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【45-04】HP OpenView Configuration Manager のご紹介
ITSMに沿った変更・構成管理で継続的な効率化を実現

HP OpenView News Vol.45 (2006.12.21発行)

HP OpenView News TOP

Vol.45 TOP

【45-01】
ITガバナンス協会設立と日本のITガバナンス-1-
〜内部統制整備本格化に向けて〜

【45-02】
発表!HP OpenView News 2006年度 年間アクセスランキング

【45-03】
HP OpenView Service Deskから始まるITIL

【45-04】
製品情報 HP OpenView Configuration Manager のご紹介

【45-05】
今、注目の情報満載!ニュース、イベント、セミナーご紹介

HP OpenView Newsのご紹介

HP OpenView

ITSMとITIL

HP Software News:ITIL、ITガバナンス、品質保証等、読み物満載
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はじめに

HPは変化するビジネス環境に迅速に適応できる、柔軟で強固なITの実現にさまざまな観点から取り組んでいます。「HP ITSM参照モデル」策定もその取り組みの一つであり、このフレームワークに基づいたコンサルティング、構築サービス、製品を提供しています。 (詳しくは HPのITSM のサイトをご参照ください。)

HP ITSM 参照モデル
HP ITSM 参照モデル
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このHP ITSM参照モデルにおいて、HP OpenViewは幅広いラインナップを提供しています。ITSMというとSLAの管理や変更プロセスの管理などが挙げられますが、HP OpenView Service Desk(以下、OVSD)がそれを支援し、今回ご紹介するHP OpenView Configuration Managerはシステムに実際の変更を反映させる「手足」のツールと位置づけられます。

HP OpenView Configuration Managerでできることとその利点

HP OpenView Configuration Manager (以下、OVCM)は、例えば、全社にわたる多数のクライアントPCの一括管理や、OS混在環境のサーバが存在するデータセンターの運用管理などハードウェアの情報収集をはじめとし、OSのインストール、アプリケーションの配布、パッチ管理など構成・変更管理を行います。

また、ITILの「構成管理」で求められる、「計画」、「識別」、「コントロール」、「ステータスの説明」、「検証と監査」の5つの活動についてサポートする機能を持ち、実際の構成の変更を行うITILの「リリース管理」の領域を含め、変更・構成管理を総合的に行うことができます。更に変更プロセスの管理を行うOVSDと組み合わせることで、「構成管理」、「変更管理」、「リリース管理」の各分野にまたがり、包括的な変更・構成管理を実施することが可能となります。

さて、今日のIT環境では、非常に多くのかつ分散して存在する機器の運用やサポートを限られた人数で行うことや、コンプライアンスの観点から策定したポリシーを確実にシステムに反映させ、適切なレポートの作成・監査の際に検証が可能なことが求められています。

このような環境において、OVCMは単にソフトウェアを配布するだけでなく、以下のような特長や利点を持って、ITの運用管理を効率化していきます。

  • 決められたポリシーを管理対象に確実に適用する
  • さらにはそのポリシーを継続的に管理対象に適用する
  • 監査時の検証の手間を最小限にする
  • 非常に大きな拡張性をもっており多数の管理対象を一括で管理できる

それでは、具体的な製品の機能を見ていきましょう。

製品の機能と特長

1. 「あるべき姿」とポリシーベースの管理

まず、OVCM の大きな特長の1つである「あるべき姿」(desired state) による管理についてご紹介します。「あるべき姿」というのは、例えば「人/部署」の観点ではその人や部署に必要なアプリケーションのセット、また、「アプリケーション」の観点では、ファイルやフォルダ、レジストリから構成されるセットのことを指し、OVCMはこのような「あるべき姿」をポリシーとして策定し、それを継続的に適用していくということで、管理対象を確実に変更するとともに、管理の自動化、工数の削減を図ることを可能とします。(「ポリシーベースの管理」

ちなみに、これに相対する管理方法が「タスクベースの管理」です。「あるアプリケーションをあるマシン群に配布する」という「タスク」を作り、ひとつづつそれを実行するというものです。しかし、管理対象が小規模であったり、単純な要件であったりする場合にはこの管理方法で問題はありませんが、管理対象が大規模であったり、複雑な環境になってくると、ひとつひとつのタスクを作り、適用するとなると多くの工数がかかってしまうことになります。

2. 製品の紹介

それでは具体的にOVCMについてみていきましょう。OVCMは以下の図のようにいくつかのコンポーネントから構成されています。
基本的に必要なものとして、以下のものがあります。

  • Inventory Manager : ハードウェア、ソフトウェアの詳細な情報を収集する
  • Application Manager : 管理サーバから管理対象にソフトウェアを配布する
  • Application Self-Service Manager : ユーザー側で必要なソフトウェアを選択してインストールする
  • Patch Manager : パッチ適用の管理をする

構成管理ソリューション
構成管理ソリューション
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OVCMはサーバにもクライアントPCにもマルチプラットフォームに対応しますが、ここでは、クライアントPCの管理についてご紹介します。一般に以下のようなライフサイクルで管理が行われています。

1. マシンの初期セットアップ
  2. アプリケーションの導入
  3. セキュリティパッチへの対応
  4. アプリケーション障害への対応
  5. 構成情報の確認

OVCMはそれぞれのステージで必要なツールがそれぞれの役割を果たしています。それでは、フェーズごとにOVCMが何をするのか見ていきましょう。

(1)マシンの初期セットアップ

マシンの初期セットアップ
マシンの初期セットアップ
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事前に設定されたポリシーから管理対象マシンにインストールされるべきアプリケーションを算出し、差分ソフトウェアを配布するため、OSセットアップ後の標準的なアプリケーションのセットアップを自動化し、セットアップにかかる工数を削減することができます。(Application Manager)

(2)アプリケーションの導入

すべてのPCにインストールしておく必要がないアプリケーションをエンドユーザが自分自身で必要なアプリケーションをカタログから選び、インストールすることができます。購入すべきソフトウェアのライセンスを削減するとともに、導入に関するIT部門のサポートの負荷を軽減します。(Application Self-Service Manager)

必要に応じたアプリケーションの導入
必要に応じたアプリケーションの導入
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(3)セキュリティパッチへの対応

セキュリティパッチへの対応
セキュリティパッチへの対応
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パッチ管理は非常に手間のかかる分野です。図のようにパッチ管理のライフサイクル全体にわたり、パッチに対する安全性の向上と、管理者の負荷軽減を実現します。また、必要なパッチの有無の確認や、適用が必要な機器の洗い出しとインストール、適用結果の把握が簡単に行えます。

(4)アプリケーション障害への対応

アプリケーション障害への対応
アプリケーション障害への対応
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管理対象マシンにインストールされているアプリケーションをファイル・レジストリのレベルまでチェックを行うため、ファイルの損失・変更が原因でソフトウェアが使用できなくなっている場合でも、自動(または手動)で検知・復旧し、エンドユーザからヘルプデスクに寄せられるコールの削減、さらには問題解決の手間の短縮に貢献します。(Application Manager)

(5)構成情報の確認

OVCMはインベントリ情報・アプリケーションの配布情報・パッチ適用情報の収集を自動化し、定期的にサーバやPCなどの構成情報収集をします。これらの収集した情報は以下のようにwebベースのレポートを表示でき、さまざまな観点から調査・分析を行うことができます。

構成情報の収集
構成情報の収集
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3. 拡張性と柔軟性

OVCMはこのようにポリシーベースの管理を特長として持ちますが、同時に非常に大きな拡張性、柔軟性機能を持つという特長もあるため、広範囲にわたる管理をも可能にしています。
管理側のサーバはコンポーネント化されており、管理サーバ、配布サーバのアーキテクチャーを自由にデザインすることができるため、ひとつのデータセンターや部門だけのPC管理から非常に大規模な会社における全社のクライアント管理や大規模データセンターの一括管理も可能です。全世界に存在する20万台のクライアントPC をひとつのOVCMで管理している例や、一日に各地で何百万人もの人に利用されるコンビニの端末もOVCMで管理されている事例(*1)もあります。

(*1) 米国7-Eleven, Inc様事例

今後のHP OpenView Configuration Manager

今後、日本において、積極的な製品展開を予定しており、来年2007年初頭から順次、販売を開始していきます。

まず、より簡単で手軽なクライアント管理が可能となる、HP OpenView Client Configuration Manager (OVCCM) です。OVCM は柔軟で、大規模なシステムまで管理できる一方、導入にはデザインから構築まで一定の技術が必要となります。一方、このOVCCM は管理対象をクライアントPCに限りますが、ファームウェア(HP製のPCに限る)やOS、アプリケーションなどのソフトウェアの配布やセキュリティパッチ配布、使いやすいwebベースの管理コンソールなど、導入後、すぐに使える製品となっています。また、Intel のvPro   に対応しており、より管理機能や管理性を強化することができます。

次にOVCMのサーバ管理の機能(*2)の強化です。HPが推進しているデータセンターの自動化アダプティブ・インフラストラクチャの実現に重要なサーバの構成管理で重要となる機能が強化されるとともに、対象プラットフォームが拡大します。まず、ApacheやWebLogic、SQL Serverなど代表的なサーバ向けアプリケーションの個別設定をすべて管理側で行うことのできるApplication Management Profiles 機能やアプリケーションや設定ファイルなど意図しない変更がないか監査・チェックするConfiguration Baseline Auditorなどです。また、現在 WindowsとHP-UXだけを管理対象としていますが、Linuxも対象として加わります。これらの機能を合わせ、データセンターのダイナミックなサーバの運用管理を実現していきます。

(*2) OVCMのサーバ管理の機能(英語版)

まとめ

OVCMは、単なるソフトウェア配布ツールにとどまらず、ITSMの重要な一角をしめる変更・構成・リリース管理を包括的にサポートするツールとして、また、アダプティブ・インフラストラクチャを実現していくための重要なコンポーネントとしてご利用いただきたい製品です。今後、日本においても展開されるOVCMのサーバ向け製品や、エントリー向けクライアントPC管理のOVCCMもあわせてぜひご注目ください。

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