「COBIT for SOX」は、IT統制について以下のような6段階の成熟度モデルを提示しています。
- 段階0 不在
- 段階1 初期段階/個別対応
- 段階2 再現性があるものの、直感的
- 段階3 定義されたプロセス
- 段階4 管理され、測定が可能
- 段階5 最適化されている
これらはIT統制の有効性を評価する上での指標となりますが、SOX法の監査をクリアするためには第3段階以上の成熟度が要求されると言われています。すなわち、ITに関する統制や手続きが適切に文書化されており、統制活動の有効性評価が定期的に行われているなどの諸条件が満たされる必要があります。
例えば、財務報告上重要なシステム変更に対する統制目標においては、文書化された手続き、変更要求への適切な承認、職務の分離と統制された環境、本番移行前の十分なテストなどが求められています。これらはITILの「変更管理」と「リリース管理」のベストプラクティスに包含された活動ですが、成熟度という観点からすると、それらがIT部門の通常の職務の中に正しく記述されていて、且つそれらをモニタリングする仕組みが備わっていることが重要です。また、PDCAサイクルによる改善プロセスの存在も、成熟度の評価のポイントとなります。
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