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【46-04】IT資産をITで管理する時代がやってきた!-1-
〜HP OpenView AssetCenterは企業にどんなメリットを
もたらすのか?〜

HP OpenView News Vol.46 (2007.01.18発行)

HP OpenView News TOP

Vol.46 TOP

【46-01】
マーキュリー統合と「HP Software」の誕生について

【46-02】
HP Software Universe in ウィーン レポート

【46-03】
緊急掲載:いわゆる日本版SOX法の実施基準(公開草案)にみる情報セキュリティ対策のポイント

【46-04】
IT資産をITで管理する時代がやってきた!-1-
〜 HP OpenView AssetCenterは企業にどんなメリットをもたらすのか? 〜

【46-05】
【新製品プレビュー】
PCシェア世界No.1のHPが開発・提供するPC管理ソフトウェア
〜 HP OpenView Client Configuration Manager検証レポート 〜

【46-06】
今、注目の情報満載!ニュース、イベント、セミナーご紹介

【46-07】
ソフトウェア統括本部長より新年のご挨拶

HP OpenView Newsのご紹介

HP OpenView

ITSMとITIL

HP Software News:ITIL、ITガバナンス、品質保証等、読み物満載
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第1回目:IT資産管理は何故必要?

始めに

「己を向上させるには、まず己を知れ」––––––企業が業務改善、戦略遂行を行う上で「現状把握」は欠かせないものですが、その基本がこれまでうやむやになっていたのが「IT資産管理」でしょう。ITが複雑化する中、自社にどんなIT資産がどんな状態であるのか、今後どんな調達をすれば最適なのかが見えにくい……そんな悩みを抱えているIT管理者も少なくないと思います。
今、なぜIT資産管理が重要なのでしょうか? その有効な解決法とは?

今回から3回に渡り、「IT資産をITで管理する時代がやってきた!」と題し、IT資産管理が注目を集める背景と、IT資産管理を実現するHP OpenView AssetCenterの概要、そして実際にどのようなメリットをもたらすかについてご紹介したいと思います。

第1回目:IT資産管理は何故必要?〜HP OpenView AssetCenter概要ご紹介

「IT資産の掌握」が、「適正なIT予算獲得」を強力にサポート!

あなたがIT部門のマネージャーの立場にある場合、避けて通ることができない大きな課題の一つが、社内・グループ内での「IT予算折衝」。必要な予算を獲得するには、CIOやCEOなどの経営層や経理部門等に対し、IT部門の財務状況のレポートや今後の見通しを“説得力のある形で”語り、提案することが不可欠となります。

では実際に、多くの企業では、こうしたIT予算折衝がスムーズに行われているのでしょうか?現場の意見を集めると、ITマネージャーは財務レポート提出などを義務づけられているものの、その作成や分析に大いに頭を悩ませ、折衝に非常に苦労している、という声が数多く聞こえてきます。原因を探ると、多くの企業で、次のような問題が浮上していることがわかりました。

   ・  部門やプロジェクト単位のIT導入が進み、管理システムやソフトウェア・ライセンス、ハードウェアおよびソフトウェアの保守契約が複雑化。IT資産全体のコスト把握が難しく、相手にわかる明確な説明がしづらい。
   ・  ITマネージャーが各現場を確認したり、各資産台帳から資産状況を掌握するのは非現実的。
   ・  忙しい日常業務をこなしながら行う財務レポート作成が、大きな負担になっている。
   ・  「IT資産管理ツール」を導入しているが、使い勝手がよくない、あるいは自社の実際の財務管理に役立つ機能が備わっていない。

もともとIT予算は、上層部や他部門から「内容がわかりづらい、理解できない」と考えられがちな面があります。しかし、「どんな目的のためにどれだけの経費が必要か」という基本的データが明確に出せず、項目なども一般の人が理解しにくいものであれば、交渉の材料として信頼性に欠けるのは当然のこと。仮にファイナンス部門から「来期予算の10%カット」を求められても、それによってどんな影響があるかが掌握でき、明確な根拠を元にあるべき方向性を訴えることができなければ、彼らを納得させることはなかなか難しいということになってしまいます。

一方で、すでに「IT資産管理ツールを導入している」という企業も少なくないようです。そのほとんどは、「ネットワーク上にある機器のインベントリ情報の収集」や「稼働中の資産の所在管理」が可能なのですが、残念ながらハードウェアやOS、ソフトウェアなどの構成やバージョン、個別の設定など「現在ネットワーク上で稼働している機器やソフトウェアは何か」を把握する機能しか持ち得ていない、という限界があります。こうしたツールは、例えば、「アンチウィルスの最新版配布」「OSのバッジの配布」がスムーズに行えるなど、「現場の管理の手間を省く」ことに活用できるメリットはあるのですが、あるべき資産管理という観点から見ると、部分的なカバーに過ぎず、これだけでは複雑な資産状況の全容を把握するという目的を果たすことはできません。

実際の資産は、さまざまな形態や経緯によって導入され、ビジネスの状態が変わることで在庫が生じたり、時間の流れによって除却、廃棄が必要になるなど、複雑な「動き」も伴います。
本来IT資産は、

   ・  何がどのような形で稼働しているかという現状
   ・  調達から廃棄までの推移(購入費、リース費、減価償却費、リースの残存期間の有無、ライセンス、保守契約、etc)
   ・  部署・プロジェクトごとのIT資産の括りや関連性
   ・  今後の配置計画(新規購入、新規リース、運用スタッフ、etc)

といった「IT資産のライフサイクル全般」について管理された結果として、トータルにはじき出されるものであり、その全容が掌握できてこそ、効果的な予算折衝の礎として説得力を持ち得るものと考えられるのです。

ライフサイクルコスティング
ライフサイクルコスティング
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まずは「資産管理」について、こうした正しい認識を持ち、これからのIT部門のあり方を考えるマネージメントにおいて、こうした意識改革と実際の情報掌握が不可欠になることをITに携わる方々はぜひ知っておくべきでしょう。

ちなみに、あなたの会社ではこうした適切なIT資産管理のための情報把握ができているでしょうか? まずは自社の分析から……ということで、下記のチェックリストで、あなたの会社のIT資産管理状況をぜひ再確認してみてください。

【チェックリスト】

   □  01  稼動中の機器のインベントリ情報の収集を自動的に行なっている
   □  02  使用状況に基づいたソフトウェアのライセンス管理と購入の適正化を行なっている
   □  03  リース契約や保守契約を資産に結びつけることで適切な管理を行なっている
   □  04  経理部門や総務部門、購買部門からの資産に関する情報提供や管理の要求に瞬時に対応できる
   □  05  「実物的」「経理的」「契約的」な各側面から資産管理を行なっている
   □  06  未使用や在庫の資産など稼動中ではないものまで管理ができている
   □  07  プロジェクトや部署単位での予算枠やコストの把握などマルチな管理が可能だ
   □  08  基盤システムと連動した自動化プロセスの中で資産管理を行なっている
   □  09  購入費・契約費・一時費(追加、修理、作業)など、科目ではなく資産単位でコスト管理ができる
   □  10  財務的な側面から、各部署にビジネスプロセス改善の提案をしている

TCO最適化、コンプライアンス、サービスレベル維持、セキュリティにも効果アリ!

ところで、こうしたIT資産管理が昨今、注視されてきているのは「予算折衝をスムーズにする」という課題解決だけが理由ではありません。実はIT資産管理は、これからのITを考える上で、さまざまな波及効果を生み出すものと考えられています。

一つは、「コストの正確な把握」。つまり「ムダなコストを削減し、必要な部分にまわす」という予算配分が可能になるという点があげられます。
「ITを企業の経営戦略にもっと有効に活用すべき」という声が高まり、TCO(Total Cost of Ownership: コンピュータシステムの導入、維持・管理などにかかる費用の総額)の最適化や戦略的IT投資の確保が大きな課題になるなど、昨今は「IT部門のあり方そのものが大きな転換期を迎えている」という状況にあります。しかし、ある機関の資料によると、多くの企業が、開発や資産の新規購入に充当している費用はIT予算全体の15〜20%ほどで、「予算の80%近くは運用やメンテナンスに費やされている」という実態が報告されており、「資産状況がわからないために、多くの不必要な作業が発生し、管理費用が膨らんでいるのでは」という問題が指摘されています。
こうした課題解決のカギとなるのも、実はIT資産管理と言うことが出来るのです。費用対効果の高いITを実現するには、まずムダを削ぎ落とす必要があり、そのためにはまず何がムダかを知ること、そしてそれを元にあるべきITの方向性を示す必要があるのですが、そうした視点からも、IT資産管理の掌握は、計り知れない大きなメリットをもたらすのではないかと考えられます。

そしてもう一つ注目すべき視点として挙げられるのが、「コンプライアンス」という側面。例えば、ある企業で、あるソフトウェアについて100のライセンス契約を行っているにも関わらず、実際にはその何倍もの数が使われているとします。これは違法行為なわけですが、企業全体として「ライセンス管理」が行われず、個人個人が勝手にコピーを繰り返している状況では、そこに問題が発生していることすら企業側は把握できない場合があります。
今後、内部統制の強化が企業に義務づけられれば、こうした「ライセンス管理がクリアされているかどうか」という部分も監査で問われる可能性があり、その管理を普段からきちんと行うことも、IT部門が担う任務の一つになってくるのではないかと予測されています。

さらに別の視点で言うと、企業が「ITのサービスレベルを一定に保つ」ために、「クライアントPCなどの端末や、社内で使用されるソフトウェアをしっかりと管理する」ことも欠かせなくなると考えられます。これが実現できれば、より効率的なサービス提供が可能になり、オーバースペックを防ぐことでムダなコストの削減につながると同時に、セキュリティの向上にも効果を発揮することができるのです。

以上のように、本来の意味で行う「IT資産管理」は、予算管理のサポート以外にも、さまざまなメリットを生み出し得るものと考えられますし、また、IT部門やマネージャーだけでなく、ひいては企業全体に大きな価値をもたらす要素として、今後ますます重視されることになるのではないでしょうか。

IT資産管理を全ライフサイクルで実現する、HP OpenView AssetCenter

これまでIT資産管理の重要性、必要性について述べてきましたが、では、具体的にそれを実現するには、どうすればいいのでしょうか。

そこで有効な解決策として注目していただきたいのが、これまでの資産管理ツールとはまったく異なる視点で開発されたユニークな製品「HP OpenView AssetCenter(以下AssetCenter)」です。
AssetCenter は、すでに世界の企業で多くの導入実績を持ち、高い評価を獲得している、HPが自信を持って推奨する資産管理ソリューションです。

その最大の特徴は、IT資産の状況を「ライフサイクル」で捉え、資産情報を様々な角度から俯瞰できるということ。IT資産のライフサイクルは、購入から廃棄、返却まで、通常以下の図のような流れを辿るのが一般的ですが、IT資産管理製品の多くが、「棚卸資産調査」と呼ばれているライフサイクルの一部分のみを範囲としているのに対し、AssetCenterはライフサイクル全体を範疇とし、時間軸に伴う製品やその状況の把握を行うことを可能にします。

ライフサイクルマネジメント
ライフサイクルマネジメント
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つまりAssetCenterは、IT資産関連情報を一括管理することで、「必要なIT資産コストの最適化を可能にするツール」であり、忙しいIT部門の負担を大きく軽減しながら、ITのあるべき方向を明確に示すのに役立つソリューションなのです。
例えば、IT資産を導入する「調達管理」なら、導入が調達の基準にあっているものかどうかを瞬時に調べ、サービスデスクの構成管理を変更し、AssetCenterにその情報を返すという一連の作業を迅速に行うことができますし、また、「サービスレベル管理」なら、提供するサービスのレベルが適切かどうかというやりとりを、サービスデスクと即座に行うことが可能となります。
あらゆるIT資産を、時系列も踏まえながら情報として紐付けることができるのがAssetCenterの軸となる機能であり、それをもとにIT資産の掌握・検討を経営的視点から行えるようになることが、最も大きなメリットだと言えます。

ちなみに、AssetCenterには、従来のIT資産管理ツールが備えたインベントリ情報を検知・収集する機能や、バッジや定義ファイルなどを配布する機能は付加されていません。これは当ソリューションの目指す守備範囲が、他のツールとはまったく違うためで、「稼働中の資産の状況を知りたい」という従来からの要求に対しては、HPの構成変更管理ツールHP OpenView Configuration Managerや、他ベンダーのこれまでの製品を活かして補完することができます。

次号では、そんなAssetCenterを活用して、実際にどのようにIT資産管理を行なうことができるのか?AssetCenterの具体的な構造・機能について踏み込み、その詳細をレポートします。どうぞお楽しみに。

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