体として物理的な部品の交換プロセスを共通化するといった一貫性を保つことができるのです。

このようなHP ProLiantサーバの筐体デザインやソフトウェアツールの操作性などに一貫性を持たせることで、製品毎に新たな手順などを覚える必要が無くなります。その結果として、セットアップ、操作性、保守性といった面で、複雑さの低減と総所有コストの削減につながります。

HP ProLiantサーバの一貫性という点で、筐体デザインに関する部分は、LEDインジケータや、部材の色や形などを共通化しているという点があげられます。

  • LED インジケータ
    HP ProLiantサーバの前面には、サーバの識別や状況確認のためのフロントパネルLEDがあります。このフロントパネルLEDにより、ネットワークアクセス状況やハードウェア異常などを、LEDの色と点灯・点滅などから一目で把握できます。サーバの機種によって若干の違いはありますが、フロントパネルLEDとしてUID(Unit ID: ユニットID)やシステムヘルス、ネットワークアダプタ、ドライブ(ハードディスク)、電源などのLEDなどを用意しています。
    フロントパネルLEDで、システムの状況やサーバの識別をあらわすLEDの動作は共通化されています。たとえば、システム状況を示すLEDでは、正常に起動している場合には緑色で表示されていますが、異常時には障害のレベルにより黄色もしくは赤色で表示されます。システム状況を示すLEDとしては、システムヘルスLEDがあります。障害発生などの際にすばやくアクセスできるように、システムヘルスLEDとして内部ヘルスLEDと外部ヘルスLEDが用意されています。
    外部ヘルスLEDは、ホットプラグ対応の電源部などを持つ機種に用意されていて、サーバのカバーを開けずに外側からアクセス可能なコンポーネントの障害などを表示します。また、内部ヘルスLEDは、すべての機種で用意されており、サーバのカバーをあけて対応する必要のあるコンポーネントの障害を表示します。内部ヘルスLEDで障害が表示された場合、サーバのカバーをあけてシステムボード上のLEDで障害位置を特定できます。なお、300シリーズのG5の一部では、システムボード上のLEDをサーバ前面から確認できるSystems Insight Displayを搭載しており、本体のカバーを開けずに障害位置の特定を行うことができます。
     
    DL380G5のSystems Insight Display
    DL380G5のSystems Insight Display

    また、マシンルーム内やラック内でサーバを識別するために利用されるUIDには、青色のLEDが使用されています。このUIDはサーバのUIDボタンを使って点灯させることや、管理ツールなどからリモートで点灯することができるようになっており、複数のサーバの中から対象のサーバを探す際に有効に利用できます。
    そのほかにもネットワークアダプタやハードディスクのアクセスを示すLEDや、電源ボタンと一体化した電源On/Offなどの状態を示すLEDなども用意されています。
     
    DL580G4のLEDインジケータ
    DL580G4のLEDインジケータ

  • タッチポイントカラー
    交換時や作業時に手の触れる「タッチポイント」部分の色を塗り分けることで、その部材に対して必要なアクションを、管理者やサービス担当者が一目で理解できるようにしています。
    ホットプラグ対応のコンポーネントのタッチポイントはポートワイン色、交換に先立ちシステムのシャットダウンを必要とするコンポーネントのタッチポイントはスレートブルー色で表現されています。
     
    DL580G3のタッチポイントカラーの例 左からホットプラグパワーサプライ、ホットプラグメモリ(上)とプロセッサケージ(下)、ホットプラグディスク
    DL580G3のタッチポイントカラーの例 左からホットプラグパワーサプライ、
    ホットプラグメモリ(上)とプロセッサケージ(下)、ホットプラグディスク

  • 部材の取り付け・取り外し
    筐体のカバー取り外し用ラッチやラックマウント時の固定用ラッチを、ワンタッチで行える共通のデザインにして、取り外しや取り付けを容易にしています。そのほかにもサーバをラックマウントする時の、ケーブルマネジメント用の部材や、サーバをラックマウントするときに使用するラックレールなども工夫が凝らされています。

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