ここではx86サーバにおける一般的な技術用語のなかで、RAIDに関する説明を記載しています。RAIDの方式(レベル)の詳細については、アレイコンフィギュレーションユーティリティユーザガイドの「ドライブアレイとフォールトトレランス機能」または「RAID6 with HP Advanced Data Guarding technology: a cost-effective, fault-tolerant solution(英語)」を御覧ください。
- RAIDレベル
RAIDとはRedundant Arrays of Independent Disksの略であり、複数のハードディスクドライブを使って仮想的な1台の大容量ドライブを構築し、パフォーマンスや冗長性の向上を図る技術です。RAIDには0から6までのレベルがありますが、一般的に0、1(1+0)、5、6のRAIDレベルが用いられています。RAIDの構築には、専用のハードウェアを用いる方法(ハードウェアRAID)と、OSに付属する機能を利用する方法(ソフトウェアRAID)があります。
- RAID0(ストライピング)
特定のサイズにファイルを分割し、複数のハードディスクに同時に書き込んでいきます。パフォーマンスはほかのどのRAIDレベルよりも高いのですが、冗長性が無いため、1台のハードディスクに障害が発生すると、RAID内のデータは使用できなくなります。
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RAID0 |
- RAID1(1+0)(ミラーリング、ミラーリング+ストライピング)
RAID1では、2つのハードディスクが使用され、それぞれに全く同じ内容を書き込みます。これを発展させたRAID1+0は2台1組でミラーリングしたペアを複数用いて、ペア毎に分割してデータを書き込みます。(2の倍数個のハードディスクが必要となります。)いずれの場合でも、使用するハードディスク容量の合計の半分しか使用できないため、他のRAIDレベルに比較してコストが高くなります。各ミラー化ペアのうちの1つのハードディスクが動作している限り、データは保護されます。一般的に、OSのシステム領域はRAID1で構成されます。
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RAID1+0 |
- RAID5(分散データガーディング)
データの書き込み方はRAID 0と同じですが、構成するディスクグループのうち1台をパリティデータ書き込み用として使用します。このパリティデータはすべてのドライブ間で分散させて書き込むため、構成するには最低3台のハードディスクが必要となります。RAID5では、1台までのハードディスク障害からデータを保護します。データの読み込み性能は、RAID0と同様に高速ですが、書き込み時には、パリティの算出が必要となるため、RAID0やRAID1より低速となります。
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RAID5 |
- RAID6(アドバンストデータガーディング)
RAID 5のパリティドライブに相当する冗長データを2組用意して、全てのハードディスクに分散して書き込みます。(最低4台のハードディスクが必要となります。)RAID6を構成する任意の3台以上のハードディスクが同時に障害とならない限り、データは保護されます。RAID6は高い耐障害性と大容量という2つの利点がありますが、I/O性能は他のRAIDレベルよりも劣ります。データの読み込み性能はRAID5に匹敵しますが、追加のパリティデータを書き込む分、書き込み性能は低くなります。
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RAID6 |
以下に各RAIDレベルの比較をまとめた表を記載します。
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RAID0 |
RAID1 |
RAID1+0 |
RAID5 |
RAID6 |
| 利用可能容量(※2) |
C×n |
C×(n/2) |
C×(n/2) |
C×(n-1) |
C×(n-2) |
| 最低限必要なディスク数(※3) |
2 |
2 |
4 |
3 |
4 |
| I/O処理性能(Read) |
A |
B |
B |
C |
C |
| I/O処理性能(Write) |
A |
B |
B |
C |
D |
| 耐障害性 |
C |
B |
A |
B |
A |
| コスト(※4) |
A |
B |
C |
B |
C |
| (※1) |
上記表中(利用可能容量以外)のアルファベットは、最も優れているものをAとした場合の相対評価となります。 |
| (※2) |
利用可能容量のCはRAIDを構成するハードディスクの最小の容量、nは構成するハードディスクの本数となります。 |
| (※3) |
スペアディスクの本数は含みません。スペアディスクを検討されている場合は、その本数(通常は1)を加算ください。 |
| (※4) |
RAID1は2本のディスクにより構成されるため、コスト的には優れていると判定しています。 |
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