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HP OpenView News
【26-03】 シリーズ“HP OpenView講座”vol.9
ITサービス管理再考
進化するハードウェア管理を統合運用管理に組み込む
HP Systems Insight ManagerとHP OpenViewの統合

Vol.26 (2005.05.19発行)

HP OpenView News TOP

Vol.26 TOP

【26-01】
HP OpenViewのビジネスパートナー様ご紹介 第1弾

【26-02】
HP OpenView アライアンスセミナー紹介

【26-03】
シリーズ“HP OpenView講座”vol.9

【26-04】
Transaction Analyzer 及び Java Diagnostics のご紹介

【26-05】
近日リリース決定! 連携アイデンティティ対応製品「Select Federation」ご紹介

【26-06】
今、注目の情報満載!イベント、セミナーご紹介

HP OpenView

ITSMとITIL

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はじめに

HP OpenViewは統合運用管理ツールとして ネットワーク、サーバ、アプリケーション、ジョブ、セキュリティなど様々な管理ソフトウェアのラインアップを持っています。各管理ソフトウェアで取得される管理情報を統合された1つのマネージャ画面で把握できるだけでなく、実際のビジネスに影響を及ぼすITサービスと個々のIT構成要素を関連づけた”ITサービス管理”を実現できます。
最近では、日々進化するITシステムの運用において、特定分野の専門管理ソフトウェアを使うケースもでてきていますが、運用管理者側の立場から、また、ITサービス管理実現の観点からすると、統合された管理画面で自社ITシステムのすべての情報が一度に把握できるのが理想であることは言うまでもありません。特定分野の管理ソフトウェアがもつ管理情報をHP OpenViewの統合管理にどのようにくみこんでITサービス管理を発展させていったらよいのでしょうか?ここでは、HPのサーバマネジメント戦略の中核に位置づけられ、高度なハードウェア管理機能をもつHP Systems Insight Manager(SIM)とHP OpenViewとの統合を例に考えてみましょう。

  1. 進化するサーバ管理 〜HP Systems Insight Manager(SIM)

  2. HP OpenViewとSIMの統合 〜統合イメージとメリット

  3. 統合のレベルと具体的な実現方法

1.進化するサーバ管理 〜HP Systems Insight Manager(SIM)

「サーバ管理」と一口にいっても、サーバ関連技術の進化に伴い、管理者がやらなければならない項目は多岐にわたっています。古くはRAIDディスクの設定・管理、クラスタリングの設定・管理から、最近では、ブレードシステム内のハードウェアデバイスの設定・管理、仮想化の設定・管理も必要となっています。

例えばHPでは、HP ProliantをはじめとするHPサーバの統合管理ソフトウェアとしてHP Systems Insight Manager(SIM)を提供していますが、SIMを使うことにより、HPサーバ資産全体に対して、OSでは取得不可能なデバイスに関する深い情報を取得し、共通の障害、構成、パフォーマンス、および資産管理を実現することができます。 ここでは、日々の運用管理においてより緊急度の高いハードウェアの障害情報を統合管理に組み込むことを考えていきましょう。

参考図1:SIM 4.2 :クリックすると新しいウィンドウに拡大画像を表示します
参考図1:SIM 4.2
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参考図2:SIM Blade System Managementの画面:クリックすると新しいウィンドウに拡大画像を表示します
参考図2:SIM Blade System Managementの画面
拡大画像(新規Window)

2.HP OpenViewとSIMの統合 〜統合イメージとメリット

ここでは、Microsoft Exchangeを使ったメールサービスとExchangeが稼働しているサーバのハードウェア障害をどのように結びつけ、ITサービス管理を実現するのか、HP OpenView Operations for Windows(OVOW)とSIMの連携を例にご説明します。 A社にて、Microsoft ExchangeをインストールしているHP製サーバの、電源ユニットのひとつに問題が発生しました。

Exchangeサーバの電源ユニットの冗長性が失われたということは、これを放置しておき、残りの電源ユニットが停止したときにExchangeサービスの停止につながります。こうした場合、この事象は”Exchangeサービス”に影響を及ぼす要因としてとらえられ、ITサービス管理の方針で設定を行っているOVOWの画面では、”Exchangeサービス”のアイコンの色が変わります。

管理者は、アイコンの色の変化、あるいはメッセージ通知で”Exchangeサービス”という重要度の高いサービスに何らかの問題が発生していることに気づき、画面上で詳細情報を得ることにより適切な優先度で適切な対応(この場合、早急に電源ユニットの修理を行うこと)をとることができるのです。

SIMとOVOWの間での、具体的なメッセージのやりとり、情報統合の流れを詳しく書くと以下のようになります。

参考図3:SIMとOVOWによる障害検知メッセージの流れ:クリックすると新しいウィンドウに拡大画像を表示します
参考図3:SIMとOVOWによる障害検知メッセージの流れ
拡大画像(新規Window)

  1. 電源ユニットに問題が発生します。<1.障害の発生>
  2. Insightマネジメント エージェントが、「電源ユニット」の問題を検知し、SNMPトラップを生成します(あて先は自分自身を指定しています)。<2.障害の検知;3.SNMPトラップの送信>
  3. OVOWエージェントが、このSNMPトラップをインタセプトし、メッセージを生成し、OVOWマネージャに送信します。<4.メッセージの送信>
  4. OVOWの持つポリシーにより、電源ユニットの問題とそのサーバが提供しているサービス(ここではメール・サービス)の性能低下の可能性が自動的に関連付けられ、サービスマップ上のアイコンが変化します。
  5. OVOWのサービス マップの変化により、この例では、Exchangeサービスはビジネスに必要なEmail通信を維持するための重要な要素であるため、IT管理者は「このイベントに対する対応に高い優先順位をつける」という判断ができます。
    OVOWのサービス マップを使用すれば、「根本原因はどれか」あるいは「それによる影響範囲はどうか」を確認することができるからです。<5.状況の確認とリカバリ>
  6. 根本原因と示されるInsightマネージャ シンボルから、HP Systems Insight Managerのコンソールを起動し、詳細なハードウェアの情報を確認します。
    注:この例では、電源ユニットを複数持っているため、サーバのダウン時間は発生せず、したがって、メール・サービスも中断しません。
  7. 問題のあった電源ユニットが交換されると、問題発生時と同じく、Insightマネジメント エージェントから「正常系」のSNMPトラップが発行され、OVOWエージェントを経由して、OVOWマネージャへ通知されます。
  8. この問題に関連付けられたすべてのイベントが自動的に終了し、OVOのサービス マップ上では、サーバとExchangeサービスのシンボルが通常の表示に戻ります。

3. 統合のレベルと具体的な実現方法

現在お客様がOpenView製品を使って行われている管理のレベルに応じて2つのSIM統合の方法があります。

管理・統合のレベル 具体的な管理ツール
ハードウェアインフラの構成管理・障害検知にフォーカス SIM
ネットワーク管理の延長として
  • ハードウェアのアベイラビリティの監視
  • サーバのパフォーマンス監視
を行いたい場合
HP OpenView Network Node Manager(NNM)
+ NNMのSIM連携モジュール
+ SIM
アプリケーション管理などを含めた統合運用管理の延長として、より深いサーバ管理の情報を組み込みたい場合 HP OpenView Operations(OVO; Unix/Windows共)
+ OVOが標準でもつSIM用テンプレート
+ SIM

具体的な統合方法は以下の通りです。

  1. NNMとSIMの連携 HP NNM用Insight Integrationは、HPのWebサイト (http://h18013.www1.hp.com/products/servers/management/openview/index.html)から無料でダウンロードできます。(英語)

  2. OVO(Unix/Windows)とSIMの連携 OVOに標準で提供されているSIM連携モジュール(テンプレートもしくはポリシーと呼ばれます)をつかってOVOとSIMを連携させます。

おわりに

最近ではITILの実践を試みるIT部門もでてきておりますが、実際にツールを使った運用管理のレベルに落としたときには、様々なIT資産をもれなく管理していくことも重要になります。今回はご紹介できませんでしたが、HP OpenViewには、ITサービス管理を支援する様々なツール、他の管理ツールとの連携モジュールが用意されています。HP OpenView製品をITILの実践にぜひお役立てください。

統合管理イメージ
統合管理イメージ

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