セキュリティを守る技術的な手段は世の中に多く存在しますし、現在でも増え続けています。通常は、リスク管理を元にプライオリティをつけて問題に対して技術的に対策を行っていきますが、コスト面や適切に対応できる手段が下記の表にない場合はリスクを受容水準以下に引き下げるなどのことが必要になってくる関係にあります。
一般的に管理手段は以下表1にある5つのパターンに分けられます。
皆様の回りにあるセキュリティに関するツールやプロセスは必ずこの5つに分類されるはずですがいかがでしょうか? 第二回目でご紹介したアクセス管理やログ管理などは目的が複数あるために分類も複数にまたがりますね。
| 対策 |
説明 |
ツールの例 |
| アカウント管理 |
アカウントとユーザは1対1で割り当てられてなくてはならずその権限やロールによって使えるアプリケーションを制限する必要がある。 |
ディレクトリ管理
シングルサインオン |
| アクセス管理 |
ユーザやネットワークのセキュリティレベルによって通信の制御など行う必要がある。 |
アクセス管理ソフト
ファイアーウォールによる分割 |
| ログ管理 |
ログの保管ポリシーなどに基づいてログを保管する必要がある。また不正の検知やフォレンジック、証拠提出などに使用する。 |
統合コンソール
syslogサーバー
ログ分析ツール |
| バックアップ管理 |
災害時だけでなく単にインシデント等によりシステムをベースラインまで戻す必要がある場合、そのための手段を検討する必要がある。 |
バックアップツール
RAIDディスク |
| リリース管理 |
パッチの適用や新しいプロアクションのリリースは十分テストされた後に対象に展開される必要がある。 |
ソフトウェア配信ツール
リリース管理ツール |
| 性能管理 |
可用性向上のため、またインシデントの予防のため性能やキャパシティは管理されている必要がある。 |
性能管理ツール
各種OSコマンド
レスポンス測定ツール |
| インシデント管理 |
可用性向上のため、インシデントにすばやく対応する必要がある。 |
コールセンター
サービスデスク |
| 構成管理 |
セキュリティインシデント発生時に問題の影響範囲把握に役立つまたセキュリティのプランにも役立つ。 |
資産管理ツール
サービスデスク
ネットワーク管理ツール |
| 脆弱性管理 |
脆弱性の対応を行うことによりインシデント発生を未然に防ぐ。 |
ウィルス対策ソフト
IPS・IDS |