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電話、ファックス、メールなど顧客からのコールは、ヘルプデスクセクションで、沖電気株式会社のCTIシステムCTstageによって管理しています。現場のカスタマエンジニアなどに対する作業依頼は、オリジナルのソフトウェアで行う一方、顧客のネットワーク、システムを監視するセクションは、それぞれHP OpenView Network Node Manager(NNM)を活用していました。
「それぞれのシステムは充実していました。問題はそれらが連携できていなかったということです」
と、ITマネジメントサービス部部長、森山求氏は語ります。システム監視画面でエラーを確認すると別のセクションに行きエラー内容を伝達しなければなりませんが、顧客からの問合せも、別途処理されていました。業務の効率に加え、お客さまとのSLA(サービスレベルアグリーメント)に基づくサービスの質を確立するためにも、すべての管理情報を顧客ごとに一元管理できるしくみ「統合管理基盤」が求められていました。しかし、その導入にあたってはもうひとつ大きな条件がありました。
「拡張性です」
企業のシステム管理ニーズは刻々と変化します。そのとき最適なサービスも半年経てば時代遅れになってしまうかもしれません。顧客企業のニーズに合わせて新しいサービスを開発するのはMSPの使命であり、管理基盤にも変化に対応する「スピード」が求められます。
2000年の秋に、システム強化の検討が始まり、統合管理基盤としてHP OpenView Operations(OVO)とHP OpenView Service Desk(SD)が選択されました。統合管理を謳った他社ソフトを抑え、いくつものポイントでHP OpenViewを選択された理由のひとつは管理対象の広さでした。OVOは、SDと組み合わせることにより、障害情報やエンド・ユーザの利用機器だけではなく、エンド・ユーザの組織、オペレータやエンジニアによる作業履歴までも一元的に管理できます。OCAカスタマサポートセンタが求める、サポートサービスの統合にうってつけの機能といえました。
もうひとつはカスタマイズの容易性です。ビルディングブロックの設計思想により、NNMはもちろん、他の既存システムとの連携にも対応できます。SDとCTstageとの連携が前提だった今回のシステム構築では、これも必須の要素だったと森山氏はおっしゃっています。さらに、HP OpenViewを熟知したスタッフが多いことも開発を容易にする要因となり、ノウハウという過去の資産が活かされる結果となりました。
そして、2001年夏、システム構築が始まり、同年11月に仮運用がスタートとなりました。実質3ヶ月の短期間のスピード開発となりました。

OCAカスタマサポートセンタ運用監視サービスの構成図
統合されたサービス、見えるサービスによって、アウトソーシングからMSPへの進化をリード
する株式会社沖電気カスタマアドテック。その挑戦はなおも続きます。
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