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【48-03】HP Operations Manager software(HP-UX)、Manager of Manager (MoM) 構成時のメッセージ転送の作法について

HP Software News vol.48 (2007.03.08発行)

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構成時のメッセージ転送の作法について

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はじめに

HP Operations Manager software (以下、Operations Manager)を利用されているお客様から最近よく伺うのが、組織の統合に伴い、管理すべきIT環境が大規模化する傾向があるということです。その際に悩まれているのが、統合する前の状態において、既に各々の組織が Operations Manager を利用して障害メッセージを監視しているが、そのままではメッセージが集まるポイントが分散してしまい監視効率が悪い。この対策として、Manager of Manager 構成(*)(以下、MoM 構成)を用いてメッセージを一箇所に統合したいが、実際にメッセージがどのように転送されるのか良く分からない、というものです。

そこで今回は、Operations Manager を MoM 構成で稼動させた場合、実際にメッセージが転送される際の作法(Operations Manager の中でどのように扱われるのか)についてお話したいと思います。

(*)Manager of Manager 構成
上位、下位にそれぞれ Operations Manager を設置し、下位から上位にメッセージを転送し集約する構成

メッセージの転送における基礎知識

Operations Manager を MoM 構成で稼動させた場合のメッセージの転送には以下の2つが存在します。これらは良く混同されがちですので、それぞれの意味と特長を把握しておく必要があります。

・メッセージの上位転送
管理サーバのオペレータは、問題の処理能力がより優れた他のサーバオペレータに対し、メッセージの上位転送を行うことができます。

・メッセージ転送
メッセージ転送はメッセージの上位転送に似ています。ただし、[ メッセージブラウザ] ウィンドウや [ メッセージ詳細] ウィンドウで手動により起動される上位転送とは異なり、メッセージ転送は自動的に行われます。管理者はテンプレートを使って、メッセージを自動転送するように管理サーバを設定することができます。ターゲット管理サーバに到着した転送メッセージは、ソース側の管理サーバに残っている参照メッセージのコピーです。

メッセージの転送の詳細は Operations Manager コンセプトガイドをご覧下さい。

メッセージを転送する際に考慮すべき事項

メッセージを転送する際に考慮すべきなのが、メッセージが保持する以下の属性となります。

  • オペレータ起動アクション
    転送前、転送後の時点でのアクション実行可否
  • メッセージの所有
    転送前、転送後の時点での所有の可否
  • メッセージの受諾
    転送前、転送後の時点での受諾の可否
  • メッセージ内の注釈
    転送前、転送後の時点での注釈追加の可否
ここでポイントとなるのが、転送後のメッセージに対しどの程度のコントロールが可能となるのかを見極める事です。

転送されたメッセージに対する操作テスト前提条件

では、実際にメッセージの転送テストを実施する前提条件を以下の条件に設定した場合について見てみたいと思います。

  (1): 下位の Operations Manager から上位の Operations Manager に対し、メッセージ上位転送の設定を実施
  (2): 下位の Operations Manager 監視下の Agent に対し、「オペレータ起動アクション」を定義したポリシーを配布
  (3): 下位の Operations Manager 監視下の Agent を用い opcmsg コマンドにて擬似メッセージを作成
  (4): 上位、下位で利用したのは、共に DCE Agent

転送されたメッセージに対する操作テスト結果

以下に転送されたメッセージ(メッセージの上位転送、メッセージ転送)に対する操作テストの結果を示します。

シナリオ1:オペレータ起動アクションに関するテストシナリオの実施

上位の Operations Manager に転送されたメッセージでオペレータ起動アクションを実行した。

≪シナリオ1の結果≫

「メッセージの上位転送」をされたメッセージ、「メッセージ転送」をされたメ ッセージ共に問題
なくオペレータ起動アクションが実行された。

シナリオ2:メッセージの所有に関するテストシナリオの実施

上位の Operations Manager に転送されたメッセージで「メッセージの所有」を実行した。

≪シナリオ2の結果≫

「メッセージの上位転送」をされたメッセージ、「メッセージ転送」をされたメッセージ共に問題
なく「メッセージの所有」が設定された。また転送元のオリジナルメッセージにも「メッセージの所有」が設定された。

シナリオ3:メッセージの受諾に関するテストシナリオの実施

上位の Operations Manager に転送されたメッセージで「メッセージの受諾」を実行した。

≪シナリオ3 の結果≫

「メッセージの上位転送」をされたメッセージ、「メッセージ転送」をされたメッセージ共に問題
なく「メッセージの受諾」が設定された。また転送元のオリジナルメッセージにも「メッセージの受諾」が設定された。

シナリオ 4:メッセージ内の注釈に関するテストシナリオの実施

上位の Operations Manager に転送されたメッセージで「メッセージの注釈の追加」を実行した。

≪シナリオ4の結果≫

「メッセージの上位転送」をされたメッセージ、「メッセージ転送」をされたメッセージ共に問題
なく「メッセージの注釈」が追加された。
但し、「メッセージの上位転送」をされた転送元のオリジナルメッセージには「メッセージの注釈」が追加されなかった。一方で「メッセージ転送」をされた転送元のオリジナルメッセージには問題なく「メッセージの注釈」が設定された。

テスト結果の考察

シナリオ4 の一部の結果を除き、下位の Operations Manager から上位の Operations Manager に転送されたメッセージは、オペレータ起動アクション、所有、受諾、注釈の追加、については特に「転送されたメッセージ」という事を意識することなく扱う事が出来ることがわかります。

最後に

今回は Operations Manager のメッセージの転送について考察しましたが、ベースとなっている部分は製品のマニュアルに多く記述されています。 内容が充実しているOperations Manager のマニュアルは定期的に記述内容を見直され、新しい版が出されています。また単なる機能の説明だけでなく、お客様が利用される環境を想定したシナリオベースの説明も記述されています。これを機会に是非、最新版のマニュアルをご覧頂き、ご利用の際にお役立て頂けたら幸いです。

参照:Operations Manager のマニュアルサイト

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