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HP ProLiantサーバのメリット・その1からその4で紹介した機能、ユーティリティ、デバイスドライバなどのソフトウェアは、無償(製品に添付またはHPホームページからダウンロード)で提供しているものですが、HP
ProLiantサーバのインストール、構成および管理で基本的かつ重要な役割を担うものでした。HPでは、これらの基本的なソフトウェアおよび機能を利用できるHP
ProLiantサーバに、更なる付加価値を提供するために、大量のサーバの自動セットアップからリモート操作機能の強化など、システム管理機能をグレードアップするソフトウェア群をオプションとして有償で提供しています。以下に、HPがオプションで提供している、HP
ProLiantサーバの機能強化用ソフトウェアを紹介します。
- Integrated Lights-Out Advanced
Pack
Integrated Lights-Out (以下iLO) Advanced Packは、iLOまたはiLO2管理プロセッサを搭載したHP
ProLiantサーバの遠隔管理機能をアップグレードするライセンスキーです。 このライセンスキーを適用することにより、仮想グラフィカルリモートコンソールおよび仮想メディアといった、標準状態では利用制限されている機能も含めて、用意されている全ての機能が利用可能となります。ライセンスキーは、1サーバごとに購入して適用する必要があります。
iLO2用のオプションライセンスとしては、Advanced Packの他に、仮想メディアやDirectoryサービス認証機能などの一部の機能のみを利用可能にするiLO
Select Packも提供しています。このライセンスは、仮想グラフィカルリモートコンソール機能は必要無いが、仮想メディア機能は利用したい、という多くのLinuxユーザの声に応えて製品化された廉価版の機能拡張用オプションライセンスです。
尚、HP ProLiant BLサーバに搭載されるiLOに限り、標準でAdvanced Packライセンスが適用された状態となっていますので、この場合はライセンスを追加購入する必要はありません。ただし、BLサーバでもiLO2を搭載している場合は、一部機能に制限があり、全ての機能を利用するためにはiLO
Select Packライセンスが必要となります。
| HP
ProLiant |
管理プロセッサ種別 |
Select
Pack |
Advanced
Pack |
| ML/DLサーバ |
iLO |
適用不可 |
全機能利用可 |
| iLO2 |
一部機能制限 |
全機能利用可 |
| BLサーバ |
iLO |
不要 |
不要 |
| iLO2 |
全機能利用可 |
不要 |
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| 管理プロセッサ種別と適用可能なオプションライセンス |
iLO Advanced PackおよびSelect Packの詳細については、製品ホームページを御覧ください。
- Accelerated iSCSI Pack
Accelerated iSCSI
Packは、HP ProLiantサーバに内蔵されているマルチファンクションNICで、iSCSIプロトコルのハードウェア処理を有効にするためのライセンスキーです。内蔵マルチファンクションNICは、出荷時の状態ではAccelerated
iSCSI機能が無効となっているため、通常のネットワークアダプタとしてのみ利用できます。この場合でも、iSCSIプロトコルはOSのTCP/IPプロトコルスタック上でソフトウェア処理されるため、利用はできますが、大量のiSCSIパケットをやり取りした場合にサーバ本体のCPUの負荷が高くなる場合があります。本ライセンスキーを適用すると、iSCSIプロトコル処理が内蔵マルチファンクションNIC上のハードウェアによって行われるため、iSCSIプロトコル処理に関わるサーバ本体のCPU使用率を低減することができます。
尚、拡張ボードとして販売しているマルチファンクションGigabitサーバアダプタでは、あらかじめAccelerated iSCSI機能が使用できる状態で出荷されているため、本ライセンスキーを別途購入頂く必要はありません。
- Rapid Deployment Pack
Rapid Deployment Pack (以下RDP)は、HPとAltiris社によって開発された、サーバ設置・構築作業を劇的に進化させたソフトウェアです。Altiris社のAltiris
Deployment ServerとHP ProLiantインテグレーションモジュールを組み合わせ、ハードウェアの設定、 OS
やアプリケーションのインストール等を自動化および効率化します。RDPの自動インストール機能により、多数のサーバに一斉にインストール作業を行う場合でも、管理者の作業はGUI上のマウス操作だけで完了します。また、ブレードサーバの管理にも最適化されており、リップアンドリプレース機能でブレードサーバに障害が発生した場合でも、ブレードサーバを差し替えるだけで、あらかじめ保存しておいたバックアップイメージからブレードサーバを自動的に復旧します。
RDPの詳細については、製品ホームページを御覧ください。
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| RDPの概要 |
- Performance Management Pack
Performance Management Pack (以下PMP)は、HP ProLiantサーバ上のハードウェアのボトルネックとなっている原因をいち早く検出し、パフォーマンス劣化を分析したい管理者に最適なツールです。PMPを使うと、1つまたは複数のサーバのパフォーマンスをGUIで監視できます。PMPは、監視対象の各サーバから、パフォーマンスに関するデータを定期的に収集してデータベースに蓄積するので、インタラクティブにパフォーマンス情報を表示することはもちろん、後から分析・レポートすることもできます。
PMPの詳細については、製品ホームページを御覧ください。
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| PMPの概要 |
- Virtualization Management SoftwareとServer Migration
Pack P2ProLiant Edition
Virtualization Management Software (以下VMS)は、Systems
Insight Manager (以下SIM)の機能を拡張する、仮想マシンの管理用ソフトウェアの総称です。VMware社とMicrosoft社の仮想マシンの管理および制御を行うVirtual
Machine Management Pack (以下VMM)と、サーバOS環境の物理サーバと仮想マシン間での移行作業を支援するServer
Migration Pack (以下SMP)をVMSとして提供しています。VMSを利用すると、SIMを通して全ての仮想マシンを一括して管理できることに加え、異なる仮想化ソフトウェア間(V2V)または物理サーバと仮想マシン間(P2V、V2P)でのOS環境の移行もできるため、特定のハードウェアや仮想化ソフトウェア技術への依存度を下げることができます。
上記の仮想マシン管理用ソフトウェアの機能に加え、SMP製品群として、他社製または古いHP ProLiantサーバから最新のHP
ProLiantサーバへの移行を可能にするP2ProLiant Edition(以下P2P)も提供しています。P2PはSMPの他の製品(P2V、V2V、V2P)とは異なり、SIMとの連携を必要としない、物理環境の移行支援ツールキットで、使用ライセンスも独自のものが必要となります。
VMSおよびP2Pの詳細については、製品ホームページを御覧ください。
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| VMSおよびP2Pの概要 |
- Vulnerability and Patch Management Pack
Vulnerability and Patch Management Pack (以下VPM)は、Windows OSとRedHat
Enterprise Linuxのセキュリティ脆弱性の検査とその修正パッチを管理するためのソフトウェアです。Harris社の脆弱性検査技術とHPのパッチ管理技術を組み合わせ、広範囲な脆弱性の評価と洗練されたパッチ管理機能を提供することで、迅速にセキュリティホールの修復を行い、サーバを不正利用される危険性を削減します。
VPMの詳細については、製品ホームページを御覧ください。
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| VPMの概要 |
- Insight Power Manager
Insight Power Manager(以下IPM)は、HP ProLiant Serverの電力を効率的に管理するためのソフトウェアです。Systems
Insight Manager(以下SIM)のプラグインの1つとして動作します。IPMはiLO2に搭載されている、サーバの消費電力量を記録するパワーメータと呼ぶ機能を利用してデータを収集し、SIM上のデータベースに蓄積します。収集したデータはSIM上で時、日、週、月、年単位で、単一もしくは複数のサーバ毎に表示できるため、サーバ個別もしくはラック単位での消費電力量の管理に利用できます。また、各サーバのパワーレギュレータの設定変更をSIMから行う機能も提供します。
IPMを利用するには、iLO2を搭載したHP ProLiant Server 350シリーズ以上の機種が必要となります。
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| IPMの動作概要 |
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