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パワー レギュレータは、オペレーティング システムに依存しない HP ProLiant サーバの新しいパワーマネジメント機能です。システム管理者は、パワーレギュレータを活用することにより、重要なビジネスの要求に合わせてプロセッサの消費電力やシステムパフォーマンスを管理できます。本書では、パワーレギュレータのテクノロジ、使用方法、他のパワーマネジメントツールとの関連性について説明します。 |
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エンタープライズサーバシステムの環境では、電力供給や冷却機能に大きな需要があります。システム環境を拡張するには、既存設備のリソースを最大限に活用する必要がありますが、このようなリソースは、サーバシステムほど高い拡張性を持っていない場合があります。実際、電源供給や冷却機能に制限があると、既存のサーバシステムの拡張を妨げることになります。
パワーレギュレータは HP が開発したパワー マネジメント ユーティリティで、HP ProLiantサーバに標準搭載されています。このユーティリティは、プロセッサベンダが公開するプロセッサのパワーステートレジスタを使用します。プロセッサの電力使用状況とパフォーマンスを制御することによって、消費電力を最小限に抑え、望ましいパフォーマンスレベルを維持し、施設の電源リソースを最大限に活用することが可能です。
パワーレギュレータは、ファームウェアに実装されているので、オペレーティングシステムやアプリケーションのアップグレードに影響を受けません。パワーレギュレータのファームウェアは、プロセッサのアプリケーション負荷を監視し、選択したパワーモードに基づいてプロセッサの P-state を制御し、プロセッサが電源を効率的に使用できるようにします。パワーギュレータは、複数のHP ProLiantサーバモデルを対象に、動的(ダイナミック)および静的(スタティック)なパワーセービングモードをサポートします。システム用や冷却用に使用する電力を制限から解くことにより、電源を最も必要とするコンポーネントに必要に応じて電力を提供でき、システム効率が向上します。 |
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インテルとAMDが提供する最新のサーバプロセッサには、プログラマが使用できるパワーステートレジスタが搭載されています。適切なROMファームウェアやオペレーティングシステムインタフェースを使用することにより、このハードウェアレジスタを使って、P-state *1と呼ばれるパワーステートを切り替えることができます。パワーステート(プロセッサの周波数と電圧)を切り替えることにより、異なるパワーレベルでプロセッサを動作させることができます。例として、表 1は、パワーマネジメントプログラム用に インテル® Xeon™ 3.8GHz/800MHzプロセッサで公開されている P-state をまとめたものです。 |
| 表 1 : インテル Xeon 3.8-GHz プロセッサの P-state |
| P-state |
説明 |
コア周波数 |
コア電圧の概算値 |
| Pmax |
最大パフォーマンス |
3.8GHz |
1.4VDC |
| Pmin |
最小パフォーマンス |
2.8GHz |
1.2VDC |
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*1 P-state - P-state は、ACPI でプロセッサ パフォーマンス ステートとして定義されています。インテルと AMD のプロセッサでは、P-state の動作周波数と動作電圧は固定されています。 |
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IT 管理者がプロセッサの P-state を制御する方法には、ドライバを使用し、オペレーティング システム (OS) を介して行う方法と、BIOS ROM のファームウェアから直接行う方法の 2 通りあります (図 1)。OS を使用する方法では、P-state でパワー マネジメントを実行するサーバ上で、OS のアップグレードとドライバのインストールを行う必要があります。一方、ROM を使用する方法では、起動時に P-state を制御でき、ソフトウェアのロードやアップグレードは全く不要なので、P-state によるパワー マネジメントをサポートしていない OS 環境にも対応できます。 |
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図:1 プロセッサの P-state の制御方法 |
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