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HP OpenView News 【38-03】
HP OpenView 講座vol.21
”新入社員の方必読! IT運用管理入門講座”

Vol.38 (2006.05.18発行)

HP OpenView News TOP

Vol.38 TOP

【38-01】
HP OpenViewのビジネスパートナー様ご紹介 第13弾

【38-02】
続・アポロ13とITIL-1-

【38-03】
シリーズ“HP OpenView講座”vol.21
新入社員の方必読!IT運用管理入門講座

【38-04】
Network Node Manager ver.7.51ご紹介

【38-05】
AssetCenterご紹介

【38-06】
Internet Services で行う Web アプリケーション管理

【38-07】
今、注目の情報満載!ニュース、イベント、セミナー情報

HP OpenView Newsのご紹介

HP OpenView

ITSMとITIL

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はじめに

「IT運用管理」と聞いてどのようなことをイメージしますか?
最近では、セキュリティ対策やITサービスの管理といった言葉を良く耳にされるのではないでしょうか?

今回のHP OpenView講座では、「ITサービスの管理と言っても、実際は何をしているものなのか?」、「そもそもIT運用管理というものがどのくらい重要なものなのか?」というような、IT運用管理の概要について、皆様にとって身近な例に置き換えてご紹介していきます。
特にこの春、新社会人としてIT関連の企業に就職された方、あるいはその方たちを指導される立場の方にご一読いただけたら幸いです。

運用管理とは

「運用」とは、「そのものの持つ機能を生かして用いること」という意味です。システムの運用管理業務とは、「対象であるシステムを、効率良く円滑にそして安全に日々用いることができるようにすること」となります。

HP OpenViewは、ネットワーク監視から始まり、サーバ、セキュリティ、コンプライアンス、そしてSOAに至るまで、多岐に渡る分野をカバーする統合IT運用管理ソリューションであり、ITシステムを構成するネットワークやサーバやOSなどの基本要素の運用管理や、それらからなるITサービスの管理をより効率的に実現するお手伝いをします。

それでは、「運用管理」とは何かについて、医療の現場を例に見ていきましょう。

想像してみてください、あなたは医者です。

診療所における管理

あなたは小さな街の小さな診療所の医者です。
この小さな診療所には、5人の患者さんが入院しています。
建物が小さいため、病室は1つしかなく、ベッドも5つ入れるといっぱいです。
現在入院中の5人の患者さんはそれぞれ病状が違いますが、あなたはしっかりと把握しています。
例えば、

  • どんな患者さんなのか
  • 現在どんな病状なのか
  • 患者さんの定期診察の時期
  • カルテの整理
  • 患者さんの入退院履歴
  • ベッドの準備
  • 手術室などの鍵の所在
  • 患者さんの緊急呼び出しへの対応

入院患者は最大でも5人ですから、毎日患者さんに直接会って具合や病状を確認することができます。患者さんの入退院も、それほど頻繁には行なわれません。過去に入院していた患者さんをあわせた外来患者さんの人数もそれほど多くないので、カルテの数も多くありません。一般の人が触れてはいけない薬品棚などの鍵の管理状況についても把握しています。

つまり、診療所の規模が小さいため、全ての「運用」と「管理」は少人数のスタッフでも可能であり、全て手作業でも問題ありませんでした。

病院における管理

ある日、あなたは大きな街の大学付属病院に勤務することになりました。この大きな病院では、常時800人以上の患者さんが入院しています。あなたが担当する入院患者さんだけでも50人もおり、患者さんの入退院も頻繁に行なわれます。そのため、定期診察の進行状況の把握も大変です。そのほかにも退院後の患者さんを含む多数の外来患者さんも見なければならず、カルテの数も大幅に増え、病状把握が大変になりました。薬品倉庫、レントゲン室、手術室など病院全体で管理すべき鍵の数も今までとは比べ物になりません。
この大きな街の大きな病院では、これらを全て手作業で管理していました。病院の医師、看護婦、その他スタッフは毎日毎日クタクタです。

あなたや病院のスタッフは、
  • 全ての患者さんについてしっかり把握できていますか?
  • 全ての患者さんの定期診察の進行状況を把握できていますか?
  • 全ての患者さんのカルテを作成し管理できていますか?
  • 全ての患者さんの入退院履歴を把握できていますか?
  • 病院全体のベッドの数や準備状況を把握できていますか?
  • 手術室など立ち入り制限が必要な場所の鍵を管理できていますか?
  • 患者さんの緊急呼び出しへの対応がしっかりできていますか?
つまり、病院の規模が大きいため、病院スタッフが限られた状況下で全ての「運用」と「管理」をいきあたりばったりの手作業でやることは不可能です。このままでは人為的なミスも増え、取り返しのつかないことになるでしょう。

とっても便利なナースステーション

それでは、実際に大きな街の大きな病院では、どのようにして患者さんをケア(管理)しているのでしょう?
通常病院には「ナースステーション」というものがあります。「ナースステーション」には、全ての患者さんの病状や病院全体の管理状況が集約されています。患者さんのもしもの時のためにナースコールもあります。この「ナースステーション」に様々な情報を集約することで、病院スタッフ間の認識の違いを無くし、患者さんのケア(管理)や病院設備の管理を確実に行うことが可能です。

ナースステーションを設置しそこに情報が集約されているおかげで、

  • どんな患者さんで
  • どんな病状で
  • 患者さんの定期診察がしっかりできて
  • カルテも整理でき
  • 患者さんの入退院履歴も整理され
  • 病室の数とベッドの準備も計画され
  • 必要な鍵の管理も実施され
  • 緊急呼び出しへの素早い対応

を実現することが可能になります。

こうしてナースステーションに情報を集約し管理することで、大勢の患者さんを効率よく限られた人数でケア(管理)することが可能になります。

図1:「ナースステーション」での作業
図1:「ナースステーション」での作業
拡大画像(新規Window)

病院と運用管理

さっそく、あなたのいる大きな病院でも「ナースステーション」を導入することにしました。
「ナースステーション」を導入した後の病院はどのように変化したのでしょうか?

さっそく行ってみましょう。「ナースステーション」を導入したことで、たくさんの変化が起こりました。
「ナースステーション」には、全ての患者さんの様子が24時間365日自動で記録されています。
患者さんの様子や定期健診の記録がすぐに分かるようになりました。
今までは分からなかったことですが、「ある患者さんが、毎週水曜の18時頃になると決まって具合が悪くなる」ということも分かりました。

もちろん患者さんの入退院の履歴も全て適切に管理されています。
今日新たにこの病院に20人の患者さんが入院されました。以前は、各病棟におけるベッドの空き状況をリアルタイムに把握できておらず、受付窓口や救急外来から聞かれても どの病棟でいったい何人入院患者を受け入れられるのか回答できない状態でした。今では各病棟のナースステーションからの空きベッドの情報を一元管理することにより、できるだけ多くの入院患者を受け入れることが可能になりました。
新たに入院した患者さんのうち5人は、以前も入院した記録がありました。いまでは当時の入院の様子まで把握できます。

またナースコールのおかげで、呼び出しがあれば患者さんのもとへすぐにかけつけることができます。患者さんからの緊急呼び出し回数の傾向分析も可能です。
以前は手作業で大変だったカルテの作成と管理も、今ではすっかりプロセス化され、必要な人がすぐに参照できるようになりました。

定期診察もしっかり事前に計画され、それに従って進捗を管理しています。おかげで、すぐに誰がどの患者さんまでを診察したかが分かります。

手術室などの鍵も以前は管理されていなかったので、誰かが鍵を勝手に持ちだしたり、あるいは持ったまま病院を辞めてしまうこともありました。
今では、病院の鍵はどこでどのように管理されていて、誰がその鍵を使うことが出来るのかが決められています。また勝手に鍵を持ち出したりすることができなくなり、使用した場合にはその履歴が正確に残るような仕組みが導入されています。
こうして、この大きな街の大きな病院では800人以上もの入院患者さんを適切な人数のスタッフで効率よく管理(ケア)し、円滑かつ安全に日々業務をこなしております。
もちろん日々の業務に加え、今後何をすればいいのか等予定も立てやすくなりました。

さて、病院の「ナースステーション」の役割を、ITサービス運用管理とHP OpenViewに置き換えてみてください。

図2:ITサービス運用管理とHP OpenView
図2:ITサービス運用管理とHP OpenView
拡大画像(新規Window)

最後に

今回は病院を例にご紹介しましたが、「運用管理」についてイメージしていただけましたでしょうか。病院での業務の中には、運用管理のエッセンスがたくさん含まれています。
患者さんを24時間365日見守り続けることは、お客様のITリソースやサービスを24時間365日管理することと同じと考えることができます。
いつでも、どこでも、誰が見ても分かるように管理できるような仕組みづくりが大切なのです。

HP OpenViewは、あなたの運用管理をより価値のあるものにすることが可能です。
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