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HP-UX Process Resource Manager (PRM)

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HP-UX Process Resource  Manager (PRM)とは

PRM はポリシーベースのリソース管理ツールです。 PRM を使用すると、システム管理者は、アプリケーション、ユーザー、またはグループがシステムの負荷のピーク時に使用できるリソースの量を制御することができます。 PRM で管理できるリソースは、サーバ ノード、 Superdome の nPartitions 、または vPars 内の CPU 、実メモリ、ディスク I/O の帯域幅です。 PRM では、次の方法でリソースの割り当てを行うことができます。
  • パーセント ベース
  • シェア ベース
  • プロセッサー ベース (pSet による )

PRM を使用すると、システム管理者は、リソースの消費を制御するポリシーを定義することで、クリティカル アプリケーションやユーザーのシステム リソースへのアクセスを制御できます。

PRM を使用することにより、 1 つ以上の PRM グループ ( システム リソースの概念上のパーティション ) を作成できます。 HP-UX システム上に PRM を構成すると、各実行プロセスは定義済み PRM グループの 1 つに所属します。管理者は、識別名や、 CPU サイクル、実メモリ、ディスク I/O 帯域幅のシェアの割り当てを設定することにより、 PRM グループを定義します。

サーバ仮想化
Capacity Advisor
Virtualization Manager
Processor Sets(PSets)
  Process Resource Manager(PRM)
  Global Workload Manager(gWLM)
  Workload Manager
  nPartitions(nPars)
  Virtual Partitions(vPars)
  Integrity VM
  HP Serviceguard
instant Capacity(iCAP)

たとえば、プロセッサー能力の 60% を PRM グループ A に割り当てるなど、システムの負荷の状態に関係なく、 PRM グループ ( および関連アプリケーション ) からアクセス可能な最低限のリソース シェアを保証できます。これらの値はリソースのパーセントまたはシェアとして設定できます (PRM グループ A は 40 シェアで、 PRM グループ B は 30 シェアなど ) 。システム リソース (CPU 、実メモリ、ディスク I/O の帯域幅 ) が使用されずに余っている場合には、必要に応じて、グループで使用することができます。システムのアクティビティにより使用可能なリソースがすべて消費された場合は、定義されたポリシーに適合するように、 PRM はリソースのシェアを強制的に変更します。

PRM でのリソースのパーティショニングは OS レベルで行われるため完全に動的で、ポリシーの追加、修正、削除には、システムの再起動もアプリケーションの再起動も不要です。各グループへのリソースの割り当ては、そのリソースの構成で割り当てられているシェアの合計数から、何シェアを割り当てるかを設定するだけでよく、簡単にグループを構成に追加したり、削除することができます。

Process Resource Manager (PRM) の機能

PRMには、次のような多数の機能とメリットがあります。
  • 最も重要な共有サーバ リソースの管理 : CPU 、実メモリ、ディスク I/O の帯域幅に対するハードウェアの重複が不要。
  • nPartitions 、 vPars 、または単一のサーバ ノード内で実行される、オンラインおよびバッチの両方のアプリケーションへのリソース割り当てポリシーのサポート。
  • 細密な CPU 割り当て ( パーセントまたはシェア ベースで CPU を割り当てることができます ) 。
  • アプリケーションの独立性 ( リソースの割り当てはアプリケーションにとって透過的であるため、 PRM によりリソースが割り当てられるサーバ上で実行されるアプリケーション側での修正は不要です ) 。
  • 動的な PRM による ( 再 ) 構成 (PRM グループの構成にはシステムの再起動は不要です ) 。
  • 階層的リソース割り当て (PRM グループのリソースが、そのサブグループ間で分配されます ) 。
  • 階層的リソース割り当て (PRM グループのリソースが、そのサブグループ間で分配されます ) 。
  • pSet との統合 (CPU のパーセントやシェアを割り当てるのではなく、 pSet を使用して関連付けることにより、リソース グループに専用プロセッサーとメモリを割り当てることができます ) 。
図1は、PRMによるシステムリソースの割り当てを示したものです。CPU、メモリ、ディスクI/Oの各リソースは動的に割り当てを変更することが出来ます。
 
 RMによるリソースの割り当て
  図1 PRMによるリソースの割り当て

PRM使用する理由

PRMは、複数のSAPインスタンスなど、単一のHP-UXイメージ内に共存し、リソースが保証されていることを必要とするアプリケーションの統合に最適です。また、PRMではリソース消費の上限の設定も使用でき、プロセスの暴走を防ぐことができます。定義したSLOの遵守には、昼間はオンラインで夜間はバックアップやバッチ処理など、単一パーティション内での運用の変化に応じてリソースの割り当てを変更する必要があります (たとえば、バックアップ アプリケーションの場合は、午前7時から午後7時までは0%のCPU使用率を、午後7時から午前7時までは60%のCPU使用率を割り当てるなど)。

PRMは動的に構成を変更できるため、リソースベースのポリシーと時刻ベースのポリシーに対応する複数の構成を作成することができます。

また、PRMは、JavaベースのGUI (図2参照) を使用してPRMグループを構成できるため、簡単に使用できます。このGUIはスタンドアロンのJavaアプリケーションとして実行することも、ブラウザ内で実行することもできます。単一のGUIセッションで複数のサーバの構成が行え、システムの管理を単純化することができます。
 
 PRM の GUI (Javaベース)
  図2 PRM の GUI (Javaベース)

他のツールとの連携

PRMとpSet

PRMグループをpSetに基づいて定義すると、PRM はpSetへのCPUリソースの割り当てを制御します。PRMグループには、使用可能なCPUサイクルのシェアが割り当てられるのではなく、指定した数のプロセッサーがpSet割り当てに基づいて割り当てられます。PRMはpSetへのメモリの割り当ても管理します。pSetに基づいて定義したPRMグループへのリソースの割り当ては、アプリケーションおよびユーザーを、通常のPRMグループに割り当てるのと同じように行うことができます。ただし、PRMは、pSetに基づいて定義されたPRMグループへのディスクI/Oの帯域幅の制御は行いません。

PRMとHP Serviceguardの統合

アプリケーションのフェイルオーバーの発生時にPRMを使用して、システム リソースの割り当て方法を制御できます。フェイルオーバー パッケージ用のHP Serviceguard起動スクリプトがフェイルオーバー システムに新しい負荷を与え、PRMに対して別のPRM構成ファイルの使用を指示します。この新しいPRM構成ファイルは、システム上の新たなワークロードに対応するためのものです。PRMの構成に対するこの変更は動的に行われるため、PRMまたはPRMにより管理されているアプリケーションにはダウンタイムは発生しません。フェイルオーバーしたアプリケーションと待機システム上に存在する他のすべてのアプリケーションは、新しいPRM構成ファイルに定義されているシェアに従ってリソースを取得できます。
PRM のマニュアルページ

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