ただ、LVMの論理ボリュームのサイズは自由に変更可能ですが、その中に収容するファイル・システムのサイズを変更するには、ファイル・システムを一度アンマウントしなければなりません。HPが有償製品として提供するファイル・システム「HP
Online JFS」を利用することで、マウントしたままでのサイズ変更が可能になるため、アプリケーションを止める必要がなくなります。
またLVMは、HP-UXのEnterprise OEに含まれる「MirrorDisk/UX」との併用により、特別なハードウェアを使用せずにディスクのミラーリング(RAID1)やストライピング(RAID0)を実現できます。例えば1つの論理ボリュームの内容を複数のディスクにミラーリングすることで信頼性を高めたり、ストライピングすることでスループットを伸ばしたりできます。
ちなみにHP-UXでは、LVMのほかにもVxVM(Veritas Volume Manager)と呼ばれるベリタスが開発した論理ボリュームマネージャが標準装備されています。LVMにはないVxVMの特徴としては、ストライプミラー(RAID01)やRAID5によるディスクアレイを構成できる点や、複数のディスク・インタフェースを介した負荷分散機能などがあります。LVMとVxVMはひとつのシステムに共存することが可能で、LVMのディスクをVxVMに変換する手段も用意されています。
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