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【54-04】さらば、難しいルーティング管理!
HP Route Analytics Management System software(RAMS)でできる、簡単かつ効果的なルーティング管理

HP Software News vol.54 (2007.09.13発行)

HP Software

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Vol.54 TOP

【54-01】
HP Software Universe Tokyo2007
〜開催直前、見どころ徹底解剖!〜

【54-02】
Next Generation Network(NGN)を支えるHPのソフトウェア(HP Software)
第2回:NGN/IMSのサービス制御とHPソフトウェア製品

【54-03】
HP Software 講座vol.32
結論!!エージェント型 vs エージェントレス型システム監視ソリューション導入のポイントはここだ!

【54-04】
さらば、難しいルーティング管理!
HP Route Analytics Management System software(RAMS)でできる
簡単かつ効果的なルーティング管理

【54-05】
【HP Software 製品紹介】
大幅に機能アップ!HP Quality Center 9.2のご紹介

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今、注目の情報満載!ニュース、イベント、セミナーご紹介

HP Software News 2008年9月号 発行
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はじめに

「ルーティング管理って難しいよね?」このような言葉を最近よく耳にします。
サーバ監視やネットワーク機器監視については、ある程度運用のノウハウが培われてきたものの、ルーティング管理となると、何をどのように管理していけばいいかが分からないという悩みを抱えておられるお客様が多いようです。

そこで今回は、このルーティング管理を簡単かつ効率的に行えるHP Route Analytics Management System software(以下RAMS)をご紹介するとともに、本製品でどのようにルーティング管理を行えるかをご紹介します。

ルーティング管理の難しさ

何故、ルーティング管理は難しいのでしょうか?これには様々な理由があると考えられますが、主には以下の3つに集約されます。

  • 複雑で高度なルーティング技術

  • ルーティング技術では、経路、ルーティングプロトコル、メトリックなど一般的なネットワーク管理ではあまり聞き慣れない用語が登場するものであり、ルーティングに関する高度な知識が必要になるため。

  • CLI(コマンドラインインタフェース)ベースでの管理

  • ルーティングに関する情報を把握する方法としては、基本的に個々のルータをCLIで操作しなければならず、操作が煩雑になったり、ルータ網全体の様子が直感的に把握できないため。

  • 常に変化するルーティング状態

  • ネットワーク機器増設やリプレース、機器障害などネットワークに関わる様々な変更が加えられる度にルーティング状態は変化するが、日々変化するルーティング状態を正確に把握することが難しいため。

RAMSではこれらルーティング管理を難しくしている要因を解決する為のノウハウが多数実装されています。

RAMSの概要と特長

RAMSは、複雑かつ常に変わり続けるルーティング環境を効率的に管理する為のソフトウェア製品です。具体的にはOSPF/EIGRP/BGPといったルーティングプロトコルが動作しているルーティング環境においてトポロジ管理、経路分析、イベント分析、シミュレーションといったルーティングに関わる各種解析を行います。

RAMSには以下のような特長があります。

  1. 直感的なインタフェースによりルーティング状況を一目で把握することができる
  2. ルーティング情報の収集にはSNMPではなくルーティングプロトコルを使用するので解析の精度が高い
  3. 実環境に影響を与えることなくルータ追加やコスト値変更などによる経路のシミュレーションが行える
  4. 経路のフラップやネイバ接続断などのルーティング特有のイベントをリアルタイムに検知できる

上記のような特長により、ルータのCLIに精通していなくても簡単にルーティング状況を把握することができます。

それでは実際にRAMSの画面を見ながら主な機能の利用方法を見てみましょう。

トポロジ管理機能


画面1:トポロジ管理
拡大画像(新規Window)

上記はRAMSのトポロジをリアルタイムに表示する画面です。この画面では管理対象のルータ及び各ルータ間のIPレベルでの接続状態を表しています。

画面上で四角形や六角形になっているアイコンが(1)ルータそのものを表し、ルータ間の線が(2)リンクを表しています。

通常、この様なトポロジ情報はルータ機器からコマンドラインなどを使って一つ一つ情報を集める必要がありますが、RAMSであれば、この図のように、現在の状態を視覚的に捉えることができます。
また、当然ルータが持っている経路情報やメトリック値、近隣ルータとの接続状態が確認できますので、管理対象のルータ網が正しく動作しているかについても簡単に調べることができます。

パス管理機能


画面2:パス管理
拡大画像(新規Window)

ルーティング管理ではパケットが意図した経路を使って送信されているか、という点が重要になってきます。
RAMSのパス管理機能では現在及び過去のルーティング環境の情報を基に簡単に経路を検索することが可能です。
上記画面2にはR5からR1にパケットを送る際にどのような経路を使っているかを検索した様子が表示されています。(1)往路については黄色、(2)復路については緑で表示され、簡単な操作で往復の経路が確認できるようになっています。
また、経路リストウィンドウでは2地点で経由したルータの情報なども確認可能です。
もちろん、ECMP(*)にも対応しておりますので複雑な経路についても、視覚的に分かり易く表示します。
(*)ECMP : Equal Cost Multi Path の略。2地点間に複数の等コストのパスを設け、トラフィックを均等に分散させる技術。

従来は、各ルータの経路情報を手で集めるなど経路検索には非常に手間がかかるものでした。しかし、RAMSのパス管理機能をお使いいただくことで手間無く経路検索が可能となります。

ヒストリ管理機能

ルータに限らず、ネットワークにおいては障害がつきものですが、障害がどのタイミングでどの規模で起こったかを迅速に特定する必要があります。RAMSのヒストリ管理ではルーティングに関連するイベントの把握・分析が可能です。


画面3:ヒストリ管理
拡大画像(新規Window)

画面3左上の(1)ヒストリナビゲータは、監視対象のルータ網で発生したイベントを時系列でグラフ化したもので、横軸が時間で縦軸はイベント数を表します。
例えば、グラフ中央付近に黒線が幾つか表示されておりますが、この時間帯にルータ関連のイベントが多数発生したことが分かります。

また、具体的なイベント情報は(2)イベントリストで確認できます。本リストでは指定時間帯に発生したイベント詳細をリスト形式で表示しますので、いつ・どのルータで・どの経路が消失したかなどが分かります。

更にヒストリナビゲータの(4)再生ボタンを押すことで、障害発生時点でトポロジがどのように変化したかをアニメーション形式で再生させることができます。

このようにRAMSのヒストリ管理によって、ルーティングに起因する障害原因の分析を簡単に行うことができます。

シミュレーション管理機能

昨今のブロードバンドの普及に伴い、ルータや経路の追加が頻繁に行われるようになりました。このような追加や変更を行う際に、もし設定や設計にミスがあったらサービスダウンなどが発生し、多大な損害が発生することは容易に想像がつきます。
このようなミスを防ぐためには事前にシミュレーションを行い、動作に問題がないかを確認することが重要になります。
RAMSには、実際のネットワーク環境を使わずに精度の高いシミュレーションを行うシミュレーション機能が用意されています。


画面4:シミュレーション管理
拡大画像(新規Window)

画面4では新しくルータを増設することを想定して、既存のルータ網に(1)仮想ルータおよび(2)仮想リンクを追加してシミュレートを行っている様子を示しています。
勿論、ルータ追加以外にも以下のシミュレーションが可能です。

ルータダウン
リンクダウン
メトリック変更
経路追加

このRAMSのシミュレーション機能をご利用頂くことで、「冗長経路が正しく動作するか?」、「メトリック変更により意図した通りに経路が変わるか?」などを簡単かつ確実にシミュレートすることができます。

まとめ

今回はルーティング管理を効率的に行う製品としてRAMSを紹介しましたが、一般的に難しいと言われているルーティング管理がRAMSによれば簡単に行えることをご理解頂けたかと思います。
また、RAMSにはオプションとして、ルータ網内に流れるトラフィックを解析するオプションも用意されており、各リンク上でのトラフィック使用量、ルータダウン時のトラフィック迂回のシミュレート、将来のトラフィック予測など複合的なトラフィック解析を行うことができます。

また、HP Network Node Manager software(以下、NNM)との組み合わせでさらに効率的なネットワークの障害監視が可能となります。
NNMはSNMPベースのポーリングによる監視を行うツールです。よりリアルタイムに近い間隔でネットワークの状態を把握するには、短い間隔でのポーリングが必要になりますが、場合によってはネットワークに負荷をかけることになります。自らポーリングすることなくリアルタイムにネットワークの状態を把握することが可能なRAMSと連携させることで、NNMのポーリング頻度をおさえつつもリアルタイムでの障害を検知することが可能になります。
さらにネットワークのトラブルのおよそ60%はネットワーク構成を変更する際に起こっていると言われております。通常のネットワーク管理はNNMによる障害監視で十分な場合でも、一旦変更の必要が生じた場合は変更時に障害を発生させないツールやプロセスが必要になります。RAMSで事前にシミュレーションとモデリングを繰り返し、傷害の発生しない、ルータ網の安定稼働にお役立て頂ければ幸いです。

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