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HP OpenView News 【38-06】
HP OpenView Internet Services で行う Web アプリケーション管理


Vol.38 (2006.05.18発行)

HP OpenView News TOP

Vol.38 TOP

【38-01】
HP OpenViewのビジネスパートナー様ご紹介 第13弾

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続・アポロ13とITIL-1-

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シリーズ“HP OpenView講座”vol.21
新入社員の方必読!IT運用管理入門講座

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【38-06】
Internet Services で行う Web アプリケーション管理

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HP OpenView Newsのご紹介

HP OpenView

ITSMとITIL

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現在、多くの業務アプリケーションがWebインタフェースを使って提供されています。これまでのクライアント−サーバ型のアプリケーションは、サーバ上のアプリケーションプロセスを監視していれば、業務が健全に動いていることが保証されていました。
しかし、多くのプラットフォームやミドルウェアが複雑に組み合わされて構成されているWebアプリケーションの場合、Webサーバやアプリケーションサーバのプロセスを監視しているだけでは、業務プロセスの健全性は保証されません。「エンドユーザから見て適切にサービスが使用できているのか?」という観点から、エンドユーザへのサービス品質を監視し、維持することが必要となります。

HP OpenView Internet Services(以下、OVIS)は、このようなWebアプリケーション環境の監視を行うための製品です。既に多くのお客様にご利用いただいておりますが、今回はこの製品の様々な活用法をご紹介します。

*OVISについてはこちらもご確認下さい。

OVIS機能概要

OVISは、プローブとよばれるソフトウェアがエンドユーザのWebアプリケーションへのアクセスをシミュレートし、エンドユーザがWebアプリケーションを適切なサービス品質で使用できているのかをエンドユーザの視点から測定します。測定できる項目は、アベイラビリティ(可用性)や応答時間、スループットなどです。測定されたデータはデータベースに蓄積され、ダッシュボードとよばれる結果表示画面からさまざまな角度で分析を行うことができます。また、データを基に任意のグラフを作成することも可能です。
それでは、具体的にはどのような機能があるかを見ていきましょう。

複雑なWebサイトの監視

OVISでは、標準機能であるWeb Transaction Recorder を使用してWebトランザクションを簡単に記録し、記録された動作を定期的にシミュレートすることでパフォーマンスを測定する機能が実装されています(HTTP_TRANSプローブ)。しかし、記録されたWebトランザクションをプローブの測定時にそのまま実行すると、エラーになってしまう等、複雑なWebサイトが存在します。このようなWebサイトを監視するためには、記録されたWebトランザクションのプロパティに詳細な設定を行うことが必要となります。

複雑なWebサイトと対応例

1.ダイナミックURL

一部のWebサイトでは、セッションID等を使ってユーザがアクセスするたびにURLを変更するダイナミックURLが実装されています。Web Transaction Recorder を使用してトランザクションを記録した場合、次回アクセス時にはURLが変更になっているため、そのままではトランザクションを再現することができません。そこで、記録したURLのどの部分がどのようなルールでダイナミックに変更されるか、詳細なプロパティを設定する必要があります。
例えば、以下のようなURLです。

例1)http://www.dyn.hp.com/12345/index.html
例2)http://www.dyn.hp.com/test?sesssionid=12345&arg=login

上記の例では、「12345」の部分が、動的に変更される部分です。例1では、URLに含まれるディレクトリ名が動的に変更されます。例2では、「sessionid=」というクエリ文字列の引数が動的に変更されます。このどちらの例も、OVISではプロパティの設定で代替規則を作成して対応することが可能です。
通常、このように動的にURLが変更される場合は、その前のステップでWebサイトにアクセスした際にダウンロードしたHTMLファイルの中に、変更される文字列が含まれています。
例えば、以下のような文字列が含まれています。

・・・

<FORM test>
<input type="hidden" name='sessionid' value='8984765'>

・・・

この「value='8984765'」が、置き換えられる文字列を指しています。これを、上の例1のURLに反映させるためには、1度記録された例1のステップを Web Transaction Recorder でダブルクリックして「ステップのプロパティ」を表示させます。そこで「詳細」タブを開き、そこに、以下のような設定を追加します。

DynCmdPattern0=sessionid' value='
DynCmdDelim0='>
DynCmdSubst0=PATH -2

図1
図1
拡大画像(新規Window)

ここでは、「DynCmdPattern0=」で指定された文字列「sessionid' value='」をダウンロードされたHTMLファイルから検出し、その次の文字から「DynCmdDelim0=」で指定された文字列である「'>」の直前の文字までを読み込み、「DynCmdSubst0」で指定されたパスの位置(ここでは後ろから2番目のパス位置)を代替します。これにより、例1で記録されたステップ「http://www.dyn.hp.com/12345/index.html」の「12345」が「8984765」に代替され、「http://www.dyn.hp.com/8984765/index.html」になります。

例2の「12345」の部分を代替するには、以下のように「ステップのプロパティ」に記述します。

DynCmdPattern1=sessionid' value='
DynCmdDelim1='>
DynCmdSubst1=QUERY sessionid

図2
図2
拡大画像(新規Window)

これにより、例2のクエリ文字列の「sessionid=」の引数である「12345」が「8984765」に代替され、新しいパスは 「http://www.dyn.hp.com/test?sessionid=8984765&arg=login」に代わります。

このように、プロパティの設定を行うことで、ダイナミックURLのサイトも監視対象にすることが可能になります。

2.フォームデータ入力用外部スクリプト

Web画面のフォームから日付を入力して在庫を調べたり、チケットの予約を行ったりするWebサイトがあります。このようなWebサイトの場合、過去の日付やかなり先の日付を入力するとエラーになってしまう場合があり、Webサイトにアクセスする際には、アクセスする日がかなり限られてしまいます。
このようなWebサイトをOVISから監視するためには、入力したい日付を作成する外部スクリプトを別途作成し、そのスクリプトをHTTP_TRANSプローブから呼び出すことで対応することができます。
例えば、以下のように記録されたステップがあります。

IESTEP=http://www.travel.hp.com/schedule?get
FORMDATA=date1=05-23-2006
FORMDATA=date2=06-01-2006

この、date1とdate2で指定している日付をスクリプトで作成し、その結果を入力値としたい場合には、Web Transaction Recorder の「ステップのプロパティ」の詳細タブを開き、以下のように記述します。

IESTEP=http:// www.travel.hp.com/schedule?get
FORMDATA=@date1=c:\temp\t.bat
FORMDATA=@date2=cscript //nologo t.vbs

図3
図3
拡大画像(新規Window)

これで、date1には t.bat の実行結果が代入され、date2には t.vbs の結果が代入されます。

この他にも、ステップのプロパティの記述によって、さまざまな複雑なWebサイトにも対応が可能です。これまで監視をあきらめていたようなWebサイトも、このようなちょっとした工夫で対応することができるかもしれません。Web Transaction Recorder のオンラインヘルプに詳しいリファレンスがありますので、参照して試してみてください。

3.複数のプローブによる監視

OVISでは、ひとつの監視対象に対して複数のプローブから監視を行い、その監視結果を分析に使用することが可能です。
例えば、監視対象のWebサーバが東京のデータセンターの中に設置されていた場合、プローブを 1)データセンターの中 2)東京のオフィス(データセンターの外) 3)大阪のオフィス の3箇所において監視を行うと、得られるレスポンスタイムの差は、ネットワークの遅延による可能性が高くなります。これにより、各拠点でどのような特性があるのか、といった分析を行い、今後の設備拡張計画の参考にすることができます。 なお、プローブごとのレスポンスタイムの監視結果は、ダッシュボード画面から「詳細」ボタンをクリックし、プローブごとの測定結果にドリルダウンすることにより参照できます。

図4
図4
拡大画像(新規Window)

他の HP OpenView 製品との連携

OVISではエンドユーザから見たレスポンスタイムを測定することができ、レスポンスタイムの悪化等の検出が可能です。しかし、レスポンスタイムの悪化が発生した場合、どこに原因かあるのか?ということまではOVIS単独では調査することが困難です。
このような場合に問題の原因をすばやく特定することのできるツールである、HP OpenView Transaction Analyzer (以下OVTA)という製品があります。
*OVTAについてはこちらもご参照下さい。

OVISとOVTAを組み合わせて使用した場合、OVISのダッシュボード画面に「トレース」というボタンが追加されます。HTTP_TRANSプローブの結果表示の画面でこの「トレース」ボタンを押すと、各ステップの詳細が表示され、そこからさらに「詳細」ボタンを押すと、選択されたステップの詳細がOVTAコンソールに表示されます。

 

図5
図5
拡大画像(新規Window)

図6
図6
拡大画像(新規Window)

図7
図7
拡大画像(新規Window)

図8
図8
拡大画像(新規Window)

OVTAでは、トランザクションが実行された際に、サーバ上でどのようなコンポーネントが実行されて、それぞれの実行時間は何秒だったのか、また、それぞれのコンポーネントは正常に終了したのかどうか、といったデータが測定されています。これにより、OVISで検知したレスポンスタイム悪化の原因がどのアプリケーションコンポーネントにあったのか、といった分析が可能になり、問題の速やかな解決に役立てることができます。

OVISにはこの他にも、さまざまな機能が実装されています。お客様がWebアプリケーションをお使いであれば、是非その監視にOVISの導入をご検討ください。

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