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導入する前のアドバイス

1.3. x86サーバにおける一般的な規格および用語

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1.3.1. プロセッサ

ここではx86サーバにおける一般的な技術用語のなかで、プロセッサに関係するものをまとめています。プロセッサに関するより詳細な情報に関しては、「業界標準サーバ用のx86プロセッサの特性 AMD OpteronおよびIntel Xeon技術概要、第2版」を御覧ください。

  • x64拡張(x86-64)
    x64拡張とは、x86命令セットアーキテクチャの完全な互換性を維持しながら、プロセッサの動作(レジスタや演算装置)を64ビットに拡張したものです。x64拡張はAMDのOpteronプロセッサでAMD64命令セットとして最初に開発され、その後IntelがAMD64命令セットと互換性を持つEM64T命令セットをPentium4およびXeonプロセッサへ実装したことで、現在発売されているサーバに搭載されているプロセッサにおいて一般的な技術となりました。x64拡張を備えたプロセッサでは、64ビットロングモード、64ビット互換モード、および32ビットレガシーモードの3つの異なる動作モードがあり、これらのモードは使用するOSによって自動的に切り替えられます。64ビットモードで動作させるには、Windows Server 2003 x64 Editionsなどの64ビット対応OSが必要となります。

      32ビット
    レガシーモード
    64ビット
    互換モード
    64ビット
    ロングモード
    OS 32ビット 64ビット 64ビット
    アプリケーション 32ビット 32ビット 64ビット
    x64プロセッサにおける動作モード

    64ビット対応OSと64ビット対応アプリケーションを利用した場合、64ビットロングモードで完全な64ビット環境として動作し、32ビット環境と比較して大量のメモリを使用できるため、気象解析や衝突解析といった科学技術計算などの大量のデータを取り扱う処理で優れた処理性能を実現します。
    尚、x64拡張による64ビット環境は、IntelのItanium2プロセッサによる64ビット環境と互換性はありません。

  • マルチコア
    マルチコアプロセッサとは、1つ以上のダイの上に複数の完全なプロセッサ実行コアを搭載した、単一の物理パッケージです。現時点では2つのコアを搭載したデュアルコア、および4つのコアを搭載したクアッドコアのプロセッサが存在します。デュアルコアアーキテクチャでは、計算スレッドを2つのコアに分散できるため、マルチスレッド化アプリケーションの利点が活かせ、複数スレッドによる同一実行リソースへの競合が減少します。このため、マルチスレッド化されたアプリケーションでは、より高度なパフォーマンスが実現します。デュアルコアプロセッサは、従来のシングルコアプロセッサよりも低い周波数で動作するため、消費電力量は従来のプロセッサと同等程度に抑えられていますが、実質的に2つのプロセッサとして動作するため、多くの場合において従来のシングルコアプロセッサ以上の処理能力を発揮します。
    将来的には、より多くのコアが単一の物理パッケージに搭載され、プロセッサのマルチコア化が進むと言われています。

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