近年 日本国内においてもITILを実践しようと試みる企業が増えてきており、ITサービス管理の考え方をご存じの方も多いかと思います。ITILの実践においては、SLAに基づいたITサービスが提供できているかどうか、継続的に評価、改善を行うことが重要ですが、「評価」の段階においてサービス品質の測定、レポート作成が必要になってきます。
具体的には、様々な管理プロトコルやデータソースへの対応、膨大なデータ量の蓄積や処理だけでなく、Webによるリアルタイムな情報提供、顧客毎にカスタマイズされた形式でのレポート提供などが必要です。
HP OpenView Performance Insight(OVPI)では、このようなご要望にお応えできる強力なレポーティング機能を提供します。OVPIには具体的にどのような機能があるのかご紹介します。
OVPIは、トラフィックの増大が原因で発生する様々な問題を事前に予測し、余裕を持ったネットワークやシステム、サービスを計画するために必要なパフォーマンスデータの収集と解析を行うツールです。SNMP、RMON及び他のHP OpenView製品から収集したデータを基に、管理者の必要とする情報を様々な形式に要約し、オンデマンドまたは定期的にWebベースのレポートとして提供します。
OVPIを導入することで、ユーザにインパクトを与える前にボトルネックになりそうな箇所を発見、事前に問題回避できるだけでなく、蓄積した解析データを利用した様々な分析用ツールを利用することで、最適なネットワークの構築が行えます。さらには、いち早く顧客の問題点を理解することで、新たな提案を通じてのレベニュー増加に結びつけることも可能です。
OVPIでは、レポートビルダによる柔軟なレポートカスタマイズ機能を提供します。従来のレポートソリューションはレポート様式やグラフの形式の変更、追加、削除には、非常に多くの手間とカスタマイズ(または開発)を必要としてきました。OVPIではこれらの処理はWYSWYG形式でユーザが自由にでき、顧客要件に添った柔軟なレポートを提供できます。また変更や作成した様式は直ちにレポートに適用が可能です。
図1:OVPI5.11 アーキテクチャ
図2:レポート例
OVPI では、レポート対象に応じて充実したレポートパックをご用意しています。(図3参照) このようにレポートパックを用意することによって数多くのデータソースに柔軟に対応できるようになり、必要となるレポートパックのみの組み合わせや、お客様の環境にあった最適なレポートシステムの構築が可能になります。
図3:レポートパック一覧
OVPIでは、ネットワーク管理製品として数多くのお客様に導入頂いているHP OpenView Network Node Managerを始め、サーバの性能情報を蓄積するHP OpenView Performance AgentなどのHP OpenView製品をデータソースとしたレポートパックもご用意しています。これらのレポートパックによって各HP OpenView製品のデータからネットワーク機器の可用性に関するレポートの作成やサーバシステムの性能に関するレポートも簡単に作成できます。
レポートの閲覧はWebによって提供されます。OVPIでは、”顧客”、”ユーザ”という概念を持っているため、これにより顧客が必要としている機器のみの情報をフィルタできるだけでなく、ユーザの権限(役割)に応じたレポートの種類や様式をそれぞれ設定することができます。この機能により顧客担当、サービス企画担当など様々な役割に応じたレポートの提供が可能になります。
HP OpenView Performance Insightは バージョン5.1.1から日本語版が提供されます。(図4参照)
図4:OVPI 日本語版
OVPI とは別のシステムにインストールされた既存のOracleデータベースを使用することができます。これにより、データベースレイヤとアプリケーションレイヤを分けることによる、負荷分散、安全性の確保などが可能になります。
Oracle SPI(Database Report Pack) : さまざまなデータを収納しているOracleの稼働状況を管理します。この管理により、データベースにかかっている負荷(トランザクション数や、入出力数)や、データベースが利用しているディスク容量を収集します。
以上のような新機能も踏まえ、OVPI バージョン5.1.1はいよいよ2005年7月1日に発売されます。(7月中旬出荷予定) OVPIが提供する先進のレポート・ソリューションをITサービス管理の実現にお役立てください。
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