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HP-UX WorkLoad Manager(WLM)とは
Process Resource Manager (PRM) 全機能を含む上位製品として提供されており、SLO (例えばある処理のレスポンスタイム3秒以内、など)を指定された定義に従って設定することにより、CPUリソース等の動的な再配分を自動的に実行することが可能です。さらにWorkLoad Manager(WLM)は Virtual Partitions (vPars) と統合運用することが可能であり、複数のvPars間でダイナミックにCPUリソースを移動することができます。
図1 は、4つのアプリケーションに対して、psets(processor sets)とPRMを用いて、リソースを割り当てている例です。 プロセッサーについて、psetsはアプリケーションに対して、CPUを占有して使うことができます。PRMはパーセントで使用しています。メモリとI/OについてはPRMで指定しています。PRM、psetsはスタティック(手動割り当て)ですが、WLMは、アプリケーションの負荷によって必要リソースをダイナミック(自動割り当て)に割り当てることができます。
図1 HP-UX リソースパーティショニング構成例
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HP-UX WorkLoad Manager(WLM) の機能
図2 の左の例はPRMを使用して、アプリケーションに対してパーセントでCPUの使用率を指定しています。WLMでSLOという目標値(たとえばDBなどのアプリケーションであれば、レスポンスタイム等)を設定すると図2 の右の例のように、目標値を達成できるように、それぞれのアプリケーションに対して、適切なCPUの割り当てが行われます。以下にSLOのコンセプトを紹介します。
SLOのコンセプト
PRMグループ
リソースを割り当てるグループ。このグループに対して、アプリケーションを割り当てます。
プライオリティ(優先順位)
PRMグループ間でのプライオリティを設定します。
SLOがActiveとなる条件
例えば、バックアップのアプリケーションが動作している時など、SLOがアクティブとなる条件を指定できます。
CPU使用の上限/下限
30/80など、上限下限が設定できます。
ゴール(目標値)
例えば、レスポンスタイム4秒以下などと設定します。
図2 HP-UX WorkLoad Manager(WLM) の機能
LMのデータコレクタ(Data Collector)とは?
データコレクタ(Data Collector)は、データを収集する仕組みです。Oracle DB、BEA WebLogic Serverなどの代表的なアプリケーション向けにtoolkitが用意されています。APIも用意されているので、アプリケーションに組み込むこともできます。アプリケーションとは別に、EMSからのイベント(たとえばCPUの使用率)からもデータを取り込めます。
データコレクタ(Data Collector)の種類/データの取り込み方法
Glance、Oracle DBやBEA WebLogic Server等のTool Kitsを利用
Library API
ユーザ作成
EMS(Event Monitoring Service) Monitor
標準出力からの取り込み(Shell、Perl等の出力)
WLMのプロセスフロー
図3 でWLMのプロセスフローをご紹介します。
データコレクタ(Data Collector)により、アプリケーションから稼動状況に関するデータを取り込みます。
コントローラ(Controller)は、データコレクタからの値と設定ファイルの目標値を比較します
CPUの割り当てについてのリクエストをアービタ(Arbiter)に渡します。
アービタ(Arbiter)は複数のコントローラ(Controller)からの要求を調整して、PRMの設定値を変えます。
アプリケーションは、そのPRMの設定値によって必要リソースを割り当てます。
このループが繰り返されることによって、目標とされる値に稼働環境が調整されます。 (デフォルトでループ間隔は30秒、最小1秒まで設定が可能です。)
図3 HP-UX WorkLoad Manager(WLM) プロセスフロー
vParsとの連携
WLMはひとつのOSイメージ内だけではなく、vParsと連携してCPUリソースを動的に移動することができます。図4 の例は、3つのvParsが構成され、それぞれのvParsの中でWLMが稼動しています。負荷状況はWLMグローバルアビータ(WLM Global Abiter)に通知されます。
WLM グローバルアビータにvParsの優先順位等をあらかじめ設定することにより、負荷が高いパーティションに対してCPUリソースを移動させることが可能となります。
図4 vParsとの連携
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