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導入する前のアドバイス

1.3. x86サーバにおける一般的な規格および用語

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1.3.5. ATA

ここではx86サーバにおける一般的な技術用語のなかで、ATA(Advanced Technology Attachment)に関係するものをまとめています。

  • ATA(パラレルATA)
    ATAとは、Compaq Computer等が開発した安価なハードディスク接続方式であるIDE(Integrated Drive Electronics)を標準化した規格を指します。ATAの規格の種類は以下のとおりです。

    規格 呼名 転送モード 最大転送速度 信号線
    ATA IDE - 8.33MB/s 40本
    ATA-2 Enhanced IDE - 16.7 MB/s
    ATA-3 Enhanced IDE - 16.7 MB/s
    ATA-4 Ultra ATA 33 Ultra DMA 33 33.3 MB/s
    ATA-5 Ultra ATA 66 Ultra DMA 66 66.7 MB/s 80本
    ATA-6 Ultra ATA 100 Ultra DMA 100 100 MB/s
    ATA-7 Ultra ATA 133 Ultra DMA 133 133 MB/s
    ATA規格の種類

    以上の規格は、ハードディスクとコントローラ間でデータビットをパラレルに転送することから、パラレルATAと呼ばれています。パラレルATAでは、安価なハードディスクを使用しており、各規格間の下位互換性を維持しながら、1つのATAコネクタに最大2つのデバイスを接続できます。コントローラおよびハードディスクのコネクタは40ピンとなっていますが、接続に使用するケーブルがATA-5以降は80芯となっているため、ATA-5以降のデバイスを接続する場合は、80芯に対応したケーブルが必要となります。パラレルATAは、以前はデスクトップ製品とノートブック製品で中心的に使用されており、低価格帯のサーバでも一部で採用されていましたが、現在では、殆どのデスクトップ製品と低価格帯のサーバにおいて、次項で説明しているシリアルATAが採用されています。

  • シリアルATA
    シリアルATA(以下SATA)は、ATA 133(ATA-7)を越えるパラレルATAの速度の向上を阻む電気的なシグナリング、ケーブリング、およびデータ堅牢性の問題に対応した技術です。SATAは、より低いシグナリング電圧、エンドツーエンドのデータ保護、ホットプラグ機能、およびコネクタピン数の減少を実現し、パラレルATAのケーブルと比較して、細くかさばらないケーブルによる簡単な配線を可能にしています。コントローラとハードディスクの接続はポイント・ツー・ポイント形式で、コントローラポートあたり1台のハードディスク接続となるため、パラレルATAより高速なデータ転送が可能です。SATAは現在発売されているデスクトップ製品および低価格帯サーバにおける標準的なハードディスクインターフェースとなっています。(一般的にデスクトップ製品のSATAハードディスクはホットプラグには対応していません。)
    SATAはパラレルATAとハードウェアの互換性はありませんが、ATAプロトコルは完全な互換性があるため、既存のATAデバイスドライバを利用できます。SATAに関するより詳細な情報は、ホワイトペーパー「Serial ATA technology(英語)」を御覧ください。
     
    SATAケーブル(写真中央)
    SATAケーブル(写真中央)

      パラレルATA
    (ATA-7)
    SATA
    帯域幅 133MB/s 150MB/s
    電圧 5V 250mV
    ピン数 40 7
    ケーブル長 45.7cm(18インチ) 100cm(39インチ)
    1ケーブルあたりの接続デバイス数 2 1
    パラレルATAとSATAの比較

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