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導入する前のアドバイス

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2.2.4. 電源に関する注意事項

サーバを選択する際には、電源に関する考慮が必要となります。HP ProLiantサーバの消費電力量は、同じ機種でも構成やプロセッサのクロック周波数により異なる場合があります。したがって、サーバに必要となる電源容量を確認して、設置予定の場所に用意されている電気設備に適合可能かどうかを事前に検討することはとても重要です。以下に、サーバの電源に関して考慮すべき点を記載します。
  • サーバに必要な電源容量を確認する
    プロセッサやメモリの技術向上に伴い、サーバの処理性能は数年前のサーバと比較して飛躍的に向上しています。しかし、プロセッサやメモリの動作周波数の上昇は、サーバの処理性能向上と同時に、多くの消費電力を必要とするという問題を包含しています。たとえば、2000年に発売されたCompaq ProLiant DL360は190Wのパワーサプライを搭載していましたが、2003年のDL360 G3では325Wとなり、2006年発売のDL360G5では700Wのパワーサプライを搭載するに至っています。
    設置予定場所で必要となる電力量を見積もるためにも、必ず製品の電源仕様をご確認ください。サーバの構成の違いにより、最大消費電力量は異なりますが、この値はPower Calculatorツールで求めることができます。構成を決める際には、Power Calculatorツールを使用して、その構成の最大消費電力量を求めることをお勧めいたします。Power Calculatorの機能および使用例については、技術概要資料「HP ProLiantラックマウントシステム用 電力要件の計算」を御覧ください。また、一部のHP ProLiantサーバの製品ホームページには、「電源概要」のリンクを用意しており、そこからパワーサプライの詳細な電源仕様を確認することができます。

  • リダンダントパワーサプライ構成を検討する
    MLおよびDLラインのHP ProLiantサーバは、最大2つまでのパワーサプライを搭載できますが、1つのパワーサプライだけで、プロセッサ、メモリ、ディスク等を完全に搭載した構成をサポートします。ただし、1つのパワーサプライでサーバを構成した場合、そのパワーサプライが単一障害点となるため、HPでは可用性向上の観点からパワーサプライの追加を推奨しています。(DL180を除くHP ProLiant 100シリーズ、ML310およびDL320のパワーサプライは、非ホットプラグリダンダント構成も取れません。)

  • ブレードサーバにおける電源構成の注意
    BL p-Classブレードサーバの電源構成は大きく分けて3つの形態があります。1つ目が3Uパワーエンクロージャを使用する形態、2つ目が1Uパワーエンクロージャを使用する形態、そして3つ目が直流-48Vの電源を直接接続する形態です。
    1つ目の3Uパワーエンクロージャを使用する場合は、単相電源または三相電源を利用できます。(利用する電源によって必要となるパワーエンクロージャが異なりますのでご注意ください。)尚、それぞれの電源装置で供給可能な電力量は異なりますので、ブレードサーバの構成によって給電可能なサーバブレードエンクロージャの数は変化します。単相電源用パワーエンクロージャよりも、三相電源用パワーエンクロージャの方が、より多くのサーバブレードエンクロージャに給電できます。
    2つ目の1Uパワーエンクロージャを使用する場合は、接続できるサーバブレードエンクロージャは常に1つとなりますが、その中のブレードサーバはどのような構成でも動作します。尚、必要となるパワーサプライの搭載数は、ブレードサーバの構成に依存します。
    3つ目の直流-48Vの電源を直接接続するには、「ファシリティDC電源キット」が必要となります。設備側の接続口は端子盤接続となりますので、有資格者による工事が必要です。
    尚、新世代ブレードサーバのBL c-Classでは、p-Classとは異なり、サーバブレードとパワーサプライを一つのエンクロージャ内に搭載する形となりますので、稼動させるサーバブレードの台数と要求される電源冗長化レベルに応じて、必要なパワーサプライの搭載数が決定されます。
    何れの場合においても、エンクロージャ単位でのブレードサーバの動作に必要な電力量を正確に見積もるためには、Power Calculatorツールを利用してください。
    ブレードサーバの詳細な電源構成方法および、コンポーネントの構成方法に関しては、「HP BladeSystem プランニングガイド (p-Class)」および「HP BladeSystem c-Classサイトプランニングガイド」を御覧ください。

  • 200V電源が必要な構成と200Vを使う注意点
    日本で用いられている商用電源は100Vと200Vが一般的ですが、200Vの方が電気の利用効率は良いため、用意できるのであれば200Vで運用することを推奨いたします。HP ProLiant MLサーバ、DLサーバでは、AC入力電圧の許容範囲が100V〜240Vとなっている為、100Vおよび200Vの両方の電源が使用できます。BLサーバはc-Classの単相モデルを除き、200V専用となっており、100Vでは使用できません。その他、HP ProLiantサーバの純正オプションも100V及び200V両方で利用可能ですが、UPSPDUは100V用と200V用で製品が異なりますので、注意が必要です。尚、200V仕様のUPSおよびPDUは、入出力とも200Vとなりますので、併せてご注意ください。

    日本国内販売向けのHP ProLiantサーバには、IEC320C13−NEMA 5-15Pの100V仕様の電源ケーブルが添付されています。200Vの電源にHP ProLiantサーバを接続する場合は、IEC320 C13−C14の電源ケーブルが必要となります。このケーブルは、ラックマウント型のHP ProLiantサーバおよび200V仕様のPDUに標準で添付されていますが、PDUのオプションとして単体で入手することも可能です。

    以下に、100V仕様と200V仕様のコンセント/プラグの形状比較を示します。

      コンセント側 プラグ側 プラグのイメージ
    100V 仕様
    5-15R
    5-15R
    5-15P
    5-15P
    200V仕様
    PDUとサーバ間
    IEC320 C13
    IEC320 C13
    IEC320 C14
    IEC320 C14
    200V 仕様
    UPSの出力(一部)など
    IEC320 C19
    IEC320 C19
    IEC320 C20
    IEC320 C20
    コンセントとプラグ形状の比較

    DL580およびDL585 で200V仕様のコンセントを使う場合は、専用オプションを利用します。DL580 、DL585側がIEC320 C19となり、その他のHP ProLiantサーバと形状が違います。
    200Vで構成を検討する場合は、PDUやUPSの出力コンセントを確認して下さい。

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