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今月の特集

クラウドを使いたいけれど
IT部門の役割はコンダクター(指揮者)に
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HP Software News 2008年9月号

これからのITにクラウドを活かすには?


― IT部門はITサービスのコンダクター(指揮者)に変わりますー

 

クラウドを使いたいけれど

ニュースリリース
 

急速に変化し続ける環境の中、企業はITシステムにより一層の迅速性を期待しています。またさらに、3月の震災以降、IT部門では、事業継続性の担保と投資コスト抑制の観点からパブリッククラウドの有効性を検討する傾向が強まりました。
実際のところ、IT投資を抑え(資産を持たず)、迅速にITリソースの手配ができるパブリッククラウドは、ビジネス部門にとっても非常に魅力的です。
しかしながら、実際にパブリッククラウドを採用し、既存IT資産やプライベートクラウドなどとの混在が進むと、新たな問題が現れてきます。

たとえば、

ビジネス部門がスピードと迅速性を重視するためにパブリッククラウドを独自に採用してしまい、重要な機密が流出するなどのビジネスリスクを内在してしまう
仮想マシンをユーザが次々と安易に構築するうえ、必要のなくなったITリソースを返却(解放)しないために、用意された共有リソースがすぐに枯渇してしまい、IT投資が減らない


といった問題です。

IT部門の役割はコンダクター(指揮者)に

新着情報
  あらためて、今一度、何のためにクラウドを導入したいのか考えてみましょう。
クラウドを導入するのは、迅速性に代表されるサービス提供品質、コスト削減、リスク低減という価値を享受したいためです。日常のビジネスにおける季節的な需要増減への対応や一時的に必要となる開発環境の手配といった目的だけでなく、事業継続性の観点からも重要です。しかし、安易な導入はむしろそうした目的から遠ざかるような逆の結果を招いてしまいます。構成要素が複雑になり、問題が起きても分かりにくくなる−そんな混乱した世界です。

結局、既存環境とクラウド(もちろんパブリックでも)が混在している状態でも、従来通り、IT部門の適切な管理のもとでITリソースが利用されていなければなりません。でなければ、せっかく減らしたハードウェア投資コスト以上に運用コストが増えていってしまうからです。そして、できるだけ画一的な標準メニューを用意するとともに、提供するサービスレベル(提供レベル)や可用性、ビジネスリスクに応じて自社所有にするのかパブリッククラウドも視野に入れるのかを検討していきます。
このように、ビジネス部門のリクエストに従い「ゼロから自前で作って提供する」スタイルから、「サービス要件やレベルによって、最適なITリソースを迅速に外部を含む供給源から調達し、調節しながら提供する」スタイルへと変わることが求められています。

つまり、IT部門は「生産し提供する者」から、最適なITリソースを調達し、全体のバランスを見ながら制御する「コンダクター(指揮者)」へ役割が変化することになります。

そのためには、サービスをモデル化し、ITリソースが既存、プライベート、パブリッククラウドが混在する環境であっても最適なバランスで提供/制御できる一元的な仕組みが必要です。そしてこれらは、できるだけ自動化されていることが望ましいでしょう。運用コストと人的ミスを減らすことができるからです。

このような世界へ進化することで、ビジネス部門は用意された一定のサービスメニューから必要なサービスを選択して利用することができるようになります。これまでのように数カ月単位で待たされるのではなく、数分から数日の単位で安価にサービスを利用開始でき、しかも安全な環境でサービスを享受できるわけです。
一方IT側は、ビジネス部門のリクエストを一元的に管理し、利用状態を把握できるとともに、運用コストを下げ、ITリソース投資を適切に計画的に行えるようになります。さらに、パブリッククラウドを取り入れることで、「ITリソースを持たなくても」必要な時に必要な分だけ不足したITリソースを調達することによって、投資コストとリスクを抑えつつ、迅速な手配が可能になるでしょう。

さあ、楽器奏者(クラウドによるサービス)の能力を最大限に引き出してビジネス部門を感動させるために、21世紀のIT部門は指揮者としての一歩を踏み出しましょう!

 

図HP Cloud Service Automation
既存、プライベート、パブリッククラウドすべてのリソースを俯瞰して制御


関連リンク

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